新型スバル「レヴォーグ レイバック」に、小川フミオが青森で乗った!
お買い得感が強い
スバル レヴォーグ レイバックの最新モデルに、2025年1月に試乗した。ステーションワゴン専用モデルであるレヴォーグの車高をややあげて、SUVテイストを加味したモデルで、乗り心地も上質。ドライブが楽しめるモデルだ。
レヴォーグ レイバックは、23年10月に追加発売された。ベースになっているレヴォーグに対し、全高を70mm上げるとともに、最低地上高を55mm持ち上げている。
24年12月には、運転支援システムを改良。「ドライバーモニタリングシステム」と「ドライバー異常時対応システム」の連携強化で、ドライバーのわき見や居眠りを車両が検知すると、後者のシステムが作動。減速制御やハザードランプ点滅などが開始される。
アイサイトの「車両中央維持制御」と「先行車追従操舵制御」も改良が施された。操舵感に関するもので、直線走行時は軽め、小さなカーブや白線付近での走行時は重めとし、安心感を高めている。
レヴォーグ レイバックは、これまで何回となく、ワインディングロードや高速を含めた一般道でのドライブを経験している。いつ乗っても、いいクルマだなぁ、と、思わせるドライブフィールが特徴的だ。
今回試乗したグレードは「リミテッドEX」。青森の八甲田山連峰の酸ヶ湯温泉から市内までがコースだ。路上には積雪がほぼなかったので、山中のワインディングロードを気持ちよいペースで走らせられた。周囲は高い雪の壁で、東京から出かけていった身には、ある種、幻想的な光景のドライブだった。
レヴォーグ レイバックは、レヴォーグより15mm伸ばした全長と、25mm拡大した全幅のボディに、1795cc水平対向ガソリンターボエンジンを搭載。CVT(無段変速機)と全輪駆動システムを組み合わせている。
そもそも、“先進安全”“スポーティ”それに“ワゴン”というのが、レヴォーグの3つの価値とされており、加えてレイバックは“自在性”と“上質さ”を盛り込んだとされる。
「疲れることなく遠くまで走れる、という(「レヴォーグと)同じコンセプトで開発しました」
足まわりの統括しているスバルの技術者は、青森市内でそう解説してくれた。
レヴォーグ レイバックに乗り込んで感じたのは、足まわりのよさだ。簡単な言葉にすると、“ビシッ”としているという印象を受けた。別の言葉を使うと、乗員の姿勢は終始フラット。アクセルペダルのオンオフやブレーキを踏んだとき、それにカーブでステアリングホイールを切り込んだときの車体の動きがまことに気持ちよい。
「こだわったのは、サスペンションの設定です」と、前出の技術者は述べる。「欧州車に負けない操縦性と快適性の両立をめざした」という言葉にウソはない。
「もうひとつは、高速道路などを長い距離走っても疲労感をおぼえないようにすること」だそうだ。高速での疲労の大きな原因は、不安感に起因するという。ステアリングホイールの操舵を神経質に行うと、結局、車両が蛇行することになり、それが不安感をあおる原因となる。
そのため、路面の凹凸などにより車両の動きが影響を受けることを抑え、車両がまっすぐ走っている印象でもって、不安感を払拭してもらう。非線形(バリアブル)のステアリングは避け、コンスタントレシオを採用。これも、スポーティな運転に慣れていないドライバーの安心感につながるそうだ。
一方、小さな舵角で車両が反応する、“スバルといえば走り”というファンの期待にも応えている。それは私も、青森でのドライブで強く感じた。バランスが良いのだ。
「運転にそう慣れていない人にもどんどん乗っていただける設定」というのがレヴォーグ レイバックのセリングポイントという。
欲を言わせてもらえば、内装の仕上げだろうか……もう少し、色使いとかで、ボルボ車的なソフトな印象を与える仕様が出てくると市場がより拡大するように思える。
レヴォーグ レイバックは¥3,993,000からの価格設定。性能面から日本市場でのライバルというと、新型フォルクスワーゲン「パサート」(¥5,248,000~)が、すぐ思い浮かんだが、あちらはあいにく価格的にはクラスが違うかもしれない。レヴォーグ レイバックは、お買い得感が強い。車高も立体駐車場に入れられるし利便性も高い。乗らないでいるのはもったいないクルマだ。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.) 編集・稲垣邦康(GQ)
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今でもSGPTに1.8ターボでほぼ同じだし