車メーカーは若者の車離れを解消する気はないのでしょうか？

Question

どう考えてもスポーツグレードを安く売るべきだと思います。

トヨタカムリにスポーツグレードが追加されるようですが総額400万円
デザインが若者向けのレクサスは値引きがゼロ
独身でも30代半ばくらいでなければとても買えません。

若者はカッコいい車が欲しい
中年の人は落ち着いたデザインを好む
それなのに安いグレードはおじさん向け
高いグレードは若者向けのデザイン
レクサスのFスポーツなんて完全に若者向けのデザインなので40代とかで選ぶ人いないのではないですか？

スポーツグレードを安くすれば車は売れやすくなると思うのですが間違ってますか？

Answer 1

安価なスポーツグレードを追加したとしても、一部の車好きが興味を持つだけで大勢の若者は振り向かないと思います。

時代の移り変わりとともに、生活の中における車の位置付けが変わって来ており、車を購入、維持するコスト負担に対する考え方が変わって来ています。
かつて80年代～90年代の若者にとって車は必須アイテムのひとつでした。
スポーツカーだけでなく、乗用車ベースにスタリッシュなボディを与えたスペシャリティーカーがデートカーとして持て囃された時期でもありました。
収入の少ない若者でも、少々身の丈に合わない高価な車を長期ローンを組んでまで競って購入する事も珍しくはありませんでした。
そんな時代だったからこそ、メーカーもベーシックカーをベースにした安価なスペシャリティカーを販売して、当時の若者の旺盛な新車購入需要に応えていました。

でも今は違います。
今の若者は車を所有せずとも生活を楽しむ術を知っていますし、車を所有していても彼らなりの車との付き合い方をしていると思います。
特に車を運転する事自体を楽しむというより、「誰とどこに行き、何をして楽しむか」という目的を実行する為の手段のひとつ、道具として捉えています。
ですから、年間維持費がさほどかからず長距離を走っても燃料費のかからないコンパクトカーやエコカーが持て囃されるし、あるいは、仲間とたくさんの荷物を載せて、乗り心地が良く移動中もワイワイ騒ぎながら楽しめるミニバン、ＳＵＶが選ばれます。

成人式での車についてのアンケート調査でも、買いたい車のランキングでプリウス、アクア、ノート、フィットが上位に来る時代です。
メーカーもその事は承知していて、若者をユーザーターゲットとしたスポーツカー、スポーツグレードを開発しても売れるわけがない事を分かっています。
その代わり、80年代～90年代の若者つまり今の中高年齢層の人達の方が、スポーツカーへの潜在的需要があり、さらに年齢が上がり相対的に収入もそれなりに高く、車歴も経ている玄人が多いので車に求めるレベルが高いです。
従って性能的にも装備についてもより本格的なものを求められるので、結果としてメーカーは高価な車を販売する事になります。

つまり安価なスポーツグレードは、現在では中途半端な存在であり、ターゲットユーザーが存在しないのです。

ちなみに、レクサスのFSPORTは若者が乗るよりも大人が乗っているほうが似合う車だと思います。

質問者からのお礼コメント

なるほど。。

Answer 2

所得が低い上に維持費がかかるならば、安くても車は売れません

またスポーツグレードは正直な話、安くても売れません。
中古車でもスポーツグレードはやはり安くても売れず、今はミニバンか軽になるそうです