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日産の小型SUVに新顔登場! 新型「マグナイト」と「キックス」はどこが違う?

掲載 更新 6
日産の小型SUVに新顔登場! 新型「マグナイト」と「キックス」はどこが違う?

■新型マグナイトは「Vモーショングリル」非採用

 SUVブームのなかでも、昨今とくに注目を集めているのがコンパクトSUVです。

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 トヨタ「ライズ」や「C-HR」、ホンダ「ヴェゼル」など、さまざまなモデルがラインナップされていますが、日産は4mを切る小さなSUVとして新型「マグナイト」を発表しました。

 現在日産には、コンパクトSUVとして「キックス」がありますが、マグナイトとキックスにはどのような違いがあるのでしょうか。

 新型マグナイトは、BセグメントのSUVを再定義するモデルとして、インドで2021年初頭に発売される予定です。

 新型マグナイトは全長4m以下のサイズで、日産ではもっとも小さいSUVとされています。

 ボディサイズの詳細は明らかになっていませんが、同じく全長4mを切るライズのサイズが全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmというサイズであることから、マグナイトも同じくらいのサイズではないかと予想されます。

 一方のキックスは、2016年にブラジルで発売されてから、北米や中国、東南アジアなどで販売されています。

 2020年5月にはタイでビッグマイナーチェンジモデルが世界初公開され、同年6月に日本で発売されました。なお、キックスはタイで生産され、日本へ輸入されています。

 キックスのボディサイズは全長4290mm×全幅1760mm×全高1610mmと、全長は比較的短いといえるものの、全幅は1700mmを超えていることから3ナンバーサイズとなり、新型マグナイトよりひと回り大きなボディとなっています。

 新型マグナイトの外観は、大胆で斬新なデザインです。八角形の力強い印象の大型グリルを装着し、シャープなLEDヘッドランプとL字型のデイタイムランニングライトを採用してスポーティなイメージとしました。

 インテリアは運転席と助手席の空間が広く、ゆったりとした室内空間を実現。後部座席はひとクラス上のクルマに匹敵するような足元のゆとりある空間を確保しています。

 8インチのタッチスクリーンを持つインフォテイメントシステムはApple CarPlayとAndroid Autoに対応し、メーターには同セグメントでは画期的な7インチのTFT液晶ディスプレイを採用することでプレミアムな室内空間を演出しました。

 キックスの外観は、大型の「ダブルVモーショングリル」を装着。ルーフが浮いたように見える「フローティングルーフ」やブーメラン型のランプ類など、最新の日産デザインが取り入れられました。

 内装は、上質感のあるモダンプレミアムな空間で、使いやすくグルーピングされたレイアウトとしています。

 キックスのグレードは2つですが、その違いはインテリアカラーです。

「Xグレード」のシートは、クロスと合皮の組み合わせによる実用的なアクティブさを、「X ツートーンインテリアエディション」のシートはツートーンカラーシートによるファッショナブルな仕上げとなっています。

※ ※ ※

 新型マグナイトの八角形の大きなグリルは、日産が新興国で展開している「ダットサン」ブランドのデザインを踏襲しているように見えます。

 日産ブランドではキックスのようなVモーショングリルを採用したモデルがほとんどですが、2020年9月16日に初公開された新型「フェアレディZ」のプロトタイプもVモーショングリル非採用です。

 今後の日産は、新たなデザインのモデルが増えていくのかもしれません。

■新型マグナイトとキックスはパワートレインにも違いが!?

 パワートレインにおいても、新型マグナイトとキックスでは違いがあります。

 新型マグナイトに搭載されるのは、新開発の1リッターターボエンジン(HRA01)で、トランスミッションは5速MTとCVTが用意されています。

 この1リッターターボエンジンには、「GT-R」などにも採用されているミラーボアシリンダーコーティング技術が取り入れられており、エンジン内部の抵抗を低減し、スムーズな加速と燃料の効率的な使用を可能にしました。

 対するキックスのパワートレインは、1.2リッターエンジンに「e-POWER」を組み合わせたハイブリッドです。

「ノート」や「セレナ」にすでに採用されているe-POWERですが、初めてSUVに搭載されるとともに、海外でも販売されるモデルとしても初めての採用となります。

 キックスでは、e-POWERの最大出力を約20%向上させて中高速域の力強さを高めたことで、幅広いシーンにおいてパワフルでキビキビした走りが楽しめます。

 また、発電用エンジンの作動タイミングの制御を最適化することで、エンジンの作動頻度を減らし、高い静粛性を実現しました。

 新型マグナイトの駆動方式ついては、2020年10月の発表時点で公表されていません。

 その一方で、荒れた路面でも安心して走行できるように、最低地上高は205mmを確保するとともに、バンパー下部にシルバーのスキッドプレートを装着。

 さらに、ヒルスタートアシストが搭載されることから、悪路での走行も想定されているようです。

 なお、キックスの駆動方式は2WD(FF)のみとなっています。

 先進安全機能では、新型マグナイトは「クルーズコントロール」やブレーキング時の安心感を高める「ABS+EBR」、「車両動的制御(VDC)」、「トラクションコントロールシステム」、「ヒルスタートアシスト」などに加え、クルマの周囲にある障害物を見やすくするアラウンドビューモニターを搭載しています。

 キックスは、運転支援技術「プロパイロット」を全車標準装備していますが、これは日本仕様のみです。

 ミリ波レーダーの採用によって、より遠くの先行車の状況を検知し、スムーズな制御をおこなうことで、ドライバーをアシスト。

 また、前方の状況を監視し、車両や歩行者との衝突回避・衝突による被害軽減を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」なども、日本仕様には標準装備されています。

※ ※ ※

 新型マグナイトは、前述のように2021年初頭にインド市場へ投入され、その後ほかの地域での発売を予定しています。

 気になる日本での販売ですが、日産によると2020年10月時点で日本導入の予定はないということです。

 キックスもグローバルモデルとしてさまざまな国と地域で販売されますが、新型マグナイトが投入されるインドでは、同じキックスという車名でデザインも似ているものの、プラットフォームが異なるインド仕様のキックスが販売されています。

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みんなのコメント

6件
  • 日本で売らない途上国用の車 日本で納車がまだまだ先の途上国用の車。
  • 日産子会社で有る(インド)ダットサンの顔しているのがマグナイト、何故ダットサンの顔しているのに日産で発表したのか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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