フォルクスワーゲン ザ・ビートル (ハッチバック) 「1200ccでも十分？」のユーザーレビュー

1200ccでも十分？

2015.12.28

総評

何と言っても独特のスタイル、そして日常使いから長距離ドライブも何不自由なく快適に、容易にこなし、イニシャルコストもランニングコストもリーズナブルなレベル。
デイーゼルやハイブリッドも良い点は沢山あると思いますが、排気ガスやバッテリーの心配がないシンプルな構造のガソリン車で小排気量のターボ車が、年間1万キロ以下の日常的な使い方ではベストバランスではないかと思う。
車の購入を検討する時には、常に一つ上のクラスで下位グレードの車を選定してきましたが、その方が満足度も高い結果になっています。例えば、BMWなら3より5、VWならポロよりゴルフといった具合です。
国産コンパクト車との比較はしませんが、小排気量のターボ、マルチリンク、多段トランスミッション、ボディ剛性など乗ってみて全ての点で差を感じるドイツ車の実力です。

満足している点

他には無い独特のスタイルが売りの車ですが、使い勝手を犠牲にすることもなく、普通に使える車で、性能、経済性、乗り心地など全ての点でバランスが取れていて、非常に使いやすい。
また、ボディのしっかり感は非常に高く安全面でも安心出来る車で、目に見えない本質的な部分にコストをかけており、設計思想のこだわりを感じる。
軽自動車の事故では、何故これほど壊れるのかといつも感じており、経済性では非常に優れていると思うが、農業用のトラック以外は購入する気にはなれない。
最近の車は多くの安全装置が導入されているが、万が一の事故で、どの車が軽症で済むのか、毎年の事故の状況を知りたいと思うのは私だけでしょうか。

不満な点

不満というほどでは無いが、2ドアのためドアサイズが大きく、狭い駐車場では乗り降りがしにくいのではと思うが、承知しての話なので問題なし。

デザイン

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走行性能

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娘の車で、フィットよりビートルに乗り換え、1200ccターボですが、普通に乗ってるには十分なパワー、大きな排気量の車でなくても十分です。またパワーが100PSとさほど大きくないためか、DSGとの相性もいいようで発進時のギクシャクもなく、DSGの優位点であるダイレクト感に満足。
基本はゴルフと同じで取り扱いやすいサイズですが、前後の見切りは悪いです。

乗り心地

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プラットフォームはゴルフと同じで、リヤはマルチリンク、フィットのトーションビームと大違いの乗り心地です。マルチリンクの優位性を実感すると国産に多いコストダウンのトーションビームの足の短さには不満を感じる。この足回りは硬くもなく柔らかくもなく、絶妙のバランスになっている。
同じビートルの2000ccのターボ車がどれだけの実力なのか、乗って見たいという興味を感じます。
この1200ccでもターボの効きが効果的なのか上り坂でもエンジン音の増加も少なく快適、同じ1200ccのポロとはエンジン音だけでなくDSGの防音も良くかなりの違いを感じる。

積載性

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スタイル優先の車で積載性は期待できないが、日常的な積載は何ら不満は感じない。
後部座席を倒せば2つのゴルフバックが積めるので、頻度の少ないゴルファーなら不満を感じないと思う。
物入れとして余計なものをトランクに入れて重量を増やし、燃費を悪化させることも無いのは逆に言えば良いのではないか。

燃費

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燃費は通勤で14km程度と良く、1300ccのフィットと同じレベルで1400ccのゴルフよりかなり良い、長距離は18km程度でハイオクでもさほどの負担にはならなく、ハイブリッドほどではないが十分に満足できるレベル。

価格

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故障経験

当然ですが、新車1ヶ月では、今のところは何もなしですが、乾式のDSGの耐久性に不安を持ってます。