新しい時代を感じる車
今日、別件でトヨペットに立ち寄った際に、試乗車が空いていたので少し乗せてもらいました。
まずエクステリアは、オレンジだったこと
2012.2.8
- 総評
- 新しい時代を感じる車
今日、別件でトヨペットに立ち寄った際に、試乗車が空いていたので少し乗せてもらいました。
まずエクステリアは、オレンジだったこともあり、私的には◎ですね。コンパクトカーは限られたスペースを生かすためにどれも似たようなデザインになりつつありますが、プリウスとの相似性や新たなトヨタのデザインポリシーを表現しようとする姿勢が感じられます。
足回りは、スポーツサス&16インチタイヤ仕様車でしたので、コンパクトカー的な頼りなさがなくプレミオクラスやホンダのインサイトよりもいい感じでした。モーターやバッテリー重さのためか低重心な感じもつたわってきます。(ただし16インチだと小回りがきかないのはマイナスかも)
それに比べて、動力性能は、かなり物足らない感じですね。二代目プリウスとくらべてもモーターのアシスト感がとっても弱く感じました。だから現行プリウスの比較してしまうと、ハイブリッド車的な未来的な走行感覚は全くなく、重たいコンパクトカー的なフィーリングでした。試しにEVモードで走行してみましたが、すぐにEVランプが消えてしまいます。完全な平坦地で超ソフトにアクセルを踏まないとEV走行は不可能でしょう。
バッテリー軽量化のためにモーター機能を相当絞っているということがよくわかります。ここまで無理して、このクラスをHV化する意味を改めて考えてみる必要はあるかもしれません。
装備については、オプション制で付けてしていく方法は今後の主流にしてほしいとおもいます。できればパッケージでなく、個別装備のオプション選択の自由度をあげる工夫を市販車段階でしてほしい。スポーツサスに15インチとか・・後部座席のパワーウインドウなど余りいらないって人もいると思います(私はそうです)
装備を付けると価格が上がるという不満を聞きますが、ただでさえ高コストのトヨタ製ハイブリッドを200万以下の車に乗せた努力を評価するべきでしょうね。
- 満足している点
- 新しい時代への提案が随所にあること。トヨタは、最近いい商品を出すようになったと思います。プリウス、プリウスα、アクア、カムリ、86、新しい時代の提案をハイブリッドや新エンジンで実現しつつあります。
車に乗ることが楽しいという人ばかりではありません。半数以上の人は、車に乗るのが楽しいのではなく煩わしいけど面倒だけど、乗らなくては暮らしていけないから乗っているのです。そういう人たちにとっては、ストレスなく低コストで移動できる車としての最低機能と、ちょっとしたセンスがあればいいのです。
トヨタのハイブリッド車にはそういう人たちへの新しい提案が盛り込まれているのです。車が好きな方の今までの古い価値観で評価しては、どうして200万円超のアクアが売れるのかが理解できないと思います。
私は、現行プリウスを2回ほど代車で試乗して、いい車だと思いましたが、新しすぎるデザインの内装と、普段乗るには実用性に少し欠けるパッケージと取り回しの悪さが気になり、購入する気にはなりませんでした。アクアの方が日常的には使いやすいので、もう少し、モーター性能が上がるようであれば(少なくとも2台目プリウスくらいに)乗りたいとおもいます。
カラーが今までのトヨタ的でなくていいですね。薄いブルーやオレンジの色合いもアリそうだない感じの色でフィットよりもいいと思います。
内装については、今までの車の先入観や200万円前後の車としては、安っぽいとの意見がこのサイトでも多いですが、新しい時代のコンパクトカーとしての「提案」が感じられます。まず、最も見やすい場所に液晶の情報表示スペースをかなり大きく置いていることです。かつては、スピードメーターやタコメーター、その後はオーディオ機能、ナビが登場した初期の頃だとナビが、見やすい場所を占領していましたが、これからは、燃費情報や運転情報を見ながら運転する時代になるのでしょうね。(ナビは、音声機能や表示機能が進化して、設置位置を選ばなくなったとも言えます)液晶情報の下に大きめのナビスペースがあり、新しいインパネデザインを模索した努力が伝わってきます。まだ新時代のインパネを煮詰めていかなければならないと思いますが、いいチャレンジだと思いますし、液晶の位置に工夫が見られますね。
- 不満な点
- まだまだ、「やっと出した」という感じで、改善する余地が多いことでしょうね。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験