アルファードがいよいよフルモデルチェンジ!
高級ミニバンの代名詞的存在となっているのがトヨタ「アルファード」です。
現行モデルは2015年1月に登場しているため、まもなく8年が経過するロングセラーモデルですが、その勢いはとどまることを知らず、高級ミニバンの「絶対王者」として君臨し続けています。
そんなアルファードですが、いよいよフルモデルチェンジされることが噂されています。
その根拠となるのは、2022年11月時点で現行モデルの受注が停止していることです。2022年4月の段階で1年程度の納期が見込まれていたアルファードですが、これ以上の長納期化になると新型の生産計画に影響を与える可能性が出てきてしまいます。
つまり、2023年4月~5月頃には新型アルファードの生産が開始されることが濃厚であり、その前後で新型アルファードは発表・発売されると見られています。
当初は2022年4月頃のフルモデルチェンジが予定されていたと言いますが、半導体などの部品不足によって生産が滞ったことに加え、モデル末期となっても安定した販売台数を記録していることから、新型アルファードの発売時期が後ろ倒しになったそうです。
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新型アルファードはどう進化する?
モデル末期でありながら、高級ミニバンというカテゴリーの中では向かうところ敵なしといった状況のアルファードですが、新型ではどのような点が進化するのでしょうか。
現時点では、新型アルファードについて、トヨタからの公式なアナウンスはありません。
ただ、トヨタのフラッグシップ的存在とも言える最重要モデルであるだけに、2022年にフルモデルチェンジを果たした「ノア」や「ヴォクシー」、「クラウンクロスオーバー」に搭載される、最新の機能や装備が新型アルファードにも採用されることは間違いありません。
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具体的には、最新の「TNGA」プラットフォームの採用による静粛性や高速安定性といったクルマとしての基本性能の向上が期待されます。
さらに、高度運転支援技術である「トヨタチームメイト」の新機能である「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」や「アドバンストパーク(リモート機能付)」などが搭載されることが濃厚です。
パワートレインについては、クラウンクロスオーバーにも採用された2.4Lのターボハイブリッドと、ハリアーなどに採用されている2.0Lのガソリン、あるいはレクサス「RX」に搭載される2.4Lのガソリンターボなどがラインナップされる見込みです。
なお、現行モデルにラインナップされていた3.5Lのガソリンエンジンは採用されないと見られています。
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超豪華グレード&プラグインハイブリッド車も設定か
現行モデルでも、エントリーグレードと最上級グレードでは400万円以上の差があるアルファードですが、新型ではさらにバリエーション豊かなグレード展開になると予想されています。
当然のことながら、すべてのグレードで内装の質感も大きく向上することが期待されますが、新型アルファードではさらに、VIP仕様の超高級グレードが登場するというウワサも流れています。
現行アルファードでは「エグゼクティブラウンジ」という、2列目に豪華なキャプテンシートを備えた上級グレードがあり、主に法人ユーザーに人気を博していますが、新型ではそれをさらに超えるレクサス「LM」のような仕様が追加されるというのです。
レクサスLMは、主に中国などで販売されているアルファードベースの超高級ミニバンで、3列7人乗り仕様のほかに、2列4人乗り仕様をラインアップしています。
2列4人乗り仕様は、1列目と2列目の間に26インチの大型テレビを備え、冷蔵庫やマッサージ機能付きシートなども装備したショーファーカーで、新型アルファードの最上級グレードがこれに近い装備を搭載する可能性もあります。
ただ、レクサスLMが日本に導入されるというウワサもあり、これが事実であれば、それぞれの立ち位置をどのように整理するかが課題となりそうです。
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また、法人ユーザーからの需要の高まりを受け、ハイブリッド車だけでなくプラグインハイブリッド車がラインナップされる可能性もあります。
トヨタでは、2022年9月に発売された「ハリアー」や「RAV4」、11月に発表された新型「プリウス」でプラグインハイブリッド車が設定されていますが、プラグインハイブリッド車は派生モデルではなくグレードの中の1つという扱いになっています。
そのため、新型アルファードでも、プラグインハイブリッド車がグレードのひとつにラインナップされる可能性は十分にあると見られています。
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課題は納期。登場すれば爆売れ必須
新型アルファードについての詳細は、まだ不明なところが多いのも事実です。
一方、アルファードほどの実績のあるモデルであれば、予約受注開始とともに多くのオーダーが殺到することは間違いなく、実車を見てから決めることは事実上不可能かもしれません。
また、2022年11月に発売されたレクサス「RX」では、商談自体を抽選としている販売店も多く、「どれだけ納期が長くてもいいから購入したい」というユーザーにとっては厳しい状況となっています。
販売方式については、各販売店の方針次第ではありますが、半導体などの部品不足が解消しない限りは、簡単に手に入れられない可能性も高そうです。
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ただ、RXなどと異なり、アルファードは日本国内での販売が中心となっているため、その点はポジティブな要素と言えるかもしれません。
いずれにせよ、いち早く新型アルファードを手にするためには、早くから販売店とコミュニケーションをとっておくことが重要と言えそうです。
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文:ピーコックブルー
写真:トヨタ自動車
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