トヨタ クラウンロイヤル 「あてにならない自動車評論家の発言」のユーザーレビュー

あてにならない自動車評論家の発言

2020.6.30

総評

自動車評論家のS氏は、本の中で、２１０系クラウンの「いなしサスペンション」をボロクソに言っていましたが（悪さをしているのはアッパーアームの剛性を落としたことだとか）、そして、手応えの希薄なステアリングと評していましたが、実際に山道を含む５００Kmを超えるロングドライブを数回、繰り返してみると、ちゃんとまっすぐに走るし、乗り心地もいいし、なにより、前車（初代＆２代目ティアナ)よりも、はるかに疲れないことに感激しました。以前、ベンツEクラスに乗っていましたが、クラウンの疲れ具合は、ベンツほどではないにせよ（Eは、１日で、くねくねの一般道半分、高速半分の７００Km走っても、まったく疲れませんでした）、値段と故障の少なさを考えると、クラウンはとても優秀だと思います。クルマの真の実力は、ロングドライブでわかると私は思っています。クラウンで千キロ以上の長距離ドライブをしてみると、S氏は、いったい何を指標に評論をしているのだろう？と疑問に思います。チョイ乗りで評論しているから、所有者が感じることと乖離した評価をしているのでないかと勘ぐりたくなるほどです。ベタ褒めしかしない評論家がいるのも困りますが、やはり、１００Km程度の試乗では、わからないことがたくさんあるような気がします。読者は、オ－ナ－になることを前提に本を読むのですから、S氏に限らず、評論家には、オーナーになったつもりで評論してほしいと願います。クラウンは、ロングドライブを快適に楽しみたい私には、最適のクルマです。

満足している点

ロングドライブに適している＝長距離走行しても疲れない、静粛性が高い、乗り心地が良い（助手席の人が心地よくて眠くなる、という乗り心地の良さ）、前後左右の視界が比較的良い（窓が比較的大きいので、景色がよく見える）、走行安定性が比較的良い、コーナーリングも比較的良い、小回りがきく、よく考えられて作られている室内装備（使いが勝手がいい）。飽きのこないデザイン、それでいて、高級感のあるデザイン、これは、すごいと思います。

不満な点

ハンドリングがもう少しクイックなものであってほしいですが、許容範囲内です。そのほか、小銭入れがないこと、トランクスルーがないことなどが不満ですが、ほとんど気になりません。これも許容範囲内です。

デザイン

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走行性能

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平地のカ－ブはもちろん、山道のカ－ブも、ストレスなく曲がります。ブレーキ性能もしっかりしています。

乗り心地

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３５年前、６代目クラウンに乗っていましたが、この頃のクラウンと比べると、雲泥の差があります。１４代目クラウンは、快適です。

積載性

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トランクは､深く、それなりに大きいです。

燃費

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街乗りは９ｋｍ～１１Km,高速や田舎道は、１４Km前後です。クラウンの直噴（D4)は、カ－ボンが吸気系にたまるという欠点はありますが、ポ－ト噴射よりも、パワ－もあり、燃費もいいです。

価格

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故障経験

２０１３年登録(７年落ち）のクラウンを買いましたが、今のところ、故障はありません。快適です。前車（初代ティアナJK、および、２代目ティアナXV）は、小さい故障がたくさんあり、いやになって、トヨタ車に乗り換えた次第です。たとえば、２代目ティアナは、速度メーターとタコメーターのバックライトが一部、消える（球切れ、または、接触不良）、燃料系の不具合、走行中、風向きが勝手に変わる（これは、初代と２代目がまったく同じ故障でした）、運転席側パワーウィンドウの不具合（これも、初代と２代目がまったく同じ故障でした）、ウィンドウウォッシャーの不具合（これも、初代と２代目が同じ故障でした）などがあって、日産という会社がいやになり、トヨタに乗り換えました。ティアナの故障は重大なものではありませんが、そして、どちらも、３万キロを超えるあたりからの発生した故障でしたが、オーナーとしては、二代続けて同じトラブルにあうのはショックです。中古車市場では、日産車がトヨタより安いですが、その理由は、こういう日産の怠慢のせいかもしれません。初代ティアナは、初めこそベンツEのような乗り心地でしたが、１０万キロを超えるあたりから、車高が下がり、サスペンション付近から異音が発生するなどの症状が出ました。経年変化でいたしかたないこともあるでしょうが、日産には、もう少し、気を遣ってクルマ作りをしてほしいと願います。