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世界でデザインが評価される「マツダ3」の本命グレードとライバル・カローラスポーツとの違いを解説

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世界でデザインが評価される「マツダ3」の本命グレードとライバル・カローラスポーツとの違いを解説

ゴルフや308に真っ向勝負するスタイリッシュハッチ
街中で取り回しやすく、必要十分な荷物を積み込め、家族を乗せての遠出もこなす。クルマに求められるこれらの要素をバランス良く備えているのが、Cセグメント(コンパクト-ミドルクラス)のハッチバックだ。欧州で長年販売のメインストリームとなってきたカテゴリーだが、日本車では伝統的にセダンが優勢だったこともあり、今なおセグメントの王道は「フォルクスワーゲン ゴルフ」や「プジョー308」など輸入車が多い。そんな中、国産で気を吐いているモデルの筆頭が「マツダ3」。

先代まで「アクセラ」の名前で国内販売されていたマツダ3は、2018年のフルモデルチェンジを機にデザインを一新。特にファストバックモデルのスタイリッシュなエクステリアは世界でも評価され、2020年の「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。今回は、このマツダ3ファストバックに注目していきたい。

美しさが自慢のマツダ3 タイプ別おすすめエンジンとグレードはこれだ!

スカイアクティブX は魅力的だがお値段は高め
まず、マツダ3ファストバックの価格帯は約222万円~369万円(税込価格)。パワートレーンは1.5L(111PS/146Nm)および2.0L(156PS/199Nm)の直4ガソリン、1.8L直4ディーゼルターボ(130PS/270Nm)、そして技術的な目玉である世界初の2.0L自己着火ガソリンエンジン(190PS/240Nm)にモーター(6.5PS/61Nm)を組み合わせたハイブリッドの「スカイアクティブX」という4種類が存在する。

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画期的なスカイアクティブXは、世界に類を見ない新技術で、所有してその走りを味わってみたいところだが、同等グレードで比べると、おおよそ2.0Lガソリン車より約70万円、2.0Lディーゼル車より約40万円割高となっている。その一方、燃費はディーゼルに一歩及ばず、純ガソリン車と違い燃料もハイオク指定となるなど、費用が嵩みそうな点は気になるところではある。

次に、1.5Lガソリン車には充実装備のグレードがなく、見切りの悪い交差点で左右から接近する他車を知らせてくれる「前側方接近車両検知 (FCTA)」が選べなくなるなど、安全面を含む装備に差がある点は要チェックだ。

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価格と装備のバランスがいい「プロアクティブ ツーリング セレクション」
これらを踏まえると、本命探しは2.0Lガソリンと2.0Lディーゼルのいずれかと考える人が多そう。両者の価格差は約30万だが、燃費はFFのAT車で比べると15.6km/L対21.5km/Lとディーゼルの圧勝。そして、軽油は20円/L程レギュラーガソリンより安いから、レギュラーガソリンが170円/L、軽油が150円/Lで年間1万km走ると仮定すると、およそ7年強で元が取れる。さらに、ディーゼルはトルクフルな走りも楽しめることを考えると、ディーゼルの人気が高いのも納得だ。

では、ディーゼル車(279万円~328万円)の中でオススメのグレードは何だろう。まずFF車で装備を見るとエントリーレベルの「Proactive(プロアクティブ)」(279万円)と、一つ上の「プロアクティブ ツーリング セレクション」(291万円)の差は、車線維持をアシストする「クルージング&トラフィックサポート」、パワーシートおよびステアリングヒーター等で、12万円の上乗せが安く感じる程だから「Proactive Touring Selection」の方がベターだろう。さらにひとつ上の「L Package」(297万円)では本革シートが奢られるが、なぜかスーパーUVカットガラスはオプションになってしまう。

価格と装備のバランスがいいのは「プロアクティブ ツーリング セレクション」。ちなみに同グレードは、18インチホイールが標準装備となるが、マイナス4.4万円で16インチホイールを選ぶことができ、こちらの方が乗り心地の面では有利で、燃費も21.5km/Lへと向上する。見た目より機能重視という方はこのような選択肢もあるだろう。なお、雪国にお住まいの場合など4WDが必要な場合、車両価格は約23万円差(車両価格約315万円)となる。

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ライバルのカローラスポーツと比べると
次は少し視点を変えてライバルとの比較をしてみよう。といっても、Cセグハッチの国産モデルという括りだと、比較対象となるのは「トヨタ カローラスポーツ」のみと、いささか寂しい状況。そして、290万円の予算だと、カローラスポーツでハイブリッドの最上位グレード「G”Z”」に手が届く。その燃費は25.6km/Lでディーゼルのマツダ3と比べると4.0km/Lの差でハイブリッドが優れる。ただし、ディーゼルの方が燃料代は安価なため、ここは判断が分かれるところだ。

室内寸法はマツダ3の1820mm×1490mm×1160mmに対し、カローラスポーツは1795mm×1510mm×1155mmと、縦方向の余裕はマツダ3が優っている。そして、運転支援システムもマツダ3がブラインドスポットモニターを標準装備するのに対し、カローラスポーツでは全車オプションという違いがある。このあたりも判断材料となるだろう。

>>トヨタ カローラスポーツのカタログ情報をチェックする
>>トヨタ カローラスポーツハイブリッドのカタログ情報をチェックする

燃費が向上した2022年2月以降のモデルは中古車市場では希少
最後に中古車はというと、2021年式の認定中古車が240万円台で見つかるので、こちらも十分検討に値する。ただし、マツダ3は2022年2月に一部商品改良を受けており、ディーゼル車は燃費が改善(FF車で19.8km/L→21.5km/L)している。一部改良後のモデルはまだ中古車市場にはほとんど出回っていない状況だ。

>>マツダ3 ファストバックの中古車相場をグラフで見てみる

文:carview! 編集部
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みんなのコメント

330件
  • 現実的にはカローラの方が売れている。
    マツダ3は良い車だろうが、販売面では平凡なイメージだ。
    あと、スバルインプレッサやホンダシビックもあるのでは?
  • 良い車と思うがイマイチ売れてない。
    買わない人たちから絶賛される車なんだよなぁ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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