旧カムリから現行のカムリに乗り換えました。 ハイブリッド車は、長期間乗らない時でもバッテリー上がりは 通常のガソリン車より少ないのでしょうか？ ご教示をどうぞよろしくお願い致します。

Answer 1

プロからの意見です。長文になり申し訳ございませんが見てください。


トヨタのハイブリッド車では通常のガソリン車と違い、セルモーターは無くスタート時はエンジンを掛けるとは言わず、ボタンを押し電源オンとか起動する、とう言う表現ですよね。

この起動する時には、通常の車バッテリーサイズの補機バッテリーで起動します。



週に最低2～3回、乗る方であればこの補機バッテリーは5～7年の寿命は十分持ちます。私は30プリウスの補機バッテリーを新車から7年目,3回目の車検時に交換しました。別に7年目でも起動等問題なかったのですが、ディーラーでは5年目で交換を勧められていましたが、これはもしお客様に出先等で困らせない販売店の思いやりや事前予防もあれば部品売上げもあるのでしょう。


しかしあまりにも乗られない方の場合、この補機バッテリーも徐々に放電はします。いくら新品に交換しても1年ほどでダメになってしまう訳です。

ハイブリッド車は、この補機バッテリーを上げてしまうとやっかいなので、乗らなくても週に1回は30分程度のドライブするよう心がけてください。



そして以前のAVV50カムリハイブリッドから新型AXVH70カムリハイブリッドの大きな違いはメイン駆動用HVハイブリッドバッテリーがニッケル水素バッテリーからリチウムイオンバッテリーへ変更された事です！


トヨタHV車では現在でもニッケル水素とリチウムを車種やグレードで使い分けております。現行50プリウスも使い分けてます。

トヨタHV車バッテリー使い分け車種
https://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/environment/challenge5/battery-recycle/



バッテリー性能はリチウムのほうが性能は上です。しかし弱点がありそれが高温や熱です。この点はトヨタもかなり対策はされている思いますが、走行時はHVバッテリーを冷やす冷却ファンが作動し問題ないのですが、停車車両保管時です。今年の猛暑40度近く尋常じゃない高温で、日中照らされるアスファルト路面温度は60度近く達します。さすがにこの炎天下だと車内のHVバッテリーの寿命を縮める原因も出てくるように思います。


よって出来るだけ涼しい場所、影や地下など、路面がアスファルトでななく土や砂利上でも照り返しはかなり違います。夏場の停車や保管する場所は、少し考えてあげてください。



この猛暑で大変だったのが日産の電気自動車リーフです。畳一畳サイズのリチウムイオンバッテリーに走る為には出先でも充電する必要があります。ユーザーは大半出先の日産ディーラーで充電するのですが、日中猛暑の炎天下の中、充電するのですが出来ないのです！車側が受付けないのです！お客が充電出来ないんですけど？と日産スタッフに伝えると、またか～の顔をするそうです。


それだけこの高温だとリチウムイオンバッテリーの特性でもうパンク状態なのです！
それで充電も出来ず帰りたいのに帰れないわ、身動きが取れず日産お客様相談室にはジャンジャン電話の嵐のようです！



日産も本気で、お客様の事を考えこれからもリーフを売りたいのであれば、クーラーをガンガンに効かせた車が入る個室を作らないと夏場のリーフは充電出来ないという事です。日産も伝えてます。リーフは夜に充電してください！とそれは夜間の安い電力とか契約の話と思っていたのですが、ただ単に昼間は暑いから夜にしてくれ！の意味なんです！それだけリチウムは高温にシビアと思ってください。



長期保管する場合のHVバッテリーの保管残量ですが、リチウムイオンバッテリーの場合、満タンでもダメ！カラカラでもダメ！半分残量が寿命を縮めない保管残量です！



そしてHVバッテリーを冷却する為の電動ファンが搭載されているとお伝えしましたが、このファンダクト入口に、ホコリやペットの毛などが溜まり、しっかりと冷却出来ず、HVバッテリーの寿命を縮める事例が非常に多く出ております！トヨタのHV車は通常のガソリン車と違い、消耗部品が少なく車検時でも交換する部品が無いほど非常に優秀な車です。その為ユーザーも慣れてしまい、ほったらかしになってしまうのですが、この冷却ダクトはたまには掃除機で吸って頂きたいのです！

これは30プリウスですが結構ホコリが溜まります！
https://carlifeanddiy.com/2018/06/22/hybrid%E2%80%90battery%E2%80%90cooling/

新型カムリHVでは右側後席ドア側付近か足元付近にダクト口があると思います。



あなたがHVバッテリーの寿命交換距離まで乗られるのかわかりませんが一応お伝え致します。大体走行15～20万kmが一般的な寿命距離です。これは高速道路利用が多い方はHVバッテリーの充放電負荷が少なくエンジン主体になる為、30万kmでもまだ1回も交換されていない方もいます。


HVバッテリーの金額ですが、シエンタ,アクア等の1500cc＋モーター型で約13万円、ノア,ヴォクシー,30プリウス等の1800cc＋モーター型で約15～17万円、先代AVV50カムリハイブリッド2500cc＋モーター型で約23万円です。

流通が多いアクアやプリウスでは保証が付いたリビルドHVバッテリーが10万円であります。https://response.jp/article/2018/03/17/307364.html

これはニッケル水素の為、値段が安いのと、トヨタはこのニッケル水素HVバッテリーを100％リサイクル出来る工場を持ってるからです。



しかしリチウムイオンは、こんな値段ではありません！現在ホンダや日産は、ほぼリチウムです。フィットハイブリッドで約40万円、ノートe-POWERで約40万円、セレナe-POWERで約45万円、畳一畳サイズ電気自動車リーフで約80万円！

トヨタもHV車初リチウムを採用したプリウスαの5人乗りはニッケル水素ですが7人乗りはリチウムで約40万円します。プリウスαよりバッテリー容量の大きい新型AXVH70カムリハイブリッドでは最低でも45万円はすると思います！



まあリチウムも5～6年すればもっと普及し値段も今よりは安くなるだろう～とのんきに言う方がいるのですが、いやいやEV化の波でリチウム電池の原材料レアメタルが世界中取り合いで現在高騰中！足りないぐらいです。



あなたが、非常に多く距離を乗り、10万kmなんかすぐ数年で走ってしまう方であれば、トヨタの保証は、かなり太っ腹なので加入をお勧め致します。

それが保証がつくしプランです。
https://toyota.jp/after_service/syaken/hosho/

これはトヨタで車検を受ける必要がありますが、登録から7年又は走行無制限に延長出来る保証プランで、もちろんHVバッテリーも保証内容に含まれております。

補機バッテリーに関しては保証外のようです。


しかし10年10万kmペースのごく一般的な方であれば加入する必要はないと思います。それは別に10万km近くまでほとんど壊れる心配が無いからです。

質問者からのお礼コメント

ご回答ありがとうございました。

前の車と同様に長く大切にしていきたいと思います。

Answer 2

暗電流(駐車中の消費電流)は同じ
セルモーターを回す必要が無いためバッテリーのサイズが一回り小さいが、
バッテリー上がりの許容値も低い

始動時モニターに〔補機バッテリー充電用量不足〕の表示が頻繁に出る様だとバッテリー上がりが近い
※補機バッテリー交換の場合も
取説で確認しましょう

Answer 3

補機バッテリーは上がる時は上がりますが、定期的に運転し充電してできるだけ交換しない方がエコですね。
ハイブリッド車はレアアースなどの原料採掘で大量のCO2を待機中に排出しています。
製造時のCO2排出量はガソリン車より多く、その分を回収するには10～20年はかかるでしょう。
つまり補機バッテリーや駆動用バッテリー交換していると、永遠にガソリン車のCO2トータル排出量（製造～使用～廃棄）に抑えることはできません。
ハイブリッド車は価格もCO2もガソリン車並みに抑えるには、バッテリーを交換せず長い間乗り続ける必要があります。

Answer 4

ハイブリッドでもガソリン車でも
始動時やライト類などに使うバッテリーは同じ。
ハイブリッド車は走行用のバッテリーがあるだけ。
走行用のバッテリーは上がります。

Answer 5

少なくないですよ。普通にバッテリー上がります

バッテリーの為にも週一以上は乗ってあげましょう。

Answer 6

ハイブリッド車は、長期間乗らない時でもバッテリー上がりは