アンチトヨタだけど・・・
発売前から気になっていたプリウスCが日本車名アクアとしてついに発売された。
私はどちらかというとトヨタのえげつないというか、
2011.12.27
- 総評
- アンチトヨタだけど・・・
発売前から気になっていたプリウスCが日本車名アクアとしてついに発売された。
私はどちらかというとトヨタのえげつないというか、節操のないやり方(いわゆるホンダ潰し)や目に見えない部分にお金をかけない張りぼてのような車作りをする経営手法が気に入らず、アンチトヨタだったが、今回のアクアについては全く持ってやられたという感じです。
まず、意見が分かれるところだと思うが、外装デザインについては、フロント、サイド、リアのどこの角度から見てもそつのないデザインにまとまっており、斜め前方から見るとオレンジやイエロー色はイタリアンホットハッチを思わせる。私は好きである。
内装については、実際に触れていないのでなんとも言えないが、嫌味なく、チープな感じもせず、この価格にしてはよく仕上がっているのではないかと思う。
そして、何といっても目を引く40km/Lの燃費。J08モードでも35kmを超える。燃費を気にするならスーパーカブにでも乗っていろという意見もあるようだが、私が以前乗っていた4ストのディオでも50km/Lでしたので、5人乗れて、雨風凌げて、寒い思いもしなくて済む1tクラスの車で40kmはもう原チャリ並と言っていい。片道20kmも原チャリで通勤してみてください。腰が悲鳴を上げますよ。原チャリでゲリラ豪雨や寒風の中を通勤したことのない人の意見でしょう。
そして、このクラスで大容量のモーターを積んでいるにもかかわらず、広々とした室内空間とラゲッジルーム。これ以上の広さを求めるならプリウスαを買えばいい。空気を運ぶことに抵抗がある人には持って来いの大きさ。運転のほとんどは1人なんです。軽自動車のコペンも考えていますが、使い勝手が悪くファーストカーにはきついかなと思います。
また、トヨタが憎いことに震災を受けた岩手県の工場で生産するという。さらに、アクアというネーミングから日本全国50箇所の湖沼などで水質浄化の取り組みをするらしい。部品は海外製じゃないかと言っている人もいるが、岩手工場で生産するというのは今の時期ものすごい意味のある行動だと思う。アンチトヨタだが、思わず応援したくなった。↓続き
- 満足している点
- 走りに関しては未知数だが、鈍重と言われるプリウスより遥かに軽量であることから、ホンダフィットまではいかないにしても、かなり軽快に走るのではないかと言われている。大変楽しみな部分である。私の車選びは今まで走り重視できたが、やはり大震災やガソリン不足を受けて、私の中の気持ちや時代の流れが一気に変わった気がします。
アクアはこれからの時代のニーズを的確に捉えた画期的な車として大変評価したい。私も購入を検討したい。
【長所】
・何といっても原チャリ並の燃費、それで雨風凌げる
・無難なエクステリアデザイン、オレンジやイエローはイタリアンホットハッチを思わせる
・パフォーマンスかと思うが、トヨタの環境活動や岩手工場での生産の取り組みは評価できる
・大容量モーターを積みながら積載性、居住性を犠牲にしていない
・ホンダハイブリッドに対して、モーターで走る部分が多いので街中での燃費に優れる。走行距離があまり多くなく、街乗り中心の人にもかなりのメリットがあると思う。ただし、買い替えのポイントを間違えないこと。値落ちの激しい高年式で売却すると浮いたガソリン代で埋め合わせるのは困難。
・一人乗りでも苦にならない大きさと原チャリ感覚の燃費性能。ミニバンの空気を運ぶ感覚は耐え難い。
・実用燃費は、プリウスの燃費から推し量ると、街乗りで約20km、郊外で約25~30kmと推測。
- 不満な点
- ・よく、モーターによる電磁波の影響を唱える人がいるが、今の時代電磁波の影響を受けないで生活することは不可能。身体に及ぼす影響も未知数。
・走りに関してが一番気になるところであるが、燃費が良ければ多少のことは許せるのではないかと考えている。
・目に見えない部分のコストカットをどのくらいしているか。国内専用車ではないので大丈夫かと思うが。
・オプション設定が多く、結局プリウスが買える金額になってしまう可能性がある。特に、Lグレードの後のドアの開閉がハンドル式というのはいかがなものか。シート上下アジャスターもないので、このグレードは商用と考えていいのではないか。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験