みやもっちゃんさん
トヨタ クラウン(クロスオーバー)
グレード:クロスオーバー G“アドバンスド”_E-Four(CVT_2.0)
2022年式
乗車形式:試乗
新時代に挑戦するトヨタのフラッグシップ..だが...
2022.11.17
- 総評
- 斬新なデザインで登場した新型クラウンファミリー?の一角を担うクロスオーバー
正直、ちょっと中途半端な感じがしました。
高級車路線なのであれば、インテリアの質感を高めるのが必須でしょうし、もう少しエンジン音が入らないような静粛性が欲しいです。また、無理に大径タイヤを装着せずに乗り心地重視にしても良いと感じました。
スポーティ路線なら強力なパワーユニットを搭載したRSグレードだけの展開でも良さそうです。
- 満足している点
- ・斬新なデザイン
・ゆったりとした乗り心地
- 不満な点
- ・インテリアの質感がイマイチ
・アクセルを踏み込むと煩くなる室内
- デザイン
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3
- 【エクステリア】
Webで見た時と同じで、とてもクラウンには見えません。
名前だけを継承し、新たな領域への挑戦なんでしょう。
現在市場に出ているのはクロスオーバータイプのみ
このクロスオーバータイプは、個人的には好きなデザインです。
クラウンというよりもBMWのX6あたりと被りますね。
これから複数のボディタイプがリリースされるそうですが、どのタイプが売れるのかを量る目的なのかな??
【インテリア】
インテリアは、斬新な印象を受けたものの質感としてはイマイチ。
というかそれ以下かも。
プラスチック満載だし、モノトーン?のインテリアカラーも残念です。
クラウンといえばトヨタのフラッグシップなのですから、もう少しインテリアにもコストを掛けて欲しいです。
- 走行性能
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3
- 【エンジン性能】
試乗車は、Gアドバンスなので、2.5Lハイブリッドモデル
今回からFFベース(カムリベース)の4WDになりました。
有り余るパワー/トルクではないけど必要十分以上。
1800kg近い車重と2名乗車ですが重さを感じさせないです。
違和感があったのは、アクセルオフ時の回生動作です。
想定よりもは強めでした。
私はアクセルオフでコースティングを期待するので、これは違和感がありますね。
どのドライブモードでも回生は強め。
スポーツとエコモードなら回生が強くなるのも理解出来るのですが、ノーマルモードでも回生が強いので何かしらの制御(街乗りで前車が近いなどの条件)なのかも知れません。
高速走行でもこの回生の強さだと走り難いかもです。
【走行性能】
全車 E-Four搭載なので4WDですが、違和感は全くなし。
4WSも搭載しているそうですが、自然な動きなのでその存在には気付きませんでした。
スタート時は、モーターのみで走りだすのでエンジン始動時の不快な振動は皆無。
室内は、低中速域で走らせると、さすがクラウンという静粛性の高さです。
しかし、強く加速すると静かだったエンジンからの音で室内が煩くなります。
アクセルを踏み込むと途端に煩くなるのは、トヨタ・ハイブリッドの特徴ですかね。
通常走行時がとても静かなので、エンジンを回した状態でも煩く感じるだけで実際には、それほど煩くないという事なんでしょうけどね。
乗員は、どうしても音圧レベル差で判断してしまいますので、エンジン音が高まったとしてもエンジン音が室内に入ってこない様に遮音を頑張って欲しいです。
- 乗り心地
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3
- 【乗り心地】
19インチタイヤ装着ですが、突き上げ感は少なくて乗り心地に不満はありませんでした。
多少のコツコツ感はありますが、ダンパーとタイヤで上手く振動を吸収している様に感じました。
上位グレードは、21インチタイヤらしいです。
そこまで大きくする必要があるんでしょうか?
大径タイヤホイールを使って車高を上げたと説明を受けましたが、タイヤ外径を大きくするのであれば、タイヤの偏平率を上げれば良いだけだし、その方が乗り心地にはプラスでしょうね。
- 積載性
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- 燃費
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- 試乗だけなので判りませんが、トヨタハイブリッドですからそこそこの値は期待出来そうです。
- 価格
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3
- クラウンという車格からすれば500万オーバーは仕方ないのでしょうが、インテリアをクオリティを見てしまうと、ちょっと高いかなぁという印象です。
- 故障経験