CVT車（アリオン）を少し前から始めて運転してCVTの癖というか特性で質問です。

Question

たとえば５５km／ｈ付近の定速度でほんの少しアクセルに足を載せていて安定して走っている場合はエンジン回転数が
１０００RPM程度で安定して一番回転
が小さいようで省エネのようなのですが，その状態で静かにアクセルを離すと燃料カットのはずだと思うのですが
どういうわけかエンジン回転が２００～３００回転くらい上がって１２００～１３００回転にアップするのですが
これはアクセルを離すと高トルク側にギヤー比が移動するということで，反省エネの方向で，制御が逆に働いて
いるように思えるのですが，どう考えたらいいのでしょうか。
勝手にエンジンブレークが働くように作用してしまうということでしょうか。マニュアルなら回転が落ちて，その時の
成り行きでしかエンジンブレーキが作用しないと思うのですが。

Answer 1

燃料カットの条件は、

・アクセル開度ゼロ
・エンジン回転数が一定開店以上

のふたつです。


CVT車の場合、この「一定回転以上」の条件を満たすために
スロットルオフ状態わざとギヤ比を落として回転を上げる場合があります。

そのため、アクセルオンの定速走行よりも
アクセルオフの減速状態の方が
エンジン回転数の高い場合があります。

Answer 2

これはエンジンブレーキ中の燃料カットをを利かすのと、先に回答にあったバッテリーの回生充電を有効に働かす制御です。
燃料カットをを働かせる条件は１５００ｒｐｍ前後（車種で異なる）とアクセルＯＦＦを検知した時です。そのためにエンジン回転数を燃料カットの働く回転数まで上げるためにシフトダウンしています。
最近の車のバッテリー充電は燃料消費を少しでも抑えるように、バッテリーの充電による駆動ロスも極力小さくするように車の減速時の慣性を利用した回生充電を採用する車が増えています。

ですから、充電をする際に燃料を吹くとインジェクションの結構大きい作動電流を消費しながらバッテリーに充電することになり、充電効率も落ちてしまうことになります。
そこで、燃料噴射を止めてバッテリーに充電するようにＣＶＴの変速比を大きくしてエンジン回転を上げています。もちろんスロットルもアクセルペダルに関係なくショックが小さくなるようエンジン回転を瞬時に上げてから燃料カットされますのでエンジンブレーキの効きもよくなる方向です。

＜余談＞
回生充電制御の車のバッテリーは、急速充電に耐える専用バッテリーです。
今までの通常のバッテリーでは急速充電対応ではないので、バッテリートラブルが発生しますので交換の際は注意してください。
バッテリー各メーカーから、耐急速充電用バッテリーも色々発売されていますから、適合バッテリーを調べる必要がありますね。

Answer 3

基本のアイドリング回転域を保たないと、発電機の効率や冷却装置その他が正常に働きません。
燃料カットして、そのままエンストされても困るでしょ。
アクセルを踏んでいれば燃料を出しているので、エンストせず1000回転を保つこともできますが。

そもそも、燃料カットはエンジンブレーキが作用しないと働きませんよ？
また、最近の車でしたら充電制御も行っているので、減速時に積極的に発電させます。
逆にバッテリーがいっぱいだと発電機を止めて、エンジン負荷を小さくします。
そのため、バッテリーの依存度が高く、ホームセンターにあるような安いバッテリーだとすぐに寿命を迎えます。
さらに、バッテリー付近に電流センサーがあり、バッ直やアーシングなどをすると狂うことがあります。