トヨタ プリウスα 「「多人数乗車モデルは欲しいが、スライドドアのミニバンは嫌」と言う人には最適な選択」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

山本 シンヤ
山本 シンヤ(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
3
走行性能
3
乗り心地
3
積載性
4
燃費
4
価格
3

「多人数乗車モデルは欲しいが、スライドドアのミニバンは嫌」と言う人には最適な選択

2022.2.12

年式
2011年5月〜モデル
総評
「多人数乗車モデルは欲しいが、スライドドアのミニバンは嫌」と言う人には最適な選択かも。基本設計は古いが、熟成されているので不満は少ないはず。個人的にはGRスポーツがサスやボディに手が入り、走りもレベルアップされているのでおススメだ。
満足している点
コンパクトなボディサイズながらも7人乗りを実現している所。3代目プリウスをベースながらも走りが意外とシッカリしているのも、嬉しいポイントだ。
不満な点
強いて言えば、後期モデルはOPが整理されて装備面が若干寂しいこと。
デザイン

3

エクステリアはフロント周りプリウスのイメージを残すが、それ以外は意外とコンサバなルックス。ちなみに全高は1575mmのため高さ制限のあるタワーパーキングにギリギリ入らない……。インテリアもエクステリアと同じく、操作系レイアウトはプリウスに似ているがデザインは別物。同じネーミングなのに合理化設計ではないのは面白い。
走行性能

3

パワートレイン/プラットフォームなど基本メカニズムは3代目プリウスと同じだが、乗り味は別物だ。具体的には決して悪くはないが無味無臭なプリウスに対して、プリウスαは乗り味や質感にもこだわっている点だ。この辺りはチーフエンジニアのこだわりの差が表れているのだろう。この辺りもシリーズとしての統一見解ではないようだ。
乗り心地

3

プリウスとは別物で、骨太かつ足がシッカリ動いている印象。7人乗りも設定されているためボディ側の補強が乗り心地にも寄与しているのだろう。スポーツコンバージョンモデルG’s/GRスポーツは引き締められているが、しなやかな硬さでファミリーカーとして使っても苦情はでないレベルだ。
積載性

4

居住性はステーションワゴン以上ミニバン未満と言うイメージ。2列目は大人でも快適に過ごせるスペースを備えるが、3列目は子供もしくは緊急用と割り切ったほうがいいだろう。5人乗りは幅/高さ/奥行き共に十分なスペースを確保。7人乗りは3列目使用時は奥行が厳しいものの、格納すれば同等のスペースが生まれる。
燃費

4

プリウスよりも車両重量が重いので数値的には若干劣るが、オーバーオールで20km/L前後は確実だ。ちなみに7人乗りモデルはトヨタ初のリチウムイオンバッテリー搭載(5人乗りはニッケル水素)だが、これはスペース確保の意味合いが大きく燃費性能にはあまり影響していないようだ。
価格

3

2021年に生産終了しているので現在は新車で買えないが、新車時の価格は241万~とプリウスよりも若干高めの設定。中古車は後継車が存在しないので高年式モデルは新車に近いプライスを掲げている個体もある(特にGRスポーツは高い)が、10年近く販売されていたモデルなの流通量は多い。
山本 シンヤ
山本 シンヤ
自動車ジャーナリスト
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるべく「自動車研究家」として活動を行なう。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員ワールド・カー・アワード選考委員
トヨタ プリウスα 新型・現行モデル

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