トヨタ ヴィッツハイブリッド 「街乗り向きのんびり車」のユーザーレビュー

benibuta benibutaさん

トヨタ ヴィッツハイブリッド

グレード:ハイブリッド U(CVT_1.5) 2018年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
-
乗り心地
-
燃費
4
デザイン
-
積載性
-
価格
-

街乗り向きのんびり車

2019.1.4

総評
良くも悪くもそつなく走る小型車という感じです。アクアと兄弟車と見せかけて、意外と似てない地味な方の奴。ハイブリッドの味付けはシエンタ寄りかも。地味なのが良い場合はベストチョイスかも。
後部座席の人権はアクアよりはあるはずですが、あんまり変わらないかも。僕は頭こすります。
TSSがついてるので、追突防止・被害軽減に効果があると思いますが、発動したことがないのでわかりません。
LDA(車線逸脱警告)は鳴ったり鳴らなかったりよくわからない存在です。介入はしません。
山道で使うかなと思ってフォグランプを装備しましたが、LEDヘッドランプが想像以上に優秀で、早々にお飾りになってしまいました。フォグランプ自体はLEDながら色温度が低めでGood。
満足している点
アクアほど低くはない視点。攻め込んでない天井。質感のがんばってるコックピット。
条件が整えば出せる好燃費。
パワーインジケーター(固定)とバッテリー残量を同時表示できるメーター配置。
プリウスのアレよりは直感的なゲート式シフトセレクタ。
デッキボードをかさ上げすることで二段で使えるラゲッジスペース。
小回りもヴィッツらしく良好。シートヒーターは人権。
不満な点
あんまり装備されてないエアロパーツ。アクアほど攻めてない形状ゆえに感じる空気抵抗。
攻めてない形状のはずなんですが、後部座席に座ると頭が天井に当たります。人を乗せたら段差の衝撃で天井に頭をぶつけました。がんばってはいるけど後部座席は短距離もしくは小さい人用。さらに、後部座席足元の内張は若干足元にふくらむ形状。中には巨大なハイブリッドバッテリーが詰まっています。後部座席の座面が大きいのと座り心地は高評価ですが、頭上と足元の人権が微妙です。まあ、後ろに人を乗せるなら違う車を選ぶでしょう。
ハイブリッドの良好な燃費を期待していましたが、ハイブリッドの苦手とする冬納車のため実感できず。
→春になると一気に燃費が伸びました。エアコンOFFでハイブリッドに特化した走りをすればモード燃費に近い数字も。
助手席はシートヒーターの設定がなく、荷物止めの板がついてたり、シート下小物入れがついてたりと、一人乗り志向な感じがします。ちょっとごちゃごちゃしててシートスライドを操作しづらい。助手席シート下小物入れは納車直後は硬くて、2週間くらい開かずの引き出しでした。
寒冷地仕様を選択しましたが、アクアでは装備される排気熱回収器の設定がないので、暖気ぐぬぬってなります。
追従型クルコンがないので先行車に追いつくとちょっと面倒かなと思いましたが、ゆっくり走りたくなる車なので、あんまり関係ありませんでした。
デザイン

-

走行性能

-

ステアリングは車格の割にどっしりして扱いやすい印象。少し楕円ハンドルかなと思います。前車ラクティスでは苦しい感じだったカーブも、思ったよりクイッと曲がれてしまい、重心の低さやバランスの良さ、足回りの良さを感じます。さすがにアクアよりは腰高マイルドですが、ラリーや欧州のヤリスで培われた技術がフィードバックされてそうです。
パワーは踏めば出ますし、ちゃんと走ります。が、ふっと気を抜くと巡航速度は50〜60km/hに収束する感じです。空力形状をそこまで攻めてない分、プリウスはもちろんアクアより低めの速度域に落ち着く感じです。
EVモードに指定できるのは30km/hまで。EV走行自体は75km/hくらいまでできそうな感じですが、平地でEVで定速走行できるのは60km/h程度が限界でしょう。
乗り心地

-

硬くないマイルドな乗り心地(スタッドレス175-65R15)。乗り心地を優先したいおじさんには優しい。ラクティスは割と足が硬かったので。
車内に車両接近通報装置やインバータのフォーンって音が入る傾向なので、未来ちっくにフォーンと走りたい人は良し。とにかく静けさが欲しい人にはアレかも。
後部座席の座面は広いですが、座高が高い人は天井に頭をこすります。足元は普通に座れますが、座面の下の内張が、ハイブリッドバッテリー分少し張り出します。
積載性

-

そんなに期待してませんでしたが、椅子を倒せば思ったよりは積めます。
後部座席を前に倒した時、フラットにはならず若干斜めになるので注意。
トランクが二重底にできるので、高さを確保するもよし、二重底にしてすっきり感を出すもよしです。
燃費

4

ハイブリッドに特化した運転は必修ですが、走り方次第で結構伸びます。
アクアと比べて空気抵抗がある代わりに燃焼効率や伝達効率で補っている感じです。経済速度はアクアより低めの50~55km/h、40~60km/hで走っていれば良好です。
例えば、郊外の信号が少ない道路でトラックなどの後ろで50km/h程度の速度で一定走行していると、ぐんぐん燃費が伸びます。
エンジンは1.5Lプリウスやアクアと同じ音がしますが、低負荷領域での燃焼効率が結構良いと思います。伝達効率も少し良くなってるかもしれません。ただ、パワーユニットの効率が良い分、空気抵抗・路面抵抗・坂道での抵抗がまあまあ目立ちます。
始動から10分くらいの燃費は酷いので、短距離しか走らない場合はハイブリッドの恩恵はありません。
価格

-

総額は上位モデルに色々つけたこともあって、高かったです。純正のLEDヘッドライトが前後まるごと専用品になる高級仕様だったので、視界や夜間燃費は良いですが、事故や傷は怖いです。
故障経験

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