トヨタ クラウンロイヤル 「購入から3年後のレビュー」のユーザーレビュー

購入から3年後のレビュー

2021.2.28

総評

3年前に15年落ち3万キロ台、車庫保管のほぼ極上車を35万円という破格で購入しましたが、今でも絶好調です。

ここ3年間で消耗品は定期的なオイル交換やLLCを除いたら、エンジンのタイベル系の部品交換ぐらいで済みましたし、故障も小さなマイナートラブルを除けば全くありませんし、長距離走っても全然疲れませんね。

この車の完成度が高すぎて次買う国産車がありません。税金の割増や供給部品の廃盤がこの先出てくるだろうと思いますが、あと何年かは頑張ってもらおうと思います。

満足している点

現行モデルにはない贅沢な作りの内装に加え、四角いクラウンらしいデザイン。現行モデルも試乗したことありますが、装備や走行性能は現行が良かったものの、内装の造りやクラウンらしい四角いデザインが現行モデルより優れています。

エンジンとミッションはめっちゃ頑丈なところ。1G-FEエンジンとアイシンのA42DEのトランスミッンは走行性能は最低限だけど、耐久性は凄く優れていると思います。オイル漏れやセンサー系のトラブルは一度も起こってません。

発売から22年目が経過した今でも全然古臭い感じが無い。17クラウンの登場時期は1999年と前世紀の車なのに、最新車種と並べてもあまり古臭さを感じない。恐らくこの時期から国産車のデザインの進化が頭打ちしたのだろうと思います。

煽られる頻度が一気に減った。やはり古臭さを感じないデザインと変に関わっては危ないという心理から煽られにくいんだと思います。

不満な点

最大の欠点はナビ系統がどうしても数世代前感が出るところですね。あくまでも90年代から00年代初頭の車（当時としては恐らくこれが最高峰だったのだろう）なので仕方はないと思っています。自分はBlutooth接続のFMトランスミッターや最新の地図が更新出来るエステートマルチ一式に換装し、音楽再生機能付きのDVDプレイヤーを搭載して近代化を図っています。

最近海外に車体丸ごと輸出されているせいか、安価な中古部品が探しづらくなってきた。日本では人気が飽和状態になっても、海外では17クラウンはかなり人気があるみたいで、下取り車や廃車が車体丸ごと輸出されているので、程度の良くない中古部品でも比較的高価で販売されています。

デザイン

5

いかにもクラウンらしい角ばったデザインと横長のテールランプが個人的にお気に入りです。

内装は今ではセンチュリーぐらいしか採用されてない分厚いソフトパットのインパネとすごく操作しやすい純正マルチ周辺のスイッチが凄くいいですね。

走行性能

3

ノーマルの足回りだと18以降のモデルと比べたら走行性能は劣るものの、車高を落としてインチアップしたらそれに近い性能を発揮できますね。
元々クラウンは走りは二の次で乗り心地重視のなので、走行性能を求めるのはどうかと思いますけどね。

乗り心地

5

物凄く柔らかい乗り心地で恐らくこれと同等の乗り心地は現行モデルでは60センチュリーぐらいしかないだろうと思います。
ただ自分は車高落としてインチアップしているため、純正より乗り心地は劣りますね。

積載性

5

かなり広いトランク。トランクスルー機能がついていないので長い物を乗せるには少し不便そうですが、自分の用途ではめったに無いので良しとします。

燃費

5

長距離で10から12ぐらい、街乗りメインでは8から9ぐらい。現行のガソリン仕様とほぼ同じ燃費ですが、レギュラーが使えるのでガソリン代が少し安いです。

価格

5

ほぼ現状販売のコミコミ35万円で購入しましたが、全然壊れない上に絶好調なのでお買い得でした。

故障経験

大きな故障はありませんが、

ハイマウントストップランプの接触不良（接点に5-56を吹いたり、電球を繋ぎ直してもまた何かの拍子で再発の繰り返し）
購入時にドアミラーのスイッチの接触不良（カプラーの接点に5-56を吹いたら治りました）
等の電装系の接触不良

Aピラーの内張りのプラスチックの留具がドラレコをつける際に割れてしまって内張りが取れやすくなったというプラスチックの経年劣化

2019年にもともと付いていた純正マルチのGPSロールオーバーで正確な日付を表示出来なくなった(これを機にエステートマルチに換装)ぐらいです。

18年前の車なのでそのあたりは年式相応の劣化ですね。