06年11月に02モデルのVW Passat V6 4motionから代替えして3年半が経過しました。
これまでセダンをずっと乗り継いできたので
2010.5.17
- 総評
- 06年11月に02モデルのVW Passat V6 4motionから代替えして3年半が経過しました。
これまでセダンをずっと乗り継いできたのですが、2頭目の愛犬(四国犬=中型犬で、主に狩猟に使われる)の追加?で、ステ-ションワゴンが必要となりました。職場が某国産自動車メ-カ-の系列会社なので、輸入車はVWしか乗れず(2000年まではAudiもOKだったが、今は乗れない)、選択肢がPassat Variant しかなく、V6 4motionを購入しました。
現行の『3C』タイプは2006年4月に日本デビュ-していますが、Variant V6 4motion は夏以降の販売となり、9月初めに注文書を交わしたのですが、ボディ-カラ-が特殊?なア-ティクブル-シルバ-だったので、本国生産の為、納車まで2カ月(本来は3カ月だったのですが、無理を言ったら2カ月になった)を要しました。
3年半乗っての印象ですが、エクステリアは控えめで自らを主張していないのが潔いのですが、裏を返せば、輸入車としての存在感が薄い様に思います。
質感の良いインテリアは、シンプルにまとめられていますが、必要な装備は揃っており、代替え前のPassat(3B)、その前のAudi A4(8D)と操作系が基本的なところは変わってなく、違和感なく乗り換えられました。
エンジンは3.2Lだけあってパワ-があり、高速道では気分良く走れますが、STOP&GOの多い市街地では低回転でのトルクが薄いのでストレスを感じる事があります。
乗り心地は固めですが、路面の凸凹を忠実にトレ-スしており、収束が適時な分、個人的には不快には感じません。が、ゲストが同乗した時は、感じ方は真逆でこの乗り心地は歓迎されません。(高級ではなく高額の日本車しか乗ったことのない人には不評です。)
燃費は、3.2Lで、しかも4motionなので最初から期待していませんでしたが、市街地で冬場は8キロ弱、夏場のエアコン使用時は7キロ弱、高速道では10キロ強で、以前乗っていた3BタイプのV6 4motion(2.8L)と殆ど変りません。排気量が400cc大きくなっただけに良いとするべきでしょう。ただし、妻のA3 1.4Tと比較すると半分くらいです。(パワ-は倍ありますが・・・)
トータルでは充分満足のいくレベルにあり、『さすが、VW!』と思わせるクルマです。
とりあえず次回車検までは乗る予定ですが、今年限りでVGJと某国産自動車メ-カ-が販売契約を解消することが決まっているので、今後VWを購入出来なくなる可能性があり、そうなる前に代替えする事になるかも・・・。ただ、次期Passatは日本での販売は、早くても来年春以降になりそうなので、候補になりそうなのは、Variant R36 ぐらいです。R36は同じ3Cでもあり、モデル末期なので、実際に代替えすると考えたら『???』です。2頭の愛犬を乗せる(運ぶ?)と言う目的から、ステ-ションワゴンが絶対条件なのですが、代替えするVWがありません。とは言え、某国産自動車メーカーのクルマにする気は全くないのも事実なので、今は情勢見極め中です。
- 満足している点
- ○ア-クテックブル-シルバ-のボディ-カラ-
青みかかったシルバ-で、晴天時やくもり等の天候によって色合いが変わって見えます。
公道を走っていて、同じ色のパサヴァリ(セダンも同様)には、ごくたまに(3年半で両手で数えられる程)すれ違う事程度です。
購入時、県内でこのボディ-カラ-は、第一号だった(販売店スタッフ誰ひとりとして現車をみていなかった)ので、ギャンブルではありましたが、2カ月待った甲斐がありました。その分、下取りは大きく下がりましたが・・・。
○信号待ちや渋滞時に活躍するオ-トホ-ルド機能
STOP&GOの多い日本の道では、大変便利な機能です。購入当初は、タイミングが掴めず停車寸前に急ブレ-キを踏んだ様な感覚に戸惑いましたが、慣れればこんなに便利な機能はありません。ただ、イグニッションOFFの度にホールドスイッチをONにするのは手間ですが・・・。
2年経過した時に、電子ブレ-キのスイッチに不具合がありクレ-ム修理になりましたが、その後は問題なく機能しています。
○ベッドになる荷室
リアシートを畳めば、長さ2m、幅1mの空間が出来るので、マットレスを敷けば夫婦二人寝れる程度のベッドが出来ます。このシチュエ-ションは、年に1~2回程度ですが、車中泊が出来るので目的地を決めない旅行には最適です。
○販売店の対応
お世話になっている販売店は、このクルマで3台目になり、付合いは15年目に入りました。担当スタッフも14年間同じなので、多少?の無理も聞いてくれます。トラブル時も迅速に対処してくれ、その際の代車もこちらが乗りたい試乗車を用意してくれます。
サ-ビス面は予約重視なので、予約をすれば必ず時間内にメンテナンスは完了するので、待ち時間も少なくてすみます。また、不具合時には、丁寧な説明があり、修理後に交換部品を持ってきて不具合箇所を見せて再度説明してくれます。
サ-ビス工場内は、整理・整頓が出来ていてゴミが落ちてなく、オイル交換などでクルマから取外したアンダ-カバ-やドレンボルト等は床に直(じか)置きではなく、専用の台に置かれていて、ショ-ル-ムから自分のクルマの作業を見ている時でも、不快感を感じません。母体がトヨタ系だからでしょうか、CS(お客様満足度)には力が入っている様に思います。
- 不満な点
- ▲低速トルクの薄さ
本来、回してナンボ?のエンジンなのでしょうか、2000回転前後の常用範囲でのトルクの薄さが気になります。STOP&GOの多い街乗りでは、思うように走ってくれないので、ついつい回してしまいます。
一人で乗っている時はいいのですが、家族やゲストを乗せている時は、3000回転越えてからのエンジン音にびっくりする人もいます。個人的には好きな音ですが、回せば当り前に、燃費は悪くなります・・・。
▲ほんのチョット大きめボディサイズ
私は20年間このクラスのクルマを乗り継いできたので全然気になりませんが、妻はこの大きさ(特に全長)が嫌で、全く運転しません。妻用に軽自動車(ミツビシekワゴン)があるので、普段の足代わりには軽自動車を使っていますが、長距離の旅行等は、私一人で運転するはめに陥ります。なので、ekワゴンの車検を期に、Audi A3に代替えし、徐々に大きさに慣らしていく作戦?をとっています。
▲ウッドパネル?の質感
内装はシンプル&機能的にまとめれれていて、好印象を受けますが、ウッドパネルの質感がチ-プです。カタログ上では、ウッドパネルと表記してありますが、どう見てもウッド調にしか見えません。アッシュトレイ(灰皿)の蓋も側面(断面)から見ると、ウッド調にしか見えません。
一つ前のモデル(3B)の時も感じましたが、その時以上に現行(3C)はチープ度合が深まりました。96年から輸入車オーナ-になって3台目のクルマですが、Audi A4(8Dタイプ)→VW PASSAT(3Bタイプ)→ VW PASSAT(3Cタイプ) と代替えするにつれて、ウッドパネルのチ-プ感が強まっていきます。これもコストダウンの影響なのでしょうか・・・ ただ、内装の質感は、逆に良くなっていますが。
余談ですが、本革仕様なのでトリムやシ-トは革張りですが、シ-ト内側(セ-ンタ-コンソ-ル側)は、布張りになっていて、見えない所は、容赦なくコストダウンされているのが残念です。
▲なかなか満タンまで入らない給油タンク
セルフ給油の時、センサ-が感知してから、給油口ギリギリまで入れるのが大変です。給油口からタンクまでのパイプが細いのか、少しづつ入れていっても、すぐに給油口からあふれ出しそうになるのを何回も繰り返して、やっと満タンになります。
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