トヨタ アクア 「トヨタ８０点主義を体現した車」のユーザーレビュー

トヨタ８０点主義を体現した車

2017.3.27

総評

ヴィッツハイブリッドが発売された今では、この車を新車で購入する理由はあまりないように感じる。
ハイブリッドシステムに予算を取られ、エンジンや内装はとことんコストカットされている。
初期型であるためか、バンパーと車体の色が明らかに違ったが、再塗装する提案は耐久性の懸念で受け入れなかった。
発売半年前に予約し、勇んで初期納車していただいたが試乗せずに購入したことを悔やんでいる。

満足している点

重心が低いためか、素直なハンドリング。この感覚はこのクラスではなかなか味わえない。

乗車人数による燃費の変化が少ない。

巡行時の騒音が低く静か。

発進時加速や中間加速はガソリン車に比べてワンテンポ速く、街中では最大の長所か。

不満な点

初期型での話ですが、
・内装が安っぽい。
・エンジン騒音が大きく、がさつ。日産のHR15DEと比較にならない。
・100kｍ/ｈを超える加速は緩慢で、軽ターボ車に負ける。
・後部座席天井が低く、大人は天井に髪の毛が当たり不快。
・細部にわたりコストカットした点が見受けられ、品質が高い訳ではない。しかし、５年経過したが大きな故障はない。

デザイン

2

走行性能

3

ハンドリングはニュートラル。癖がなく扱いやすいと思うが、スポーティではない。
街中での発進、加速はガソリン車に比べてワンテンポ早く、スムーズで、運転しやすい。

乗り心地

2

乗り心地は固め。かつてのヨタ足ではないが良いとも言えない。
巡行中は静かに走るが、その分ロードノイズが気になる。
時々、HVシステムの仕様上？停車中にガクガクと揺れたりする。
エンジン騒音は大きく、がさつな音で振動も大きい。他社エンジンとは比べない方がよい。

積載性

4

トランクは意外に広い。普段使いには問題ないと思う。
しかし、後部座席を倒すとシートが飛び出ていて大きな段差ができる。これは後部座席下にHVバッテリーを積んでいるためでやむを得ないと思うが、ハッチバックとしてはとても不満です。

燃費

5

燃費は街中平均で20ｋｍ/hくらい。
排気熱回収装置付きではあるが、冬場暖房を使うと燃費がガタ落ちする。
夏場のエアコンはあまり燃費に影響しない。

価格

4

故障経験

新車時、エンジン停止時に異常振動があったがECUプログラム修正で軽減した。
他、ダッシュボードとガラスの間の防音スポンジがめくれて張替え。
エアコンのオンオフボタンが固着した。
5年経過頃から運転席頭部付近の窓枠からギシギシ異音が発生している。