煮詰める前に廃盤!惜しいスポーツセダン
今や新車では購入できない、トヨタのスポーツセダン、アルテッツァ2.0 RS200は
SW20型の、2代目MR-
2008.2.8
- 総評
- 煮詰める前に廃盤!惜しいスポーツセダン
今や新車では購入できない、トヨタのスポーツセダン、アルテッツァ2.0 RS200は
SW20型の、2代目MR-2に開発された直列4気筒DOHCの3S-GEエンジンを積み、新車発売されて
いた当時の、ライバルの同格、同価格帯<230万円前後>の セダンは、ER34スカイライン
2.5 25GT や BE5レガシィB4 2.0 RS タイプB 4WD。
これらの、各車種と比較しても トータル性能、内外装のデザイン、そしてコスト
パフォーマンスのどれをとっても上述中のトップレベルの魅力を持っていた車がアルテッツァ
の RS200でした。
当方も購入を真剣に考え、悩んでいるうちに、レクサスIS250に移行してしまい、全く
ベクトルの違うクルマになってしまったのが惜しい、数少ない トヨタのスポーツセダン。
惜しむべくは、スポーツセダンとしての魅力はあったが、もう少し煮詰める余地はあった
コノクルマをどうして熟成させないまま、廃盤にしてしまい、事もあろうにレクサスIS250
を後継車と位置付けてしまったかと言う事です・・。
当時の欧州ネーム『レクサス・IS200』トヨタさん、どうして 先走って廃盤にしたの・・。
真のトヨタのスポーツセダン。其の魅力のポイントは以下のとおりです。
- 満足している点
- FR駆動で限りなく、5ナンバーに近いBODYデザイン<当時、RS200用の専用ホイールを
嵌める為オフセット迄拘った結果、Fフェンダーが1720mmになってしまったという拘り>
でレガシィB4 より200mm、ER34より300mmも短い全長。
そして、Fオーバーハングの短さではまるでBMWの3シリーズの如く、ハンドリングを
考慮した走りを徹底意識したデザイン。
当時は、和製BMW3シリーズ・Mスポーツを名乗るに 相応しいキャラクターでした。
まるで、凝ったアナログ腕時計のようなデザインのスピードメーター。
やや見難いけれどトヨタ車らしからぬ、シンプルで低めな純正シートとの組み合わせ、
おまけにメッキ仕上げでまるでフェラーリのようなデザインのシフト廻りに黒系内装。
<5ATも6MTも共に>コクピットのスポーツ感は、上記3車種中、ぶっちぎりTOPと
言い切って良いでしょう。
又、上述のライバル車は、当時は 5ATも6MTも 採用されていませんでした。
一部の方からは、古いエンジンとのご指摘もある、直列4気筒DOHCの3S-GEエンジン。
ノーマルでも、サウンドフィールは 形容がチョット古いですが、往年の名車である
DR30スカイラインRS<鉄仮面>のFJ20・ノンターボと似た感じ、しかもFJ20よりも
60psもパワーがあった、210ps(154kw)/7600rpm。
通称ドリキンと、親しまれている あの著名な『レーシング・コメディアン』じゃ無かった
『レーシング・コンテイター』 T屋さんをして、【RS200は凄くよく出来た、AE86のお兄さん。
気が付けばドアが4枚付いていた・・みたいな】と、当時絶賛された貴重なクルマ。
マイチェンでデビュー以降かなり煮詰めは行った模様ですが、一世代のみで廃盤は何故?。
- 不満な点
- 上記のスパルタンイメージが結局トヨタとしては前向きに考えられなかったのでしょう。
内装の スパルタンさ=ちゃちい との発想と・・。
トヨタ流・ラグジュアリーイズ・ベスト、その答えが今のレクサスIS250なんでしょうね・・。
ユーザーは、トヨタ車だからといってラグジュアリーが一番とばかりは考えていないです。
そうであればAE86なんか、絶対人気車には成っていない筈です。
何より、トヨタはこの車のパワートレインの煮ツメをしないまま廃盤にしました。
名機、3S-GEエンジンのポテンシャルUP 及び シャシ性能の向上はやって欲しかったです・・。
コノ車の様な、コンセプトの商品が、最近のトヨタ車に 無くなった事が何より残念です。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験