トヨタ ライズ 「RAIZE試乗記。～SUVスタイルなスポーツコンパクト～」のユーザーレビュー

RAIZE試乗記。～SUVスタイルなスポーツコンパクト～

2019.12.28

総評

同じくダイハツ謹製の初代パッソを3年所有していた。σ(^^)
可愛らしいクルマだったが、
恐ろしく出足が鈍く、合流では恐怖を覚え、軽より走らない、Eg出力が全然駄目という印象だった。
(まぁ、価格もRAIZEの半分程度ですが。)

同メーカー同排気量のそいつが、重いSUVルックを纏って、
如何に重ったるいクルマになっているかを確かめる試乗であったが、一切合切、裏切られた。
車両重量
初代パッソ：900kg　RAIZE：980kg
最大トルク
初代パッソ：94N･m　RAIZE：140N･m

実用域でシッカリ活きるどころか、刺激すら感じられる過給器を備え、
走りを楽しめる造りとなっていた。
ホントにソニポンより速いと思った。ｗ
(あ、あちらはチャンネル違いか。)
そして、久々に他人様に薦めてみたくなる車種に出会えた。

このEgを積んだ正統スポーツコンパクトをトヨタはリリースして欲しい！
スターレットGTの復活を！！

満足している点

偶々、RAV4の隣に停めてあり、
排気量としては1/2～或いはそれ以下という車格を踏まえても、
健闘しているデザインだと思う。

何より、軽快な運動性能というのは、
RAV4には演出し得ない魅力でもある。

内装は奇をてらう事は無いが、随所に遊び心を加え、それも抑揚が効いており、
欲しい所にスパイス程度に抑えてある。
安直でないから、チープさが見えない。
上手な演出である。

不満な点

とは言え、
ミッチリと比較すれば、
SUVの重厚さとしてRAV4に劣る点は否めない。
…と、そらまあ見るヒトにも依るもので、
RAV4だってまだまだヘビーデューティとは呼べない、
なんて方も居るであろう事実。
「アラ、扱い易そうなSUV♪」
と気に入れば買いだと思う。

デザイン

4

走行性能

5

とても元気にキビキビと走る、快活なクルマ。
この1Lターボは素晴らしい。

車両価格の近い、カローラフィールダー1.5Lを今年購入しているがσ(^^)、
「買うクルマ間違えたカナ?」と思える程、軽快で楽しい。

スズキのクロスビーとガッツリ競合する。
2年前に試乗しているがσ(^^)、↓↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/325910/blog/40939425/
走行性能はクロスビーより上と感じた。

小回りも利き過ぎるほど利く。
扱い易く、重宝しそう。

乗り心地

3

足廻りも現代車らしく締め上げられているが、
サスペンションがよく仕事をする、てな上質なものでもなく、
フワフワしないよう取り敢えず固めにしてある、というだけのもの。

とは言え、60km/h超の速度域ではクロスビーより接地感が感じられ、不安は薄かった。
が、重心の高さと車重の軽さの点から、高速域は基本的に苦手とする車種であろう。

実用域でこれだけまとめてあれば上出来。

積載性

3

意外とラゲッジスペースは広い。
また、割とスクエアフォルムなので、
リアハッチが垂直に切り立ち、傾斜が無いので、
その分、後方上部までしっかりと収納として利用可能。

リアが傾斜していると、スタイルは流麗となるが、
見た目のラゲッジフロア面積と比較して、
ハッチを閉めた際にリアガラスで積み荷を前に押すケースが発生する。

燃費

3

試乗の為、無し。

価格

4

故障経験

試乗の為、無し。