車の排気量について質問です。 ﾄﾖﾀSAIは何故2.4Lなんですか？ 2.5Lの方が税金は同じで出力が上がるので消費者に喜ばれる気がするのですが…。

Question

たしかｶﾑﾘも2.4Lで半端ですよね。
酷いのはﾏｼﾞｪｽﾀやﾚｸｻｽLSなんか4.6Lで、たった100ccの差の為に税金高くなってますし…。
だったら切りよく4.5Lにするか、いっその事5.0Lにしたほうが良いと思うのですが。
ﾄﾖﾀの事なのでやはり深い訳でもあるのでしょうか？

Answer 1

税金の区分というのは、当然ながら国により異なります。
自動車に毎年科せられるコストということですと、ドイツは日本と比較的よく似ていますが1000cc単位ですし、イタリアであれば馬力が基準、アメリカに至っては「区分せず全部一律」というアバウトさです。

日本国内の販売は、所詮は世界販売の約１割の市場、トヨタにとっても全体の15%程度という、「一部の市場」に過ぎません。ですから、日本の税金区分にばかりこだわっても仕方有りません。

もちろん、開発のスタート時点では「およそこの程度のスペック」という目標が設定されているでしょうが、開発の成果を日本の税金区分に合わせて性能を落としていたのでは本末転倒だから、というのがひとつの理由としてあります。

また、3.8リッターや4.6リッター(アメリカではそれぞれ1ガロン・5/4ガロン)というのは、アメリカ市場でわりとメジャーな排気量で、「他車と比較しやすい」ということも理由のひとつでしょう。2.4リッターも、基本的にはアメリカの5/8ガロンがベースになっていますので、きっちり2400ccより少し小さくなっています。(アメリカの単位では、1/4、1/8、1/16…をベースとした、分数による表記がよく使われます)
言うなれば、これらが「世界的なデファクトスタンダード」です。

質問者からのお礼コメント

半端な排気量は世界戦略車の証なんですね～。そいえばｱﾒﾘｶってめっちゃｶﾑﾘ多い…w

Answer 2

ガソリン４気筒エンジンは、１気筒６００ｃｃまでが限界で、一番バランスが良いそうです。
６００ｃｃ掛ける４気筒＝２，４００ｃｃだそうです。

６００ｃｃ×８気筒＝４，８００ｃｃですけど、もともと限界まで作らず余裕ではないでしょうか？
４，６００ｃｃ÷８気筒＝５７５㏄ですから。
将来は４，８００ｃｃになるかも知れませんけどね。

4.0超～4.5リッター以下 76,500
4.5超～6.0リッター以下 88,000
お金持ちには関係ない金額ですね。

何でもアメリカの規格に合わせるのですね。

Answer 3

詳しくは調べていませんが、そういった税金的に中途半端な排気量になる場合は、ベースとなるエンジンが存在している場合が多いです。

たとえば、元々は2000ccだったものをベースにして2400ccにした。
というような理由。
この場合、排気量を単純に上げられるわけではなく、もともとの設計を超えて排気量をあげることはできません。

4600ccのエンジンも、元々は4000ccだったとか。いう場合も考えられます。
そして、高級車は維持費に関しても高級指向の人が多く、「俺は他人よりも多く税金を払っているんだ」という見栄もあるし、税金を多く払うことで全体の収入に対する税金対策ってことも考えられます。


いずれにぜよ、全てのメーカーでは1車種毎に違うエンジンを設計しているわけではなく、何種類か存在するエンジンをベースに各車種に合うようにメーカーがチューンしていると思ってください。
ですから、上記でも言ったように、元は2000ccだったエンジンをボアアップしたりストロークを増やして2300とか2400ccなどにする。という手法でつくられているため、耐久性やチューンの限界を考えると、2500ccは無理だった。とか。パワーは上がるが燃費が悪くなるとか排気ガスが規制値を越えてしまうなどなど・・・様々な理由で2400ccにしたかと思われます。

Answer 4

詳しくは知りませんが、ＳＡＩの方は既存の2.4Ｌエンジンをハイブリッドに仕立て直したか、もしくはエスティマハイブリッドで実績のある2.4Ｌを改良して載せたからだと思います。 全くオールニューで開発するとコスト高くなるし。

あと、ＬＳやマジェの積む4.6Ｌですが、このクラスのクルマを購入する人は、あまり税金のことでとやかく言う人は少ないのでは？