フォルクスワーゲン ジェッタ 「納車2ヶ月、4000km走ってのセカンド...」のユーザーレビュー

納車2ヶ月、4000km走ってのセカンド...

2006.12.30

総評

納車2ヶ月、4000km走ってのセカンド・インプレッションである。結論は、とにかくシッカリ感の高い素晴らしいセダンであるということだ。ボディサイズとエンジン排気量が同等のＢＭＷやＡＵＤＩなどはあと100万円ほどの出費を強いる。しかし、プロダクトとして果たしてそれだけの差があるのだろうか、と非常に興味が湧いてきた。機会があれば比較試乗してお知らせしたい。同クラス国産は相手にならないと思う。外車には元々関心があったが、国産だけを乗り継いできた。しかし、今回思い切って購入して本当によかったと思っている。プレミアム性はあまり期待できないが、走ってみれば分かる優れた実用セダンである。今のところ信頼性の面でのネガは未経験であり、この調子で行ってもらいたい。
実は購入前、あと30万円出せば買えるパサートとの選択に迷った。決定付けたのは、運転してのダイレクト感の差である。快適志向の人ならパサートは悪くない選択だが、運転好きでときに振り回したくなるような人はジェッタだろう。とにかく、乗ってみられよ。

満足している点

(1)とにかくカチッとしている。ボディ剛性が凄いし、足回りがしっかりと仕事をする。
(2)パワートレーンも文句ない。2000回転台に乗ればトルクがモリモリと湧いてくる感じがするし、このクラスでは贅沢といえる6ＡＴがスムーズで実によい。Sモードでワインディングの上りも気持ちよく走れる。
(3)燃費がよい。カタログ燃費は12kmだが、今のところ通算で13.1kmである。満タンで700km以上走ったこともある。私の走行環境でカタログ燃費をクリアする国産車は多分ないから、これには驚いた。渋滞での燃費悪化をさして意識せず、普通に走って距離が伸びるセッティングなのだろう。渋滞と縁のない田舎の人ほどＶＷ、ドイツ車、欧州車を選ぶべし、ということか。
(4)300万円プラスでこれだけのクルマが買えることは幸せなことである。欧州のただの大衆車と思ったら大間違い、国産車がかすむようなクルマだ。

不満な点

そんなに気にするほどでもないのだが、敢えて列記する。
(1)フロントマスクが少々ファニーな印象。もうちょっとゴルフとの差別化を図ってほしかった。オープンカーのイオスのようなシャープさがあったら文句ないところであった。
(2)後席頭上空間はミニマムであろう。大柄な人が乗ることを想定すると苦しいところだ。ここは実車を確認されたし。しかし、ドイツのクルマがこのような居住空間でいいのか？
(3)Bピラーが幅20cmもあり、交差点などで結構左側視界をスポイルする。運転中気を遣うところだ。まあ、ボディ剛性の高さに寄与していることは間違いない。もしひっくり返っても、ロールバーの如き安心感がある。
(4)ゴルフとの差別化をしてほしかったところをもう一つ、ホイールベースがあと50～100mmあると、ピッチングの軽減と見た目のバランスにもよかったと思う。ゴルフ共用シャーシというメーカーの都合は分かるが、こんなにトランクが大きくなくてもいいから、リアオーバーハングを少し削って実現してほしかった。
(5)6ＡＴをほめたが、ティプトロのフィールはもっと節度感があるとよい。
(6)ハンドリングにもっとシャープさがあるとよい。電動パワステフィールだけの問題かもしれないが、ちょっと重々しい。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験