トヨタ アクア 「外装◎内装×で価値が相殺 デザインのみのレビューです。ついにデビューとなったコンパクトハイブリッド、トヨタアクア。プリウスほどの大きさはいらないけど、」のユーザーレビュー

外装◎内装×で価値が相殺 デザインのみのレビューです。ついにデビューとなったコンパクトハイブリッド、トヨタアクア。プリウスほどの大きさはいらないけど、

2012.1.1

総評

外装◎内装×で価値が相殺
デザインのみのレビューです。ついにデビューとなったコンパクトハイブリッド、トヨタアクア。プリウスほどの大きさはいらないけど、ハイブリッドカーを所有したい、そんな願いを持ったユーザーを強烈に引き付ける車だ。もともと必要なカテゴリーだったのでヒットは間違いない。売れることが約束された車だ。
デザインでの印象は、冒険をしたなといった感じ。エクステリアもインテリアも、他にかぶる車がなく個性的だ。だが、個性的だったとしても、その評価は外装と内装で大きく割れる。外装は普遍的な美しさを保ったままで個性も発揮しているのに対して、内装は個性的だが普遍的な美しさに乏しく、特にインパネのデザインはまるでダメだ。トヨタアクアは、デザインで外装の良さと内装の悪さが相殺しあっていて、じつにもったいない。それでもかなり売れるだろうが、インパネのデザインがプリウスのように美しい造形だったら、さらに圧倒的に売れただろう。

満足している点

知的で先進性を感じさせるエクステリアだ。ボンネットやヘッドライト周りに無駄なプレスラインを作らず、シンプルな造形で美しく、強い。ヴィッツのように無骨な感じではなく、あくまでスマートな印象を持たれるようデザインした点が、コンパクトハイブリッドとしての立ち位置を理解できている。ヘッドライトは目頭が若干いびつだが、目尻が二股に分かれているプリウスに比べれば許せるレベル。こういった小手先の個性をユーザーは望んでいないが、アクアはグリル形状との相性もあって我慢できる。リアは、特にテールランプの形状がサイドの凹凸を取り入れていて面白い。リアバンパーが大きく、ラウンドしたリアハッチと同居させるには若干唐突。これは空力の関係でしかたないのかな。リアバンパーを少し直せば、エクステリアではデミオと並んで評価されてもおかしくない。

不満な点

短所はインテリア、特にインパネ周りのデザインに集中している。新しいものを求めたのだろうが、これは造形としていびつで嫌われるだろう。センターの三角形操作面の中途半端さ、エアコン吹き出し口のどん臭さ、センターメーター部の山の唐突さなど、どれをとっても素人レベル。プリウスのインテリアを作ったメーカーの商品としては、あまりにもお粗末だ。これはコストではなく、デザイナーのセンスだろう。造形が整ってなく違和感が残ってしまうのだ。最近よくみる開きっぱなしのグローブボックスも好きになれないし、ましてやブルーのラインなどカッコ悪いだけ。作る前に気づけよと言いたい。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験