20年30年ぐらい前は、値段的にミドルな車から高級車まで、今の車と比べて内装が合成革だらけで、こんなに臭い車だったのでしょうか？

Question

高級車の場合は本革があると思いますが、グレードによってファブリックや布などを選べたのですかね？
今は、軽からコンパクトカーまで低グレード以外は、合成革の臭いシートや内装が合成革だらけですね。

Answer 1

今のレクサスLSに付いては不明ですが
発売当初はパァブリックが有りました。ただ手離す時の価格は悪いでしょう。
センチュリーなどの超高級車になると
ファブリック主流です。

Answer 2

合皮と言っても 東レのアルカンターラみたいに 下手な革より高級品もある。
今のファブリックは改良も進み 電熱で加温する事も出来 皮とそん色なく
高級車は ファブリック化が進んでいます。乗り心地は最新のファブリックの方が良いという意見も多いらしい。肌に触れる部分はファブリックで
周りが皮という高級車も多くなってきました。
新車の臭いは 基本的に接着剤の揮発分の残り 合皮も皮も関係ないと思います。

Answer 3

まあ、ぶっちゃけると変わってないどころか減ってます。
内装材表皮の設計に携わった経験がある者です。
シート系に使われる合成皮革類はポリ塩化ビニルかポリウレタンです。
20、30年前は塩ビが主流でしたが、現在はウレタンがかなり多くなりました。
とはいえどちらも化学物質てんこ盛りです。塩ビとはいえ接着剤には
ポリウレタンやポリエステルなどが使われていますし、
表面処理剤にもポリウレタンは使われています。
環境にうるさくなり、VOCや環境負荷物質の規制が厳しくなった影響で
昔よりもだいぶ臭気は改善されてきていますよ。

ポリウレタンの価格が下がってきたことで、ファブリックが主流だった軽自動車にまで
一部合成皮革（塩ビやウレタン）が使われるケースが増えてきたというのは
確かにあります。高級感が出ますのでね。
高級車の本革も実際に座る面だけで、側面や裏側は塩ビです。

ドアやインパネ周辺は安い車が硬いポリプロピレン（ほぼ無臭）に対して、
高い車は成形表皮としてポリプロピレンの発泡フォーム＋塩ビ、
またはオレフィン系（ロウのようなもの）が使われていますが、
これは昔から変わっていません。こちらにも接着剤が使われています。
新しい車は接着剤に含まれるシンナー系の臭いがキツイのは
いわゆる新車の臭いと言われ、昔からずっとありますよ。