トヨタ カローラスポーツ 「真面目さと面白さが共存」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

真面目さと面白さが共存

2021.10.29

年式

2018年6月〜モデル

総評

コンパクトクラスのド真ん中を狙うモデルとして、いち早くコネクテッド機能を充実させたり、世界レベルの乗り心地を実現したりと、日本車らしい魅力が詰まっています。ヤリスでは物足りない人にもオススメ。

満足している点

ハイブリッドモデルに52800円のオプションで装備できるアクセサリーコンセントには、非常時給電システムもあるのでぜひ付けたい機能。アウトドアで家電が使えるなど、普段から便利に使えて万が一の時も安心。

不満な点

USBの設定がないことと、UVカットガラスがフロントドアのみなのは残念なポイント。上級グレードだけでもスーパーUV＆IRカットガラスがあればいいなと思います。

デザイン

5

歴史あるモデルを一新し、若々しくロースタンスで精悍なデザインとしていて、どんな世代にも似合います。インテリアにレッド／ブラックのツートーンがあったり、見た目にこだわりたい人にも選びがいのある１台。

走行性能

5

1.8Lのハイブリッドは静かでパワフルでなめらか。やや重厚感が強めなので、ハッチバックらしい軽快感が欲しいなら、ガソリンの1.2L直噴ターボモデルがおすすめ。ガソリンモデルにはCVTと６MTがあります。

乗り心地

5

ゴルフなどの欧州車ライバルと比べても、後席の乗り心地は負けておらず、素晴らしく快適です。とくにハイブリッドモデルの乗り心地は上質そのもの。高速道路やカーブでもリラックスして乗っていられます。

積載性

4

室内の収納スペースが多彩で、グレード間の差がないのが良心的。後席のカップホルダー付きセンターアームレストもあります。ラゲッジはフラットで広く、オプションのアジャスタブルデッキボードがあればなお便利。

燃費

5

トヨタの新世代ハイブリッドは、市街地でのチョイ乗りでも意外と燃費が伸びるのが長所なので、コンパクトカーの使い方に合っています。ガソリンモデルも優秀ですが、高速で踏みすぎるとガタ落ちするので要注意です。

価格

4

ハイブリッドとガソリンのトップグレード同士だと、30万円弱の価格差で装備は同等。でも上質感を求めるならハイブリッドは価格差以上です。MAZDA３のディーゼルと同価格帯ですが、安全装備はやや手薄な印象。