新車よりはるかに安い中古ホットハッチ
けさ公開した「ホンダ・インテグラ・タイプR(DC2)に試乗 『前輪駆動の英雄』と評価」はご覧になっただろうか?
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これに合わせて、AUTOCAR英国編集部は、徹底して遊べる(そしてなおかつ新車よりはるかにお買い得な)FFモデルを選んでみた。
フォルクスワーゲン・ゴルフGTIクラブスポーツS
価格の高い未登録車は無視しておき、わずか走行距離800kmの車両が£39,995(564万円)で見つかるという点に注目したい。
最もホットなフォルクスワーゲン・ゴルフは、後席を取り外し、ロールゲージを装着している。ニュルブルクリンクでのラップタイム短縮を軸に設計されているが、英国の郊外路でも十分楽しめる。
フォード・フォーカスRS500
販売されている個体は極めて少なく、新車当時の価格を中古車でも維持しているものの、じっくり探す価値はある。
2代目フォード・フォーカスRSは、直列5気筒エンジンの最高出力が304psから350psへと引き上げられていた。フロントタイヤの消耗が激しい点は悩みどころだが、柔軟で面白いクルマだ。
ミニ・クーパー
£10,000(141万円)以下となると、12万km程の走行距離の車両となり、ボディもそれなりにヤレている場合が多い。
信じられないほど速く走ることができる、FFのクルマの元祖と言えるミニ・クーパーは、驚くほど懐が深く、ステアリングフィールは素晴らしい。
同等の俊敏性を持つモデルはほとんど見当たらない。
ルノー・メガーヌ・トロフィーR
英国で見つけた1台は£18,000(254万円)の価格だったが、飛びきりの感覚を味わうことができるクルマだった。
わずか30台のみ英国に輸入されたメガーヌ・トロフィーRは、ホットハッチとしてのメガーヌの主役格だ。素晴らしいハンドリングは特筆すべき点。R26.Rも注目だ。
プジョー306ラリー
このクルマは比較的安価だが希少価値も高い。くたびれたクルマなら£1,000(14万円)~£4,000(56万円)の価格帯で購入が可能で、このテスト車両は走行距離16万km、£2,900(41万円)だった。
1996年式の306GTi-6は、恐らく1990年代のベストホットハッチに位置付けられる。しかし、より軽量で、攻めていけるラリーモデルは、1999年の英国仕様だ。
フォード・レーシング・プーマ
非常に珍しいが、探す価値のあるクルマだ。
£14,000(197万円)程準備すれば、手入れの行き届いた、走行距離10万km弱のクルマを手に入れることができる。
恐らくわたしが運転した前輪駆動車の中で、ベスト2に位置づくモデル。販売に苦戦し、オーナーを見つけることができたのは、500台にも満たない。センセーショナルなモデルではあったのだが。
ルノー・クリオ172カップ
65,000kmの走行距離で£4,000(56万円)。状態が良いクルマを見つけるのは難しいが、このテスト車両はわずか2オーナーの個体だ。
2002年の発表時は、通常よりも薄いガラスが使われ、ABSと防音材は省かれる一方で、ローダウン・サスペンションが装備される、本気のモデルだった。車重は1020kgで、状態が良ければ非常に面白い。
ミニ・クーパーSワークスGP
玉数はいくらかあるが、状態の良いワン・オーナーで、走行距離60000kmのクルマなら、£17,000(240万円)程度で見つかる。
GPは走り屋のためのモデルだ。エンジンの出力向上はわずか8psだが、リアサスペンション周りで15kg、ホイールで8kgを含む、トータル50kgの軽量化が図られている。
価格は約£22,000(310万円)ではあるが、スリリングなドライビングができる。
プジョー205 GTi 1.6
20年寝かされていた、3オーナーで走行距離90,000kmのクルマが£9,500(134万円)。
これは最高のフロンド・ドライブのモデルという認識が一般的だが、ホンダ・インテグラ・タイプRの方がより良いというのがわれわれの見解。
ただし状態の良い205が、£38,000(536万円)もの値段で売られていたことには目を疑った。
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