フォルクスワーゲン ビートル のみんなの質問

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2ドア4人乗りって誰が得するのですか?
昭和なら2ドア4人乗りといえば軽自動車だと思うのですが、
5人家族乗ったら一人は頭を伏せてばれないようにするなんて昭和あるあるだと思うのですが、

そんなことより、2ドアだと後部座席乗るためにシート倒さないといけない煩わしさもあり、足をぶつけたら所有者に怒られるし、設計上の欠陥だと思うのですが、

令和の時代に、2ドア4人乗りって誰が得するのですか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

その話は根深く、長くなってしまいますが・・・

※まず。
欧米で、高価な高級車でなく一般人が買える大衆車が作られる様になった1910~1920年代のこと。
タイヤの摩擦力が小さく、駆動輪=後輪に荷重をかけなければならなかったので、エンジンは思いっ切り後方に搭載する必要がありました。現代で言うと、いわゆる『フロントミッドシップ』ですね。
このシャシレイアウトで前席・後席の2列配置にすると、リヤシートはリヤの車軸の上(つまり左右リヤタイヤの間)に来ます。
この構造だと、リヤのドアは付けられません。そこで2列配置で4人以上乗れるクルマでも、ドアはフロント左右の2枚だけ、となりました。(尚・・・駆動輪に荷重をかけなければならないのに、なぜ前輪を駆動しないのかとかリヤエンジンにすれば済むんじゃないかという話は、御質問とは直接は関係ないのでハショります。ここでは、当時はFRレイアウトしか取り様が無かったという事だけ明確にしておきます。)

※この形式が欧州では大衆車のスタンダードとなり、ファミリーカーでも2ドアが当たり前の時代が戦後まで続きます。
ちょっと思い出してみてください。自動車史上の『世界4大大衆車』のうちの3台、VW・タイプ1(通称ビートル)、BMC・ミニ(後のローバー・ミニ)、フィアット・ヌォーバ500(いわゆる『ルパンのフィアット』)は、それぞれの国で最もベーシックなファミリーカーですが、全て2ドアです。(世界4大大衆車のうちのシトロエン・2CVだけは4ドアで、さすがフランス人は先見の明があったとも言えますが、そもそも2CVは『営農トラック』(農作業用貨物車)として利用出来る様にドアやシートが工具ナシで取り外せるようになっていて、他の『純粋なファミリーカー』3台とは設計コンセプトが違いました。)

・・・この『2ドア・ファミリーカー』という概念の定着が、欧州では2ドア・セダンになります。後席も十分な寸法を備え快適な居住性を持ちながら、乗降は前のシートを折り畳んで行うという不便極まりない構造です。
しかしシートベルトが無かった当時、副次的な『リヤに座らせた子供が走行中にドアを開けない』というメリットが若いファミリーに歓迎された、ということもありました。(ファミリーカー市場では、リヤドアに対して一種の危機感があったのは確かです。)

さて話を日本に移しましょう。

※歴史が浅いメーカーしかない日本の自動車産業では、アメ車や欧州車のコピーから始まります。
そこで2ドアセダン的なものも、数多く作られました。

>2ドア4人乗りって誰が得するのですか?

※最初期に量産された日本車は欧州車の影響が強く、2ドア/2列シートが普通にありました。
まぁ盲目的に『とりあえず作ってみた』ってレベルの話です。エンジンや変速機を作るのにリソースを全振りし、ドアの枚数などあまり深く考えてはいなかったのかもしれません。

※しかし一方、大戦前後に日本に入っていた輸入車から、高級車=4ドアセダンという概念が一般大衆にもあり、大衆車も4ドアセダン化する試みが始まりました。
旧通産省の目論見で始まった『国民車構想』は、当時の日本国民の(欧米に比べて)低賃金でも買えるクルマを開発し、日本国民も自家用車が持てるようにするという計画で、当然各メーカーは最小サイズのファミリーカーの開発に乗り出します。
ここでホンダはBMC・ミニをパクり、また他はフィアットやロイトなどを参考にしてベーシックな2ドアの2BOXやセダン型としましたが、マツダは軽自動車第2弾として、恐ろしいことに360㏄時代の軽規格の全長で4ドアセダンを作りました。リヤドアは、乗降に必要な長さが明らかに足りず、これなら2ドアの方が100倍マシと思えるほどですが、日本の大衆には『高級車は4ドアセダン』という認識があったことの表れです。

・・・っというワケで。
日本に於いては、欧州的価値観の2ドアセダンと、日本人的価値観の4ドアセダンは平行して開発され、やがて(軽規格含め)クルマの大型化に伴いリヤドアが十分機能するサイズとなり、2ドアファミリーカーは淘汰されて今日に至ります。現在『2ドアセダン』なんて言葉は、完全に死語ですね。リヤシートがある以上4ドアの方が便利なのは当然で、今では2BOXスタイルでも4ドアしかない車型も沢山あります。

・・・実のところ、欧州でも4ドアの方が便利なのは判っていて、英国BMCはミニのすぐ後に車体を拡大した4ドア版ADO16を売り出し、またフィアットは500そっくりの600に4ドア版が作られました。4ドアを頑なに開発しなかったのは、VWだけです。(タイプ1のモデルチェンジ版であるタイプ3も、2ドアセダンしか作られませんでした。さすがドイツ人というべきか、アタマが硬いんですよ、きっと。敗戦で徹底的に叩かれたBMWも、戦後米国に輸出され最初に米国市場に受け入れられたBMW1500は、2ドアセダンだったし。)

その他の回答 (4件)

  • 基本的に2+2のクーペは2人乗りを想定しています。

    2シーターに乗りたいけど、いざと言う時に4人ぐらい乗れたら良い。
    という考えで、前の2座は実用的なシート、後部座席は取り敢えず型式的に有りますよ程度のシート。

    ですから、2+2の自動車は原則2人乗りです。
    いざとなれば、4人乗れますよ程度のものであり、最初から4人のるのであれば、2+2の車は避けるべきです。

    このような形だけの後部座席は「ワンマイルシート」と呼ばれています。
    余りにも乗り心地が悪く窮屈なので、1マイル(約1.6km)程度が限界で、それ以上は無理って意味です。

    また、他の方も言われていますが、アメリカの保険対策もあります。
    アメリカでは、2シーターはスポーツカー区分となり、保険料が跳ね上がります。
    ですから、快適に乗れる乗れないに関係なく、取り敢えず4シーターとしているので

  • 米国では2シーターだと保険料が爆上がりするとかで、対米輸出を考えると2ドアでも4シーターで作ったほうが良いと判断されることもあるみたいです。高額な車であれば、買う人はお金持ちなので2シーターで保険料が高かろうが構わんのでしょうが。

  • セダンの少ない今は2ドアセダンなんてありませんが、
    昭和では普通でしたね。4人家族で2ドアでしたよ。我が家の場合
    メリットとしては価格が安い、子供がドアを勝手に開けない
    くらいしか無かったです。

    回答の画像
  • ドアが4枚もあるなんてダサいってことらしい。

    乗り物は余計なパーツが少ないほどイケてるってことに

    なってるらしい。

    >2ドア4人乗りって誰が得するのですか?

    カッコよさを分かってる人。

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