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トヨタさん再販して!! 台湾のタクシーが「手放せない」意外な車種とは 「6台買った」「60万キロ乗った」 販売終了から8年

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トヨタさん再販して!! 台湾のタクシーが「手放せない」意外な車種とは 「6台買った」「60万キロ乗った」 販売終了から8年

「シエンタに乗り換えて」それでもタクシーとして見かけるのは

 2000年代以降、台湾でタクシー車に多く採用されてきた車種が、トヨタの「ウィッシュ」です。日本国内モデルが2017年に生産終了となったのに先駆け、台湾でも2016年に生産・販売が終了しています。それでも、いまだ根強い人気を誇っています。

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 以降、TOYOTA TAIWANでは台湾におけるタクシーのメイン車種をシエンタに転じるよう販売促進を進めてきましたが、街中でシエンタのタクシーを見かけることは少なく、2024年現在もなお、ウィッシュのほうを圧倒的に多く目にします。

 ウィッシュのようないわゆる“背の低いミニバン”は、2000年代に多く登場したものの、今やほとんど廃止されています。しかしウィッシュは、日本国内でも「5ナンバーサイズである」ことや、「安全性、快適な走り、積載性のすべてを実現した」ことなどから、コンパクトミニバンのカテゴリーでは依然コアな支持があり、一部マニアからは復活を望む声もあるほど。

 台湾のタクシー業者の支持の高さは、日本の比ではなく、このこともまたウィッシュの素晴らしさを証明していると言って良いでしょう。実際にウィッシュを愛用しているタクシー事業者に話を聞きました。

 2024年4月に地震で甚大な被害を受けた台湾東部の花蓮エリアは、観光名所が点在している一方、公共交通機関に限りがあることからタクシー需要が多いエリアでもあります。この花蓮で長年、個人の観光タクシーを運行する「台灣花蓮觀光旅遊包車古小姐(以下、古小姐)」は、一家で事業を営んでいることもあり、2008年以降、過去6台のWISHを購入したと言います。

険しい山間部での使用でも「60万キロ」を走破

 台湾でのウィッシュの新車価格は79万5000元。現在のレートに換算すれば日本円で400万円前後と、日本国内で200 300万円前後で販売されていたことを鑑みれば「台湾側から見た外車」ウィッシュは少々割高にも感じます。

 しかし、古小姐は「それでも素晴らしい車だ」と絶賛。主なウィッシュの利点を聞いてみました。

「まず燃費が良く故障が少ないこと。また、室内が広く積載性もあり、国内外の多くの旅行者の方に、より快適な安全を提供できます。特に花蓮の山間部の観光ドライブはカーブが多く、勾配も激しいです。こういった山間部での走破性においてもウィッシュは優れており、いまだに手放すことができません」

 聞けば、古小姐が購入した6台のうち、最も走行距離が多かったのは、なんと60万km。日本でも20万km以上走るタクシーは少なくないですが、前述の「花蓮特有の険しい立地」を鑑みれば、ウィッシュの優れた耐久性がよくわかります。

 ただ、古小姐が観光タクシーを運営する花蓮は、今年4月の地震により山間部の観光がしばらくできなくなりました。台湾の観光タクシーでウィッシュの特長やポテンシャルを感じられる機会も減ってしまったわけですが、最後に古小姐はこう話してくれました。

「花蓮には山間部だけでなく平地にも多彩な観光地がありますが、穏やかな道路でも、ウィッシュはもちろん安全・快適に走ることができます。生産・販売終了となったものの、私たちの子ども・孫の世代は『タクシー』と言えばウィッシュを思い浮かべます。いつか再び生産してほしいです」

文:乗りものニュース 松田義人(ライター・編集者)
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みんなのコメント

13件
  • ぺと
    昔乗ってたけど、10系ウィッシュは良い車だと思う。

    丈夫なエンジン、走りも良く、荷室も結構広い。
    いざと言うときは7人乗り。

    あと内装が高級でも地味でもない、樹脂を多用したスポーティーな内装のため、劣化具合がよく分からない。シートも同様。
    多少キズがついても、個人的には気にならなかった。

    新車で購入して、親と通算で27万キロ走ったけど、故障という故障は無かった。

    唯一難点なのは、このご時世に燃費が10キロ前後という悪さ。夏場エアコンをつけると9キロ無かったと思う。

    ガソリンが買った当時のように、リッター100円ちょっとだったら今でも乗ってたと思う。
  • ori********
    トヨタは高級ミニバンを条件付き残価設定ローンで買わせることで頭がいっぱいなので、ウィッシュ再販なんて考えておりません。いかに状態の良い車両を購入者から奪い取るか、それだけです。そして取り上げた車両は別の貧乏人の手の届くギリギリの値段設定で売りつける。それがトヨタ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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