しっかりした車ですね
出張に行った時に、訪問先が電車やタクシーでの移動には不便な場所であったこともあり、レンタカーをクラス指定で借りたのですが、そのと
2011.10.8
- 総評
- しっかりした車ですね
出張に行った時に、訪問先が電車やタクシーでの移動には不便な場所であったこともあり、レンタカーをクラス指定で借りたのですが、そのとき出てきたのが、このシエンタ君でした。あちこちぶつけられたり、こすったりして傷だらけでしたが、3万キロ前後しか走っていなかったこともあり、それほどヤレは感じませんでした。トヨタ車は、上層部が売りたいとプッシュする車はむごいコストダウンをしている事が多いですが、このシエンタは消滅の噂があったほどで、上層部の関与が少なかったのか、しっかりした車でした。(仕事柄、車の情報も一部入ってきますが、トヨタのミニバン類は酷いもんです。)
走行性能に関しては、1.5Lで3列シートということを考えると期待はしていませんでしたが、その意味では期待通りでした。可も無く、不可もなくですが、車内は意外に静かで、3列目シートの人と話をすることも可能かと感じました。(bBなんざ、助手席の人と話すことも困難です。)
燃費はボチボチというところでした。元々、燃費を気にした車ではないので、こんなもんでしょう。Aピラーは死角が少なく、運転はしやすく感じました。(なぜ、ぶつけたりこすったりしている人が多いのか、正直疑問です。私は感じませんでしたが、一般的には見切りが悪いと感じる人が多いのかもしれません。)
シフトレバーがダッシュから生えており、面白いデザインと感じました。二代目プリウスと位置こそ同じですが、シフトレバーはしっかりしたつくりをしていました。(プリのレバーはおもちゃのようで惨いモノです。)でも、ベンチシートではないんですよね。何で、こんな位置からシフトを生やしたのでしょうか?(シトロエンテイスト?)アームレストも無かったので、ちょっと疲れました。
- 満足している点
- 1)広い室内。一人で使用したので、無駄な広さでしたが、1.5Lクラスと考えるとかなりの広さです。
2)個性的な外観。昔のミニカに似ていなくもありませんが、個性的な外観で、遠くからでもシエンタだとわかります。
3)シンプルで直感的にわかりやすいスイッチ類。個人的にこのクラスの車にややこしい装備は不要と考えます。貧乏くさいと感じる人が大半でしょうが、私は欧州車テイストを感じて好感がもてました。
4)静かな室内。これは意外でした。高速道路を結構走ったのですが、ロードノイズやエンジン音など、普通に走っている分には耳障りに感じませんでした。風切り音もほとんどしませんでした。
- 不満な点
- 1)120km/hから先の加速はほとんど絶望的です。高速道路の追い越し車線を走るときはバックミラーのチェックは欠かせません。Sモード、Bモードを駆使しましたが、高速走行時からの加速には100km/h以下からの加速が必要でした。その意味で、トヨタのCVTそのものです。
2)車種を考えれば当たり前ですが、コンパクトカーやセダンなどに比べると、アンダーの挙動は早いです。ただ、ミニバンと考えると比較的粘る足だと感じました。
3)意外と横風には強かったです。当日は横風を強く受けながら高速道路を走るシチュエーションでしたが、風によるふらつきは殆ど感じませんでした。(参考までに、同じ道を走っていたヴォクシーやノア、アル/ヴェルなどは横風にふらつきながら走っている程度の風速です。)
4)広い室内がたたって、エアコンの効きは余り良くありませんでした。
5)弱いクリープ。最初、サイドブレーキを引いていて戻し忘れたのか、と思ったくらいです。(サイドブレーキはフットタイプのものでした。)従って、信号からの出だしも最悪です。アクセルの踏み込みを多くしなければ、発進してくれません。この味付けは好みではありませんし、省燃費走行を難しくしています。
6)ドリンクホルダーを使うのには工夫が必要でした。ショート缶コーヒーが好みなんですが、ぐらつきが多く、半分程度に減らしてから使わないと倒れそうでした。後付け前提だったのかな?
- デザイン
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