トヨタ ヤリス 「愉しさ優先のコンパクト」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

栗原 祥光
栗原 祥光(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
3
走行性能
5
乗り心地
3
積載性
4
燃費
5
価格
4

愉しさ優先のコンパクト

2022.2.1

年式
2020年2月〜モデル
総評
平均値の高い1台。普段使いとして、軽自動車を使っている人からのステップアップとしては魅了的に映るのでは?
満足している点
圧倒的な燃費の良さ、そしてコンパクトでも走りの愉しさが味わえる。
不満な点
内装が恐ろしくチープ。後席は狭く、荷室の容量が小さい。実用性を考えるならFITをオススメする。
デザイン

3

大きく開いたフロントマスクは好みが分かれるところ。実際のクルマはコンパクトだが、写真で見ると大きく見えるから不思議。
走行性能

5

パワーユニットは1.5リッターハイブリッドと1.5リッターエンジンの2種類。走行面での違いはターボとノンターボの差といったところ。1.5リッターエンジンでも不満はないが、ハイブリッドの静粛性と加速を知ると、ハイブリッドを選びたくなる。さらにハイブリッドの燃費は脅威的でリッター40kmを出すことも。
乗り心地

3

近年のトヨタ車はスポーツ志向で、昔の日本車とは異なる味付けのクルマが多い。ヤリスも同様で、軽快さや機敏さを主眼とた傾向。工事中の一般道など、ギャップのある場所では跳ねやすい。
積載性

4

後席の背もたれを立てた状態ではイマドキの軽ハイトワゴンよりも劣る積載性。背もたれを倒せば積載量はアップするものの、フルフラットにはならないのが残念な点だ。ハイブリッドを選択するとオプションでAC100Vアウトレットを取り付けることができる。これはマストアイテムだ!
燃費

5

燃費はリッター約20kmを上回る脅威の燃費効率を達成!特にFFモデルの燃費は凄いの一言。ヤリス最大の強みはココだろう。
価格

4

最上位グレードで200万円を下回るプライス(ガソリン・FF車の場合)。はっきり言って安い!
栗原 祥光
栗原 祥光
自動車ジャーナリスト
東京都出身。中央大学理工学部卒業後、電気回路エンジニアへ。30歳を前にオーディオ専門誌とタウン情報誌、同Webサイトの編集者へと転身。現在はフリーのカメラマンとライターとして、年間100台近い自動車・バイク取材のほか、モータースポーツや各種イベントの取材を精力的に行っている。好きなクルマはライトウェイトスポーツと大型SUV。
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