センターメーターですが、視線の移動が少ないとよく言われますが、この意味がイマイチ分かりません。 運転する時は前を向いているので、普通は運転席前にある方が視線移動が少なくないですか？

Question

体を左側に傾けて運転するのであれば、センターメーターの方が視線移動少ないのかもしれませんが、普通は体を傾けて運転しませんよね。
当方、センターメーターの車種を保有してますが、従来のメーターに比べて視線移動が大きく、メーターが見ずらいと感じてます。
従来のメーター方が、視線移動少なくないですか？

Answer 1

>視線の移動が少ないとよく言われますが、

それはトヨタがそう言っただけで、全くの詭弁です。
他にも、表示が大きいメーターを遠くに置いた方が、目が焦点を合わせる運動が小さくなり見やすい、なんて言い訳もありますが、それなら運転席前方のメーターを工夫すればいい話です。運転席から見て横にずらす必要はありません。（クラウンは、虚像が2.5ｍ先に見える様に焦点をずらしたメーターを使っていました。）

センターメーターにするとダッシュボード全体の成型用金型が1つで済むので（本来は国内／英国向け右ハンドル用と、US／一般輸出向けの左ハンドル用の2種類が必要）、モーレツなコストダウンになる、というだけです。

過去には（というか戦前）、審美的な理由でセンターメーターが流行った時代がありましたが（『シンメトリィ』は端正で美しい、ということ）、レース用にクルマを改造する場合は、見難いのでわざわざメーターパネルを作り直したほどです。

後にBMC・ミニ（後のローバー・ミニ）が、センターメーターの代名詞の様に言われるほど有名になりましたが（現在のBMW・ミニも、センターメーターをデザインのモチーフにしています）、あれは特殊な組立工程の為にあの部分に大穴が開いていて、そこから電線やスピードメーターケーブルを引き込むと都合がよい、という製造上の理由によるものです。
ミニも、ローバーになる前のBL・ミニ時代に、あまりに見難い為に運転席前方のメーターに変更されました。（ミニの最終型ローバー・ミニは、全て運転席前のメーターです。）

>従来のメーター方が、視線移動少なくないですか？

御意。それでセンターメーターは滅びました。滅んだはずだったんですが・・・メーカーにとって、大幅なコストダウンは魅力的なんでしょうね。
また芸術家気取りで『工業デザイン』というものの本質を理解していない小僧のデザイナーが、美しさや奇をてらったデザインとして陥りやすい『デザインミス』でもあります。（全く、カーデザイナーという人種は・・・一緒に仕事をするとハラが立つことばかりです。）

Answer 2

あくまで 見るのは前方ですよね。
”メーターはなるべく見ないほうがいい”のだけど、見るなら 視点の往復は短いほうがいい、と。

メーターが見やすいのがいいんじゃなくて、一番いいのは見なくてもいい運転で、道路交通法に前方不注意はあっても、メーター不注意はないのですから。

個人的には、もはやメーターはファッションでなんとなく情報を出してるだけ、アシスタントAIが音声でフォローすれば 不要だと思います。

音楽かけたり、カーナビを操作するのにスイッチ操作は必要ない、
自動車メーカーはそういうインターフェースを組めないなら、GAFAに
外注すべきですね。
速度なんて、ユーザーが設定した速度以上なら表記と音声で知らせれば
それで済む訳ですし。

Answer 3

「視線」ではなく「焦点」って話しなら多少わかる。