トヨタ クラウンロイヤル 「クラウンよ迷走するな 歴代クラウンを愛用している視点より。 画像でみた最初の印象は「なんだこれは？これがクラウンか？」というのが第一印象であった。しか」のユーザーレビュー

クラウンよ迷走するな 歴代クラウンを愛用している視点より。 画像でみた最初の印象は「なんだこれは？これがクラウンか？」というのが第一印象であった。しか

2013.1.23

総評

クラウンよ迷走するな
歴代クラウンを愛用している視点より。
画像でみた最初の印象は「なんだこれは？これがクラウンか？」というのが第一印象であった。しかし、実車を見ると、グリルが大きくて押しの強い感じはなかなか良いとの印象。だが、このデザインは他の車でやってほしい。
クラウンは～17系(11代目)までのデザインと乗り味が今でも好きである。直線基調で落ち着いた重厚なデザインに、質感のよい内装、ふんわりとした乗り心地に、ふかふかのシート、ゆったりしたステアリングフィール…これこそがクラウンの持ち味であり、美点であったのではないのか？17系までのクラウンは仕事で疲れても、車に乗ると疲れが取れるようなホッとした感じがあった。
それを若返りとの名目で、18系よりスポーツ路線に走り、なんだか迷走してしまっている感じを受ける。ドイツ車に対抗する必要は無いのではないか。日本の最高速度は100km/h。硬い足も、クイックな操舵フィールも不要である。ゆったりのんびりと乗る車なのだ。クラウンは乗り心地と静粛性を第一に追求をして欲しい。
加えて、内装のクオリティーが落ちているのは残念であり、憤りすら感じる。新型が出るたびに、「ここはクォリティーを下げても大丈夫だろう」という思惑を感じる。価格は高くなってよいから、内装の素材をケチるようなことはしないでほしい。製造業としてのスタンスを疑う。

満足している点

18系ロイヤルと比較して熟成されている。
・フロントノーズが長くなったのは高級車らしくてよい。
・リヤテールが横長になって、前のクラウンのようになったところ。マフラーもバンパーに隠れており、見栄えがよい。
・4GRエンジンはアイドリング振動もほぼ解消され、ハンドルに振動が伝わらず滑らか。
・エンジンを回したフィールも滑らかかつ、音も静かに改良されている。
・アクセルに対する反応がよく、出足のもっさりした感覚が改善された
・20系では内装の木目が減少し殺風景であったが、ドアトリムに木目も復活し、合皮の使用箇所も多く見た目の高級感が改善した。
・フロントピラーが立ち、視界がよくなった。18～20はフロントピラーが寝すぎており、視界が悪く、圧迫感が酷かった。
・ボンネットの運転席から見える範囲が広くなり、見切りがよくなった。
・シートは毛足のある素材になり、手触りがよくなった。

不満な点

全体的にコストダウン、品質低下が目立つ点。
・乗り心地は、ロイヤルでも硬く若干ゴツゴツする。電制サスのあるアスリートの方が意外にも乗り心地はよい印象。20系ロイヤルの方がソフトでしなやかであった。
・エンジンは滑らかではあるが、モーターのような音がし、前の直６エンジンのほうが重厚かつ滑らかでよかった。
・サイドブレーキの解除ハンドルが廃止され、寂しい点。どうせ廃止するなら、電動式にして欲しかった。
・ドアの蝶番が以前は鋳造品であったが、下級車と同じプレス品になっている。ほかにもソフトパッドが省略されている箇所がある。
・ドアポケットが開閉式ではなくなった。
・シフトノブが全グレード本皮巻ではなくなった。
・内装は重厚なデザインは良いが、デザインが煩瑣であり、配色も落ち着きが無い。17系のような直線基調で、全面1枚物のソフトパッド製のインパネがよかった。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験