トヨタ エスティマ 「10型エスハイから50型エスガスへ乗り換え」のユーザーレビュー

10型エスハイから50型エスガスへ乗り換え

2015.8.2

総評

街中だけだと狭い道で取り回しがしずらく燃費も劣悪ですが、高速などで長時間の遠出をするなら豪華装備がモノを言い、道中同乗者を退屈させずに移動できます。が、途中のルートに山道を入れるのは、運転も楽しくないし同乗者も酔うのでオススメできません。全体的には、先代までのエスティマに感じたちょっととんがったところがなくなって、いろいろな部分で（ネガもポジも）より普通の国産車になった、という気がします。

満足している点

とにかく装備が充実しています。圧巻のフル装備。後席フリップダウンモニター、フルセグ地デジ、ブルートゥースハンズフリー、ビルトインETC、ACコンセント、バック＆サイドカメラ、VSC、クルコン、オートライト、左右＆リアシート独立オートエアコン、本革シート、２列目キャプテンシート＆オットマン、可動型センターコンソール…これぞ国産。これぞトヨタっていう感じです。

不満な点

走りです。パワフル＆トルクフルなエンジンはともかく、もっさりなハンドリングと３列目のゴツゴツした乗り心地。

デザイン

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走行性能

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エンジンは3.5L/V6 280PS ということで、とてもパワフル＆トルクフルで高速入口での加速などで重い車体をひっぱるときでも全く不満はありません。10型エスハイでは夏場充電が追いつかなくなると、エンジンのみの走行になって回転数だけがあがるがトロトロ走行、というイヤな場面がよくありましたが、今回は普通のガソリンエンジンなので、もちろんそういうこともありません。全体的にエンジン関係は熟成されていなかった初期のハイブリッドよりも印象が良いです（当代エスハイがどうかはわかりません）。

操縦性についてはE-Fourの10型エスハイに感じた意外なハンドリングの良さは、今回の2WDモデルでは感じず。ハンドル操作に対して常にもっさり感が伴う、ひと昔前の国産車のフィーリングになってしまいました。重いバッテリーのせいで（期せずして？）低重心となっていたエスハイと違い、ロールの大きい、上屋の重い感じが出てしまっています。あとこれは先代も同様ですが、長大なホイールベースなど大きさを考えれば仕方がないとは思いますが、それにしても小回りがききません。大きさが扱いにくさにつながってしまっています。

乗り心地

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乗り心地はあまり関心しません。10型エスハイと比較して一番悪くなったのは３列目の乗り心地。これは足回りがどうとかというよりも、格納式になって座面が薄くなったシートの作りのせいかもしれません。段差を乗り越える時のゴツゴツ感がより強調されてしまったような気がします。

振動や静粛性については不満のないレベルです。

積載性

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乗り心地は犠牲になりましたが、床下収納できる３列目シートのおかげで、３列目がちゃんと収納できなかった10型エスハイとの比較では、圧勝です。

燃費

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エスハイのほんとにハイブリッド？と疑いたくなるような9Km/Lという数値より、さらに悪い7Km/L台。これはまあ当然というか、致し方ないですけどね。

価格

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故障経験

大きなトラブルはありません。走行距離はかなり多いんですけどね。さすがトヨタ。