友人のクルマをたまーに運転、の感想
・面白味はないが無難
・ミドルクラスミニバンの見本のようなクルマ
ストリームは2代目でかなり走りに振ってきましたが
2007.12.26
- 総評
- 友人のクルマをたまーに運転、の感想
・面白味はないが無難
・ミドルクラスミニバンの見本のようなクルマ
ストリームは2代目でかなり走りに振ってきましたが、うがった見方をすれば、ウイッシュのせいでしょう
ホンダの開発陣は2代目のコンセプトを詰めるに当たって、「なぜトヨタに全部持って行かれたか?」「ホンダらしさを出すには?」を考えたはずです
結果、既存の要素技術を組合せて、初代後半登場のアブソルートを全グレードに拡大した形の2代目ストリームが誕生した、と見ます
走り(というか剛性)のため、スライドドアの採用は見送られ、低床低重心ミニバンとするために、新規プラットフォーム開発(一説では現行シビックベースとも言われているようです)という手痛い代償が必要になりました
しかし多人数乗車が前提のミニバンに、走りは必要ですが必須でしょうか?
あちこちに大きな開口部を持ち床はフラット、よって剛性確保に苦労したはずです、なのに足を固めてロール剛性を上げて・・・疑問です
後発かつ現行モデルのウイッシュの方は、初代プレミオ/アリオンベースのプラットフォームを採用しています
その現行プレミオのプラットフォームは旧型のキャリーオーバですから、結果ウッシュも最新型のまま・・・という事になります、ややこしくて何か変です・・・
プレミオ自身がカローラベース(現行カローラもキャリーオーバ、伝統的に2代ずつ使い回し)ですから、ウイッシュに関しては、今で言う「クロスプラットフォーム」のはしりとして、コストパフォーマンス優先で開発されたようです
トヨタの低コスト体質を垣間見る気がします
ウイッシュの走りに関しては、特に印象に残りません
ホイールベースが長いので、全体にドッシリしています、直進性も良く、高速道路で150km/h付近までは問題を感じませんでした
回頭性は・・・モッサリしていますね、でもミニバンはこれで良いのです
静粛性は、うまく演出されており、普通に流す程度では、気になるところはありません
内装は・・・ダッシュボードは1世代前の古臭い造形と感じました
1ZZを積む1800ccは、うまく加速感を演出している感じで、出足も定速からの踏み込みも、そつなくこなしますが、瞬発力を感じません、同じエンジンを積むUA系RAV4(3ドアFF)より200kg重い1.3tの車重のせいでしょうか
軽いRAV4はフロントを持上げ猛然とダッシュしますが、ウイッシュはモワーッと加速します
- 満足している点
- ・ハンドリング
RAV4はトルクステアの強さに驚かされますが、ウイッシュは、車高も感じさせない弱アンダーで素直なハンドリング、ロールの進行も穏やかです
ピッチングだけは感じます、ユラユラと船に乗っているようですが、気にならないレベルです
セダンから乗り換えても、全く違和感は感じないでしょう
ミニバンは多少緩慢なくらいが同乗者に優しい、と感じます
・敢えて挙げれば、シーケンシャルシフト
4速しかないのですが、まあ、無いよりはマシ・・という程度でしょうか
ホンダ車が以前採用していた「7ポジションAT」との違いがイマイチ分かりません
・純正エアロ
挙げといてアレなんですが、ミニバンにエアロって必要でしょうか
本当に好きな人は、好みのアフターパーツを装着するでしょう
しかし良く観察すると、純正エアロの装着率は高いようです、これはこれでビジネスになっているのでしょうか
・滑らかな加速
フライバイワイヤの設定でしょうか、はたまたトルコンの制御でしょうか、加速が滑らかで、いつロックアップしたのか気付きません
滑りが大きいのだとしたら興醒めですが・・・
- 不満な点
- ・4AT
今時4速は・・?本来は小さい排気量こそ多段化が有効でしょう、というか、つべこべ言うなら、もう少しお金を出してCVT車を買え、という事なのでしょう
・発進時の息つき
これもフライバイワイヤの設定なのでしょうか?極々低回転からの踏み込み時に、一瞬の遅れがあります
交差点での右折待ち時等、チョット出足が遅れる事がありとても気になりました、個体差の可能性もあります
・突き上げ
NVH全般は良く抑えられていますが、周波数の極めて高い突き上げ入力があった場合は例外です、ガツンと来ます
もっともこれはウイッシュだけの欠点とは言えませんが
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