トヨタ ハイエースワゴン 「本音を言えばディーゼルが欲しいが」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

工藤 貴宏
工藤 貴宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
4
走行性能
2
乗り心地
1
積載性
4
燃費
2
価格
3

本音を言えばディーゼルが欲しいが

2023.9.13

年式
2005年11月〜モデル
総評
たくさんの人を乗せたい人のためのクルマ。ミニバンに比べるとたくさんの人が乗れます。いっぽうで快適性などはミニバン未満。そのバランスをどう考えるかです。
満足している点
とにもかくにも多人数乗車ができることですね。乗車定員は10名。ミニバンでそこまで乗れるモデルはありません。
不満な点
装備や快適性、乗り心地、上質さなどでは同価格帯のミニバンにかないません。
デザイン

4

もうすぐデビューから20年となる200系ですが、基本デザインの完成度が高いおかげであまり古さを感じませんね。「DX」はボディ同色ではないブラックのバンパーなのでチープ感が否めず、見栄えを求めるなら「GL」もしくは「グランドキャビン」に手を伸ばしたいところ。
走行性能

2

一般的な乗用車と同じ感覚を期待してはいけません。動力性能もハンドリングもバンそのもので、ドライバビリティを語れるレベルとはいえないでしょう。グランドキャビンは車体が大きく重いので、より非力な印象を受けます。また、全車ともワイドボディで全幅1880mmあるので、運転には気を遣います。全長5380mmのグランドキャビンはさらに大変なので、購入時はじっくり試乗したいところ。
乗り心地

1

ワゴン向けとして、バンに比べるとサスペンションをソフトにチューニングしているとはいえそれなりの硬さがあり、ミニバンほどの快適さはありません。ただ、広い室内はミニバンにはない魅力ですね。特にグランドキャビンは。ちなみに、裏メニューとして用意される特装車扱いの「ファインテックツアラー」は2列目と3列目にミニバン同様の快適なキャプテンシートが組み込まれ、より快適に移動できます。
積載性

4

一般的なミニバンよりも良好といえます。すべてのシートに人が座る状態だと荷室は広くありませんが、最後列を折りたためば大型スーツケースをたくさん積めるスペースに早変わり。積載量は3列目を畳んだミニバンを大きく超えます。
燃費

2

ディーゼルエンジンの設定はなく全車に2.7Lガソリンエンジンを搭載。WLTC燃費は2WDが8.8km/L、4WDで8.1km/Lです。ディーゼルエンジンの設定があればもう少し伸びそうですが、ないものは仕方ありません。
価格

3

もっともベーシックな「DX」で290万4000円から。見栄えもよくなる「GL」だと319万円からで、「グランドキャビン」だと2WDモデルが372万9000円ですね。「グランドキャビン」を除けば、「ノア」のガソリン車とだいたい同じ価格帯ということ。高いのか安いのかは……正直よくわかりません。
工藤 貴宏
工藤 貴宏
自動車ジャーナリスト
1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
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