トヨタ チェイサー 「全体的には、非常に満足している。我が90...」のユーザーレビュー

全体的には、非常に満足している。我が90...

2002.6.21

総評

全体的には、非常に満足している。我が90系はバブル期に開発された車なので、節々で質感の高さを感じる。100系よりも高いのではないか。
　まずは、エクステリアからだが、デザイン的には、トヨタにしては珍しく攻撃的な感じが上手く出されていてこれはこれで良いデザインではないかと思う。そして、インテリア、これは頂けない。良くも悪くもトヨタ的で、クオリティーは高いが、いってしまえば、ダサい。例を出せば、ダークカラーな内装なのにも関わらず、木目調が張ってあり、どう見ても合わない。ただ、誰が乗っても分かりやすいスイッチ等の心遣いは、いつもながら感心する。
　また、装備の面で一つ言わせてもらうと、シートである。それ自体も非常に悪い。かつ、運転席には高さや背もたれを調節するダイヤルが、付いているのに助手席にこれが付いていない。300万を越す車がこうだと、さすがに閉口してしまう。ﾁｪｲｻｰは5人乗りですよ、トヨタさん、もっと勉強を…。
　走行性能、さすが280ps、恐ろしく速い。ただ、低回転域が弱く、3000以上でないとﾂｲﾝﾀｰﾎﾞの恩恵は与れない。また、ﾀｲﾔに負かせている感が強い。
　　注意すべき点、まずはＡＴである。6気筒でﾂｲﾝﾀｰﾎﾞ、これだけを見ても熱的に弱そうと感じる人は、多いだろうが、本当にその通りで、ＡＴｵｲﾙの仕事量は、ハンパでない。私は、必ず1万ｷﾛでＡＴｵｲﾙを替えるようにしているが、いつも真っ黒である。焼けているのである。怖い、怖い。　
　また、エンジンｵｲﾙも注意すべきである。なにせ相手はﾂｲﾝﾀｰﾎﾞである。これも私は、必ず３千ｷﾛで替えている。ｵｲﾙ系には、早め早めの対応を。
　また、ｵｲﾙ漏れにも注意である。これは聞いた話しだが、トヨタ車はｵｲﾙﾊﾟﾝ部のﾊﾟｯｷﾝが弱く、劣化すると漏れてくるらしい。私の車も、
本当にここの漏れが見つかり、あっ、本当なんだな、と知ったしだいである。
　さて、環境問題が叫ばれる昨今において、このような車に乗るのは戦犯もののようだが、ころころと新車にかえて乗る浪費者よりは、1台を5年10年、いや15年20年と大事に大切に乗っている者の方が、ずっと地球や人に優しいし、自然ではないかと私は思う。

満足している点

まず、走行性能、恐ろしく速い。BMW　M5を目指したと言われるｼｬｰｼ剛性も高く、我がツアラーＶは走行7万ｷﾛ近いが、ボﾃﾞｨのやれを感じさせない。さすが、走りに振った90系である。安全(ＧＯＡ）ﾎﾞﾃﾞｨの、走りに軟弱な思想の100系とは根本的に考えが違う。
　また、エクステリアも満足している。優等生トヨタにしては、なかなか攻撃的な感じがでていて、自分としては、インテリジェンス・気品さえ感じる(言いすぎか？）。よく他人からも、シブいねェと言われるし…。
　全体的に90系は、おっさん臭が薄いと思う。100系ではバリバリのおっさんグルマに戻ってしまったが…。
　全体的に、車の質感が高い。それは90系の開発時期がバブル期だったからと思う。部品によっては100系よりもお金がかかっているものがあり、景気が良いとはこういう事なんだなと、この車に乗っていると社会の事まで分かる…（なんちゃって）。

不満な点

シートを第一にしたい。我がﾁｪｲｻｰで最初にやれているのが、これである。
また、座り心地も非常に悪い。300万を越す高額車でこれだと、それ以下のシートはどうなっているの？といった感じである。
　インテリアも、悪い。というか、ダサい。いかにもマークⅡといった風で、
ダークカラーの内装に木目調パネルが泣かせてくれる。それは運転していて、ハイパワーツインターボ・カーであるのを忘れてしまう。まっ、それはそれでいいのかもしれないが、やはりどうもね…。
　そして、ターボカーに必要といわれる計器類が全く付いていないことである。普通のﾁｪｲｻｰと全く一緒なのである。「お前達なんかに分かるわけないだろ、ただハンドルさえ持っていればいいんだ」と、お偉いトヨタに言われている様で、ここも気に入らない。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験