スズキ ワゴンRスティングレーハイブリッド 「小さな高級車？」のユーザーレビュー

小さな高級車？

2017.5.7

総評

最近の軽自動車はホントによく出来ていますね。
アルトをベースに作られた、このワゴンRスティングレー･ハイブリットX、アルト譲りの車両重量790kgという軽いボディにより、JC08モード33.4km/L(ターボ車は28.4km/L)という燃費を達成しています。

概観デザインは好みの問題なので触れませんが、内装の質感は昔の軽と比べると隔世の感ですし、誤発進抑制機能、車線逸脱警報、先行車発進お知らせ機能、ふらつき警報、自動ブレーキ等の安全装備を始めとして、IRやUVカットガラスやパドルシフト、ヘッドアップディスプレー、マルチインフォメーション等ありとあらゆる機能がてんこ盛りで、これ以上一体何が必要なの？という状態であります。

しかも、走らせればエンジン音は低く抑えられ、車内はとても静かで、ターボ車なら発進からスムーズに車速を上げてゆき、試乗した街乗りレベルでは何の不満もありません。

ドアを閉める音やエンジン音、排気音にもある種高級感が備わっています。

まさに、小さな高級車と云っても過言ではないのでは？と思ってしまいました。

ただ、軽自動車共通の欠点は、スペースの制約がある中で、４人を適切に座らせ、ある程度の荷物スペースをも確保するという命題から来るシート形状だろうと思っていますが、ここだけはワゴンRスティングレーでもいかんともしがたい、というところでしょうか。

満足している点

全体的に高級感がかなり向上しています。
室内の質感、ドアを閉める音、走行時の静かさ、エンジン音や排気音の質等、かなり配慮して作り込まれていると感じました。
タイアが新しい事もありロードノイズもかなり抑えられています。

ノンターボ車はエンジン回転が上がっても進まないと感じる領域が有りますが、ターボ車なら不満なく車速を上げてゆきます。

Xグレードの場合、メーカーオプションのナビには、上空から車の周囲を俯瞰できる機能が付いていますが、これがとても便利です。
これはどの車にも欲しい機能です。

不満な点

助手席を倒すとフルフラットになりますが、寝ることは出来ません。

不満かどうかアレですが、このハイブリットのXに全方位モニター付きのメーカーオプションのナビを付けると、乗りだし200諭吉を超えるそうです。
今年2月の発売なので値引きがどれ程期待できるか分かりませんし、鈴木会長は利幅の薄い軽自動車を購入するのに値引きは勘弁してね、とおっしゃっていましたし(^-^;

デザイン

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走行性能

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ターボなら、少なくとも街中は快適です。
低く唸る様な排気音はなかなか魅力的ですよ。

高速は乗っていないので分かりません。
時間があるときに高速試乗もお願いしてみましょう。

乗り心地

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路面を柔らかく捉えて走行する印象で、乗り心地は良いです。

積載性

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全高に比例していると思います。
後席シートを前に倒せば、引越しにでも使うのでなければ、十分な積載性を有していると思います。
助手席座面を上げると、その下からユーティリティBOXが現れます(さらにその下にはエネチャージ用のバッテリーが置かれていました。)

燃費

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試乗なので分かりません。
試乗車の平均燃費は14.7km/Lと表示されていました。ターボ車は踏み方でかなり変わりそうですね。

価格

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故障経験