トヨタ クラウンアスリート 「「曲がる」性能は進化していた 12年前に手放したクラウンが俺を一番がっかりさせたのは一拍遅れてヨッコラショと曲がる鈍いステアリングフィール。操縦する喜」のユーザーレビュー

「曲がる」性能は進化していた 12年前に手放したクラウンが俺を一番がっかりさせたのは一拍遅れてヨッコラショと曲がる鈍いステアリングフィール。操縦する喜

2013.1.11

総評

「曲がる」性能は進化していた
12年前に手放したクラウンが俺を一番がっかりさせたのは一拍遅れてヨッコラショと曲がる鈍いステアリングフィール。操縦する喜びは無に等しかった。しかし、今度のクラウンのステアリングレスポンスは改善されていた。相変わらず遊びの多いフニャフニャしたハンドルは気になったが、ハンドルを切ったときに遅れて曲がるということは一切なかった。改善されたのはゼロクラウンからかもしれないが、１２年ぶりに乗った新型は想像以上にドライバーの意志に忠実に曲がるクルマになっていた。決してスポーティではないがクラウンらしさを失わずに曲がる性能は進化していた。
　長く乗るつもりなら今回試乗した６速ＡＴ仕様のＶ６‐２．５Ｌがベストだろう。ハイブリッドの方が売れ筋のようだが、気をつけた方がよい。ハイブリッドでしか得られない走行感覚や燃費は魅力だが、燃費で稼いだ分は部品交換や故障で消える。詳しいことはエスティマハイブリッドの評価に書いたので参考にしていただきたい。ただ、３年～５年で次のクルマに買い換える人はハイブリッドにした方が専用装備にワクワクできるし運転する楽しみも加速もリセールも良く、得した気分になれるはず。
　クラウンの横幅は１８００ミリに収まっていて、運転に困る場面はそう多くはないと思う。しかし、昔乗っていたクラウンは5ナンバーのサイズだったが十分に貫禄があった。当時はクレスタなど他にも5ナンバーで美しいセダンが選べた。作ろうと思えば5ナンバーでも高級車を作れるのだ。日本には狭い道が多い。今後、クラウンサイズの全長で全幅だけ１７００ミリ以内に収めたスタイリッシュな高級車が出てくることを願う。排気量だけでなくボディサイズもダウンサイジングする流れが出てくれば資源の節約にもなる。

満足している点

レクサスＧＳ並みの静かさ。メルセデスのような安定感や重厚感がないかわりに、ロードノイズを徹底的に抑え込んだ柔らかい足回り、ふんわりした乗り心地はいかにもクラウンらしい。ゆったりと落ち着いた気持ちで運転できる。
ナビは使いやすい大型のタッチパネルディスプレイで、欧州車が採用するダイヤルをくるくる回すものとは比較にならない操作性の良さ。
今、買えば注目の的。停まっている姿も走っている姿も 見る人をときめかせる。過去のどのクラウンよりも黒が似合う。

不満な点

もう１台、スポーツカーが欲しくなる。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験