トヨタ カローラスポーツ 「納車から約2か月使用しての感想（結構辛口な評価です）」のユーザーレビュー

納車から約2か月使用しての感想（結構辛口な評価です）

2021.5.23

総評

（細かなものを含め）不満な点を多く挙げていますが、総じておおよそ満足しています。

一応、エンジンも普段乗りで考えれば、スポーツモードにすれば十分な加速は得られるし、ステアリングの反応やグイグイと入って曲がる感じや、しっかりしたボディとサスペンションの出来もとても良いです。
燃費だってインプやレガシィよりも良いし、デザイン的にもカッコイイと思います。
ACCはMTでも30km/h以上であれば動作するというのも嬉しいところ。しかも、結構ちゃんと追随してくれます。技術の進歩は凄くてありがたいですね。

不満な点については対処できるものは対処して少しずつ不満を解消していければいいかな？と思っている。

満足している点

・エクステリアデザイン
・インテリアデザイン
・シート（硬さやサポートが結構しっかりしている）
・アナログのスピードメーター
・乗り心地
・タイヤサイズ
・燃費（レガシィやインプと比較して）
・スペアタイヤにするオプションが安い
・ボディの色

不満な点

・ボディ形状・サイズ（デザインとは意味が別）
・後方視認性の悪さ（特に左斜め後方）
・エンジンパワー（2～3割増しでパワーとトルクが欲しい）
・MT車に電子パーキングは不要
・ステアリングが軽い
・ステアリングの細さ（もう少し太くして欲しかった）
・ステアリングから伝わり感じ取れる路面状況情報の希薄さ
・ディスプレイオーディオOnly（一般の社外ナビ等導入不可）
・ディスプレイオーディオのUSBメモリ内のフォルダー構成表示（階層構造で表示してくれないから非常に選択しにくい）
・後部座席の狭さ（あまり使わないけど）
・ラゲッジスペースの狭さ（もう少し広さが欲しい）
・ロードノイズが大きい
・乗り降りのし難さ（特に後部座席）
・タイヤの銘柄がエコピアかエナセーブ（GやGX）
・前席の送風口の形状（従来のドリンクホルダーが使用不可）
・エアコンの操作パネル（ボタンが小さく、多い）
・フロアコンソール（ミッション奥）の物入れスペースが小さい
・サンバイザーにチケットホルダーが無い
・デイライトが無い（GやGX）
・標準でボンネットインシュレーターが付いていない（Ｃセグクラスの車なのに）
・iMTがスポーツモードでしか動作しない（iMTのON/OFF選択ボタンが欲しかった）
・メーター内Infoの情報（もうちょっとInfo内の配置や表示内容を精査して欲しかった）
・ODD/Tripメーターの切替/リセットボタンが押しにくい位置にある

デザイン

4

大体気に入っている。
しかし、できれば先代（2代目オーリス）のようにクォーターガラスを付けたり、リヤガラスの傾斜をもう少し立てたり、リヤバンパーの幅を短くするなどの工夫をして欲しかった。
そうすれば後方視認性や積載性が良くなった。

内装は効果的にソフトパッドなどを使いそこそこ高級な感じを表現しています。（マツダ車には劣りますが…）

しかし、ボディの形状的にマイナス面があるので★4つ。

走行性能

4

1.2Lターボのエンジンのスペック（ピークの数値）はパワー的に1.5Lや1.6L NAクラスレベル。トルク的には1.8L NAクラスレベル。
しかし、1500～4000rpmで最大トルクが出るため、4000rpmまでは2.0LNAと遜色ない動力性能があるのでは？と感じる。（前車インプレッサと比較して）
ただ、欲を言えば、1.5ターボにして150ps（110kW）、240N･m程度のスペックだったらもっと楽しめると思うので勿体ないと感じた。

ステアリングは素直だし、簡易トルクベクタリング機能的なACAのおかげのためかグイグイ曲がってくれる。
ただ、パワステが効きすぎて取り回しが軽い、路面状況が把握し難いというマイナス面もあるが、足がしかっりしているので運転はしやすい。

エンジン性能の要素やパワステの軽さにより★4つ。

乗り心地

4

サスペンションが良くできている。
プラットフォームがTNGA（GA-C）ということや、リアがダブルウィッシュボーンであることも大きな要因だと思うが、販売から1年後に改良を加えてより良くなったのだろう。
路面の段差や凹凸、バンプなどの大きさによってはある程度の突き上げがあるが、不快に感じる振動等はうまく吸収・いなしてくれるため、乗り心地がとても良い。

遮音性・静音性も比較的良いと思う。特に車内へのエンジン音の侵入が少ない。
惜しむらくは、荒れた路面ではロードノイズが大きいこと。これは前車インプレッサと同レベルに感じる。

ロードノイズが良くないので★4つ。

積載性

3

同じCセグのGP7インプと比較すると、荷室の奥行きが約10cm縮小。室内高も約5cm縮小。
これにより、後部座席を倒した時の最大長も減少。助手席を一番前にし、斜めに寝ることで車中泊は何とか可能だが、身長182cmの私ではこれが限界。
しかし、今は普段から多くの荷物を積んで移動することはないので、スーパーで買い物をしたものを載せるなど、実生活での使用では特に不便を感じない。

前車のインプよりも狭くなったので★3つ。

燃費

4

納車してからまだ4回しか給油していませんが、そこでの感想・・・
また、時期的にGWのロングドライブが含まれているのであくまで参考値として。
約2,630km、142.8Lで18.4km/L。
うち、GWのロングドライブは約1,400km。
最高記録はGWの復路での21.48km/L。
ちなみに往路は18.45km/L。
往路は群馬～長野の山越えが多かったため、スポーツモードを多用したことが要因と思われ、約3km/L低い数値に。

普段、通勤では自宅～職場まで約9kmの道のりで14～16km/L程度。（Infoの情報）
今後、この数値がどう変化していくか興味津々です。

なお、今回のGWのロングドライブで前車インプの最高記録の19.26km/Lをあっさりと更新したが、ターボとはいえ1.2LエンジンでFFということを加味すれば、良くなって当然。
ということで、今のところの評価は★4つ。

価格

3

・車両
・諸費用
・メーカーオプション
・ディーラーオプション
・値引31万円（車両なし、ディーラーオプション全額）
・下取り車　なし
の合計で税込268万円。

値引きは満足。
ガソリン車であるため、HV車より安くなって当然なんですが、ネットでよく300万円超の価格を見るので「高くね？」と思います。

車両価格は定価234万円（税込）。
安全装備など増えているとはいえ、明らかに昔より高くなっているのでもう少し安くてもいいのでは？と思う。
レガシィはモデル末期でNAだけど、2Lエンジン、ワゴンボディ、4WDで205万円（税抜）だった。
それらを加味して★3つ。

故障経験