トヨタ 86 専門家レビュー・評価一覧

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トヨタ 86 新型・現行モデル
7 件中 1~7件を表示

※掲載内容は執筆日時点の情報です。

  • 一条 孝
    一条 孝(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    5

    デザイン
    4
    走行性能
    4
    乗り心地
    3
    積載性
    3
    燃費
    3
    価格
    4

    2代目が登場しても色褪せた印象は受けない

    2023.1.19

    年式
    2012年4月〜モデル
    総評
    走らせることの楽しさでは初代も2代目も変わらない。2代目はボディやエンジンに手を入れ、走行性能とともに乗り心地を向上させているのが魅力。見た目には大きな違いはなくても、乗り比べるとその差は歴然。新型がいいのは当然だが、初代86のファントゥードライブもまだまだ色褪せていない。
    満足している点
    2代目と比べると乗りにくい面もあるが、いじって楽しむには格好の素材。2代目が登場しても古臭いイメージはなく、エンジンを回して走らせるのに初代はピッタリだ。
    不満な点
    助手席に人を乗せる機会があるなら値が張っても乗り心地が向上している後期型を狙いたい。また、内装の状態があまりよくないモデルは敬遠したい。しっかりとメンテナンスされていないことも考えられる。
    デザイン
    2代目となった「GR86」と比べるとボディサイズはわずかな違いでも、初代のほうがスッキリ&スリムに見える。ダックテール化された2代目からすると初代はシンプルな造形だが、社外パーツを装着してドレスアップするにはこちらのほうがキマりそうだ。内装はインパネの形状が水平基調に変わったが、シフトノブは初代の流用だ。

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  • 工藤 貴宏
    工藤 貴宏(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    5

    デザイン
    4
    走行性能
    5
    乗り心地
    3
    積載性
    3
    燃費
    3
    価格
    5

    後期モデルは走りの完成度が高まった

    2023.1.11

    年式
    2012年4月〜モデル
    総評
    効率度外視(もちろんしっかり利益が出るよう計算しているはずですが大きくは儲からないはず)で専用車体のスポーツカーを作ったこと。そして細かい改良を重ねて進化させたこと。この2点だけで素晴らしいと思います。いまどき、これだけ安価に買える専用設計した車体のスポーツカーなんてありませんからね。トヨタの心意気を感じる1台です。
    満足している点
    とにもかくにも後輪駆動のスポーツカーを手軽かつ気軽に楽しめること。2019年モデルともなれば、初期モデルに対して幾度もの細かい改良が施され、完成度が高まっているのもいいですね。
    不満な点
    これといって大きなウィークポイントは感じませんが、後継モデルの「GR86」に比べるとパワー不足は否めませんね。気軽に全開できる適度なパワーがいいのか、それともGR86のようにトルクフルな走りがいいのかは好み次第ですが、スポーツカーと捉えるとあまり速くはありません。
    デザイン
    見るからにスポーツカーなスタイルは今どきの新車では希少。GR86も2019年のモデルは少し前(2016年)から「後期型」としてバンパーのデザインなどが改められています。後期型のデザインのほうが躍動感があっていいですよね。

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  • 伊藤 梓
    伊藤 梓(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    4
    走行性能
    4
    乗り心地
    4
    積載性
    4
    燃費
    4
    価格
    4

    誰もが憧れる現代のFRスポーツ

    2022.12.22

    年式
    2012年4月〜モデル
    総評
    2012年から販売が開始された、初代トヨタ86。現代のコンパクトFRスポーツカーとして大人気を博したモデルです。今では2代目となるGR86が登場し、大幅に性能は進化しましたが、初代の魅力はいまだに色褪せていません。
    満足している点
    2ドアクーペではあるものの、後席にも人が乗れるスペースがあり、4人乗りも使えるところは◯。大きすぎず、小さすぎないサイズ感なので、スポーツカーとしての運動性能は高いいっぽうで、ドライブなどのグランドツーリングも楽しめるモデルです。
    不満な点
    発売当時は、86のようなスポーツカーはほとんどなかったため、最新鋭のとても楽しいFRスポーツカーでした。ただ、新型が出た今となると、デザインやドライビングフィールなど、全体的にやや古さを感じるようになったことは否めません。
    デザイン
    新しいFRスポーツとして登場し、新型でもその流れを踏襲している86。今では初代のデザインは、やや古く感じますが、スポーツカーとしてのシンプルなかっこよさは健在。自分好みにカスタムできる幅の広さも魅力です。

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  • 西村 直人
    西村 直人(著者の記事一覧
    交通コメンテーター
    評価

    4

    デザイン
    4
    走行性能
    4
    乗り心地
    3
    積載性
    3
    燃費
    2
    価格
    4

    スバルとの協業第一弾のスポーツカー

    2022.12.21

    年式
    2012年4月〜モデル
    総評
    筆者は選考委員として、2012年のCOTYでは86/BRZに満点である10点を投じている。一般的にスポーツカーオーナーは速さとともに楽しさも追求しつつ、所有する歓びも同時に味わいたい、そんな意見が多い。当時の開発責任者であるトヨタの多田哲也氏(現在は退職)は、「86は売りっ放しにせず、中古車市場でも輝く存在としていく」と明言していたが、確かに新しいスポーカーオーナーは増え、そしてみんなが楽しむことができた。
    満足している点
    モータースポーツの敷居を下げようと、当時のトヨタがスバルとともに作り上げた2ドアクーペ。結果はアマチュアレースからラリーシーンに至るまで一定のファンを獲得し、また、中古車市場では20代の若者から手の届きやすい価格帯のスポーツカーとして認知された。絶対的な速さこそ、過去の国内ターボ勢、現・海外ターボ勢に劣るが、手を加えるだけでサーキットでのラップタイムは数ランクアップするほどポテンシャルが高かった。
    不満な点
    スバルとの協業第一弾ということもあって、折り合いをつけるとことが難しかったようだ。よって、情熱で作り上げることを両社開発陣のスローガンとし、決して妥協点を探りながらの車両開発は行なわないとした。ただ、走行性能を高めるには船頭となる開発者は一人であるほうが良かったようで、スバルブランド版の「BRZ」とは足回りの特性に変化がつけられた。作り分けることを目指したものの、車両の完成度は86が高い。
    デザイン
    スポーツカーの王道ともいうべき2ドアクーペボディ。これをスバルとの協業で販売までこぎつけた。第42回東京モーターショー2011にプロトタイプモデルとして出展した「小型FRスポーツ86」のスタイルをほぼそのままに市販車へと活かしている。「低く、楽しく、美しく」をテーマとして低重心パッケージと空力性能を基本にしながら操る楽しさをデザインからも追求した。製作は当時の富士重工業の群馬製作所本工場で行なわれた。

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  • まるも 亜希子
    まるも 亜希子(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    5

    デザイン
    5
    走行性能
    5
    乗り心地
    4
    積載性
    4
    燃費
    4
    価格
    5

    ちょうどいいバランスのスポーツカー

    2022.6.20

    年式
    2012年4月〜モデル
    総評
    走りの楽しさと日常の快適性をうまくバランスし、スポーツカー初心者でも扱いやすく、ベテランドライバーでも奥の深い楽しみが味わえる希少な1台だと思います。後席にも荷物が置けるので、荷物が多い女性にもおすすめです。
    満足している点
    意外にも取り回しがいいところ。全幅が1800mm以下で、最小回転半径が5.0mなので、Uターンする際なども鼻先がくるっと小さく転回するイメージです。スポーツカー初心者にもおすすめできます。
    不満な点
    新型にはアクティブサウンドコントロールが採用されて、加速とともにリニアな音が響いてきて、とてもテンションが上がるようになっているのですが、旧型にはそれがなく、やはり音が……。もう少し官能的だと、もっと走っていて気分が高まると思うのですが。
    デザイン
    誰もが思い描く「FRのスポーツカー」の理想像をそのまま具現化したようなスタイルは、老若男女誰にでも似合い、親しみやすいという、スポーツカーとしては希少な1台。低すぎず、マッスルすぎず、でもちゃんとカッコイイ。リアには高い位置に配置したディフューザーがポイントとなって、軽快で若々しいスポーツカーを演出しています。

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  • 西川 昇吾
    西川 昇吾(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    5

    デザイン
    5
    走行性能
    5
    乗り心地
    5
    積載性
    5
    燃費
    2
    価格
    5

    スポーティーカーのムーブメントを再び起こしたモデル

    2022.1.21

    年式
    2012年4月〜モデル
    総評
    今でこそそんな雰囲気は感じないが、登場当時は「スポーツカー冬の時代」とも言われていた。このクルマの登場によってスポーティーカー市場やスポーツ走行などのクルマ遊びが再び盛り上がったと感じさせる。そんなムーブメントを引き起こしたことは素晴らしいの一言。中古車も出回っていて汎用性もあるので、スポーツカーが欲しいと思った人にはまずオススメする1台だ。
    満足している点
    価格や積載性などで現実的な存在でありながら、この時代に新たに新規車種としてFRスポーツを造ったという点が何よりも評価に値する。スポーツカーと聞くと尖がったモデルという印象を受けるが、86はコンセプトとして汎用性が高いクルマという点もあった。それが積載性の高さなどにもつながっているのだが、現代のモータスポーツやスポーツ走行の裾野を広げた存在となったのは間違いないだろう。
    不満な点
    欲を言えば…の部分になってはしまうが、燃費性能とチューニングベースとしての拡張性の無さが不満なポイントと言える。カスタマイズベースとして人気となったため、過給機チューニングなども進んでいるがトランスミッションやエンジンの耐久性能はチューニングベースとしては線が細いと言える。
    デザイン
    FRスポーツらしいロングノーズショートデッキのシルエット。低いノーズを実現しFRスポーツの王道を体現しているエクステリアデザインと言える。また部分的にエッジが効いたデザインとなっていて、スポーツカーらしいシャープさも兼ね備えている。それでいて、各種エアロパーツが映える仕上がりは、カスタムベースとなることも狙ったデザインなのかと関心させられる。

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  • 伊達 軍曹
    伊達 軍曹(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    3
    走行性能
    4
    乗り心地
    4
    積載性
    4
    燃費
    3
    価格
    4

    今どき珍しい純情ピュアスポーツ

    2021.3.17

    年式
    2012年4月〜モデル
    総評
    モデル末期を迎えてはいますが、「比較的安価な予算で買える、ピュアで本格的なスポーツカー」としての個性と価値はいまだ色あせていません。この種の車(スポーツカー)が好きな人にはおすすめできる一台です。
    満足している点
    一般的な直列エンジンではなく「水平対向エンジン」を採用したことによる、重心の低さを生かした俊敏で安定感あふれる走りは、他の車では味わえない類の面白さです。
    不満な点
    居住性は当然ながら良くないですが、この車の場合は、それを「不便な点」とは言わないでしょう。気になる点はさほどないスポーツカーですが、強いていえばのレベルで、後方視界はあまり良好ではありません。
    デザイン
    低重心であることを徹底的に追求したフォルムと、黒を基調としたインテリアデザインは「スポーティ」であることは間違いありません。あとは好みの問題で、これが好きという人もいるでしょうし、子どもっぽいと感じる人もいるかもしれません。

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