トヨタ アクア 「Made in Japan の限界か。 日本での自動車生産を死守するというトヨタの姿勢には頭が下がりますが、実際の商品力としてはもはや限界ではないでし」のユーザーレビュー

Made in Japan の限界か。 日本での自動車生産を死守するというトヨタの姿勢には頭が下がりますが、実際の商品力としてはもはや限界ではないでし

2012.1.27

総評

Made in Japan の限界か。
日本での自動車生産を死守するというトヨタの姿勢には頭が下がりますが、実際の商品力としてはもはや限界ではないでしょうか？
このクルマは、限られた予算の中でハイブリッドやシートと言った部分にコストを割き、その他の部分は割り切ったのだと考えます。結果としてクルマ全体の品質、コストパフォーマンスはVWのポロなどには及びません。もしこのアクアが、タイや南アフリカで生産されていたら各部の質感はもっと上がるのでは、と考えます。
コストの高い日本でクルマを生産する限り、品質的にはもはやこの辺りが限界なのではないでしょうか。それはすなわち日本の雇用、経済に大きく影響する問題なので非常に難しい事ですが。。
スタイリングは悪くないと思います。リアフェンダーあたりなどトヨタ車とは思えない造形ですし、リアのコンビネーションあたりが相変わらずChildishでうるさいですが、全体としてはきれいにまとまっています。
内装はただ安っぽい。。素っ気なくプラモデル以下、といっては失礼ですが、工夫次第ではお金をかけずともフィアットパンダのようにセンスよくできるはずなので、もっと勉強してほしい。
ただ思いのほかシートは悪くないです。以前のトヨタであればシートでもっと手を抜いて、その分で見た目の豪華さを追求したと思うので、トヨタもこれは承知の上でしょう。
最近のトヨタは少し変わってきているように感じますが、方向は正しいと思います。
乗り心地はやや固め。コツコツとした突き上げ感が気になりますが、これはエコタイヤのせいもあるでしょう。ボディ自体の強さは感じますので、煮詰めれば良くなると思います。
肝心のパワートレインですが、アクセルワークと連動しない、いつものトヨタのハイブリッドです。車重が軽いので加速のもっさりした感じがすこし薄れていますが、個人的にはやはり好きにはなれません。
私が乗った限り、燃費も25km/lくらいでした。良い方ですが、カタログ燃費との乖離はどうにも。。こういう誇大広告にはもううんざりです。普通に実燃費で勝負しても十分売れると思うのですが。
日本車はもはや”安くてそこそこ”という方向性を変えていく必要があると思います。”高くてそこそこ”では存在意義がありません。本気でこれが日本車だ！と誇れるクルマ、多少高くても買いたいと思わせる Japan Premium を切望します。

満足している点

-燃費。ディーゼルと組み合わせればもっと良くなる可能性を秘めています。
-鮮やかなカラー。売れなくても残してほしい。

不満な点

-内装。
-コスパ。この値段ならもっとよくできた欧州車が手に入る。
日本で小型車を生産する事はもう難しいのかもしれません。
いろんなことを考えさせられるクルマです。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験