2014年8月
■2014年8月
フォルクスワーゲングループジャパンは、コンパクトカーのポロに、外観デザインを変更したほか、クラス最高水準の安全・快適装備を搭載するなどの改良を加えた新型ポロを、2014年8月25日に発売した。
新型ポロの外観はこれまでのモデルのデザインを踏襲しているが、フロントグリルや前後のバンパー、ヘッドライトやテールランプのデザインが変更され、水平基調のラインを強調したフォルクスワーゲン最新のデザイントレンドに沿ったものとされた。ゴルフと同じような顔になったというほうが分かりやすい。
インテリアもゴルフと同じタイプのステアリングホイールやメータークラスターを採用したほか、ドアトリムにもクロームを施すなど、質感の高い室内空間を作っている。新しいインフォテイメントの採用に合わせてセンターコンソールのデザインも変更され、新デザインのシートと合わせて新鮮で落ち着きのある雰囲気を作っている。
搭載エンジンは1.2リッターのTSI(直噴ターボ仕様)で変わらないが、新設計によって4バルブDOHC化され、66kW(90ps)/160N・mを発生するとともに、乾式デュアルクラッチを搭載したオートマチック7速DSGとの組み合わせに加え、アイドリングストップシステム(スタート/ストップ)やブレーキエネルギー回生システムにより、JC08モード燃費も22.2km/Lと約5%向上した。
装備では、ゴルフ7に採用された各種の安全装備がポロにも採用されている。ミリ波レーダーで前方車両を検知し、衝突の危険を警告したり、衝突の軽減や回避するプリクラッシュブレーキシステムのフロントアシストプラス、二次衝突を防ぐマルチコリジョンブレーキシステム、ドライバー疲労検知システムなどがこのクラスでは初めて全車標準装備された。
前方の車両との車間をレーダーで監視し、自動的に加減速を行って車間を調節するアダプティブクルーズコントロール(ACC)もオプション設定され、ドライバーの長距離走行の負担を軽減する。ギアをバックに入れると、モニターに車両後方視界が写し出されるリヤビューカメラもポロとして初めて搭載した。
快適装備では新世代のインフォテイメントシステムを搭載している。
■2014年10月
フォルクスワーゲングループジャパンは、2014年8月に発表した新型ポロの最上級モデルとして、優れた環境性能とGTカーにふさわしいスポーティな走行性能を両立したブルーGTを2014年10月6日に発売した。
新型ポロのブルーGTは環境とスポーティさの両立という開発コンセプトに基づき、ブルーモーションテクノロジーやACT(アクティブシリンダーマネジメント)を採用した1.4リッターの4気筒TSI エンジンを搭載する。
ACTは無負荷運転時に4気筒のうち2気筒を休止して燃費を向上させるもので、今回の仕様は最高出力を7kW(10ps)向上させて110kW(150ps)を発生するようになった。トランスミッションは7速DSGが組み合わされる。
これによってJC08モード燃費は21.3km/Lから21.5km/Lへとわずかながら向上し、エコカー減税(取得税/重量税)も100%減税を取得するなど優れた環境性能と走行性能を両立している。
新型ポロのブルーGTは、外観デザインも標準車と差別化されていて、空力特性に優れた専用のフロントおよびリヤバンパーと、標準仕様に比べて15mmローダウンした専用スポーツサスペンション、17インチダブルスポーク・アルミホイールを装着する。
先進の安全装備はフロントアシストプラスを標準装備、アダプティブクルーズコントロールをオプションで用意している。
2015年1月1日には価格改定を行った。
■2015年2月
フォルクスワーゲングループジャパンは、ポロのトップグレードとしてスポーツモデルのGTを追加し、2015年2月10日に発売した。
新型ポロGTIは、専用グリルなどのスポーティなデザインや17インチのアルミホイールの装着などによって標準モデルとは異なるスポーティな外観デザインで与えられ、インテリアも専用のパドルシフト付き3本スポークのマルチファンクションステアリングホイールが採用されている。
搭載エンジンは新たに1.8リッターに排気量アップしたTSI(直噴+インタークーラー付きターボ仕様)エンジンを搭載することで、動力性能はパワーを141kW(192ps)に向上させるとともに、トルクは従来の1.4リッターのTSIエンジンと同じ250N・mながら、発生する回転数を1250回転からと低くすることで、発進直後から力強い加速を実現している。
組み合わされるトランスミッションは7速DSGのみの設定で、アイドリングストップ機構やブレーキエネルギー回生システムの採用と合わせ、動力性能の向上にもかかわらず燃費は従来に比べて4%の向上となる17.2km/Lを達成している。なお、年内にマニュアルトランスミッション仕様車を導入することも同時に発表された。
新型ポロGTIには新しい安全装備も備えられ、2時間を超える長距離運転やドライバーの疲労を感知すると、警告音と警告灯で休憩を取るように促すドライバー疲労検知システムや、追突された場合に時速10km/h 以下になるまで自動ブレーキで減速させて追突による二次被害を軽減するマルチコリジョン ブレーキシステムを標準装備している。
また機能装備として、車両後方の状況をモニターに映し出すリヤビューカメラと、雨滴を感知して自動的にワイパーを作動させるレインセンサーやオートライトシステムなどを標準装備している。
■2015年4月
フォルクスワーゲングループジャパンは、ポロのトップグレードとしてスポーツモデルのGTを追加し、2015年2月10日に発売した。
新型ポロGTIは、専用グリルなどのスポーティなデザインや17インチのアルミホイールの装着などによって標準モデルとは異なるスポーティな外観デザインで与えられ、インテリアも専用のパドルシフト付き3本スポークのマルチファンクションステアリングホイールが採用されている。
搭載エンジンは新たに1.8リッターに排気量アップしたTSI(直噴+インタークーラー付きターボ仕様)エンジンを搭載することで、動力性能はパワーを141kW(192ps)に向上させるとともに、トルクは従来の1.4リッターのTSIエンジンと同じ250N・mながら、発生する回転数を1250回転からと低くすることで、発進直後から力強い加速を実現している。
組み合わされるトランスミッションは7速DSGのみの設定で、アイドリングストップ機構やブレーキエネルギー回生システムの採用と合わせ、動力性能の向上にもかかわらず燃費は従来に比べて4%の向上となる17.2km/Lを達成している。なお、年内にマニュアルトランスミッション仕様車を導入することも同時に発表された。
新型ポロGTIには新しい安全装備も備えられ、2時間を超える長距離運転やドライバーの疲労を感知すると、警告音と警告灯で休憩を取るように促すドライバー疲労検知システムや、追突された場合に時速10km/h 以下になるまで自動ブレーキで減速させて追突による二次被害を軽減するマルチコリジョン ブレーキシステムを標準装備している。
また機能装備として、車両後方の状況をモニターに映し出すリヤビューカメラと、雨滴を感知して自動的にワイパーを作動させるレインセンサーやオートライトシステムなどを標準装備している。
2015年4月23日にはTSI コンフォートラインをベースに、“ラウンジのように落ち着いた上質な空間と洗練された都会的な装い”をコンセプトに、LEDヘッドライトや専用アルミホイールなどを装備した特別仕様車「ラウンジ」を1000台限定で発売した。
■2015年6月
フォルクスワーゲングループジャパンは、コンパクトカーのポロのスポーティモデルであるGTIに、ワーゲン車としては6年振りとなるMT車を設定し、2015年6月11日に発売した。
ワーゲンはこれまで、ツインクラッチのDSGを中心にラインナップしてきたが、ドライバー自らがクルマを操る喜びや楽しみを感じたいとするユーザーも確実に存在することから、MT車を復活させることになったもの。
ポロGTIに搭載されるのは、フォルクスワーゲン製のユニークな3軸構造を持つ6速MTで、MTの搭載に合わせてエンジンの出力特性をチューニングしている。最高出力の数値は、141kW(192ps)で変わらないが、6速MT車ではピークパワーを7速DSGモデルより1100rpm低い4300rpmから6200rpmまでの幅広いレンジで得られる設定とした。
また最大トルクは、6速MTの許容範囲に収まる320N・mとされている。7速DSG車が250N・mあることから考えると、DSG車に比べて格段に爽快なドライビングプレジャーを楽しめる。
ポロGTIの6速MT車には、ドライバーの好みでサスペンションのセッティングを自由に変更できる“Sport Select”シャシー付きスポーツパフォーマンスキットを標準装備している。センターコンソールにあるスイッチにより、ショックアブソーバーのダンピング特性をスポーツとノーマルに切り替えられる。ステアリング特性やエンジン音なとも切り替えられる仕組みだ。