フォルクスワーゲン ゴルフプラス 「燃費と価格を考えて1600CCの方にしま...」のユーザーレビュー

燃費と価格を考えて1600CCの方にしま...

2007.2.28

総評

燃費と価格を考えて1600CCの方にしましたが、パワーも充分で満足しています。かなりのハイスピードを出しても安定感は抜群で、スピードに乗ってしまえば快適です。発進時のもどかしさは、エンジンパワーよりは多段ATのセッティングの問題であって、2000CCの方でも変わりはないだろうと思っています。車重がかなりあるので、きびきび動くという印象ではないのですが、しっとりした乗り味があります。
　先日ディーラーの人から「『これゴルフなんですか？』って聞かれたりしないですか？」と言われましたが、それは全くありません。ボディの印象が全然違うからでしょうか、端っから違うクルマだと思われていると思います。うちでは「プラス」と呼んでいます。街を走っていても、ゴルフ５はよく見かけますが、このプラスにはほとんど出会いません。「どこにでもあるようなクルマ」になんぞ乗りたくないので、満足度は高いです。
　電気系にトラブルが多いと言われたゴルフですが、もうじき１年、すでに１万キロを超える今日まで、機械的なトラブルはありません。ドアのパッキンの接着剤が剥がれてゴムが垂れ下がったことがありましたが、すぐに直してもらってそれ以来そんなことはありません。
　レーザー溶接を多用しているボディのしっかり感、マルチエアバッグの標準装備など、国産同級車と比べて価格が多少高いことも納得できます。

満足している点

身長１８０センチ、座高やや高め、の私にも充分な頭上空間のある室内高。さすがゴルフ「プラス」です。ゴルフファミリーではありますが、あまりゴルフをイメージさせないこのクルマのエクステリアデザインの方が私は好みです。室内高があるのでかさばる荷物も積むことができ、１ＢＯＸワゴンなみに重宝しています。前席天井にある小物入れも、頭の邪魔にならず便利です。
　動力性能については、出足が多少かったるいことを除き、充分なパワーを持っています。高速道路の長い登りでも、右足先にはっきり意志を込めて踏み込めば、すぐさまシフトダウンして力強く加速してくれます。
　燃費は街乗りでリッター１２キロ。先日高速道路をメインに一気に７００キロほど走った時は、リッター１６キロを超えました。

不満な点

６段ＡＴは、発進直後のシフトアップで却って出足が遅く感じられます。周りのクルマに合わせようとしてアクセルを踏み込むと、5000回転以上に回ってしまい、かなり勇ましい音がします。ストップアンドゴーの多い道路では、いささか苛つきます。
　ドアがかなり大きく、開閉角度もまた大きいので、クルマから降りようとしたときドアのヘリがブロック塀にぶつかって少し凹んでしまいました。慣れないうちは要注意です。
　その他は、カラーにガンメタルグレーがなかったのがエクステリアの不満点、後部座席の奥行きが少々短いのがインテリアの不満点、計器盤の時計が小さいことが装備の不満点、です。いずれも、どうってことありませんけど。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験