スズキ ワゴンR 「秘すれば花・・?」のユーザーレビュー

まぁSea まぁSeaさん

スズキ ワゴンR

グレード:FA(MT_0.66) 2020年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
4
乗り心地
3
燃費
5
デザイン
3
積載性
4
価格
5

秘すれば花・・?

2022.3.18

総評
新車のMT車て本当に限定された車種にしか採用されていない。ある意味で「絶滅危惧」の中の極限られた選択の一つ。ワゴンRのMT仕様。自分はコレを買いました。

スズキはまだ良心的な方なのですが、大抵はMTといえば特別なモデルないし、それなりの車格にしか採用されていない。ある意味高値の花になってしまいました。しかも自動車の電動化に伴う流れでまず「確実」にMT車は無くなってしまう。10年後・・もしもMT車があったとしても、ソレは本当に限定された車だけでしょうし。庶民にはより手の届かない車になってるだろうなと容易に予想出来ます。中には「中古で探せばあるだろうに」と思うかもしれません。が、あと数年後もすれば「中古」ですらMT車を購入してソレに乗ろうとするハードルはきっと高くなっているでしょう。
近い将来EV車になるのか?燃料電池車になるのか?水素燃料車になるのか?よく分かりませんが、自動運転に代表されるAT化のような技術も更に進んでいくでしょう。そんな状況の中でMT車を買おうなんて思えるだろうか?「自分は無理だ」と断定しました。「乗るのならココが最後だぞ」と思いMT車への乗り換えを決めました。

まぁ・・新型コロナの影響でこの数年で取り巻く状況も大きく変わってしまいソレもこの車への乗り替えに拍車をかけた理由でもあったのですが・・(^^;

とりあえず13年ぶりに乗ったMT車。その感想は「うわぁ。。面倒臭いぞ」というのが本音でした(笑)

ですが、乗っていくうちに、そんなセリフはすぐに消えていき、素直にこの車に替えて良かったなと感慨深い心境になる。気付けばマニュアル操作とその運転に何の違和感も無くなり。とても自然なモノとなってました。というのも、このワゴンRのMT車がとてもよかったのです。よく出来てて。素直に評価したい。

それにしても、車の面白さって深いですよね。
たとえば86やロードスターのような「走り」の面白さが、軽さや俊敏さや速さだとしたら、ワゴンRは、ほぼ真逆ですよ。重くはないけれど、スポーツカーと比較したら、普通と言うかダルくて、遅い。なのに面白いなと感じてる。

つまり。当たり前だけど「面白さの価値観」は一つじゃないんだなという事です。だけど、自分の車は「わかりにくい」かな? そもそもコレが「MT」というだけで、意見や評価が分かれると思うし理解もされ難い。とりあえず分かり易い形は「アルトワークス」や「 N-ONE RS 」のように「MT+スポ―ツ」という形だと思う。これなら普通の方にも分かり易いしメーカーの方も販売企画もしやすい。

だけど自分のワゴンRは全くといってそういうモデルとして販売していない。まずはそういう背景もあるから売れてない。残念ながら、この車(ワゴンRのMT)は「わかってもらえない」まま、このモデルで最後になるのだろうなぁと予想。なので自分はこの車を新車で買えて本当によかったなぁと、心から思います。そのおかげでこの車(MT)の本当の価値や面白さを知る事が出来たのですから。なので、可能な限り大切に乗っていきます。



満足している点
一番の点は・・この車をMTで乗っている点です。両手両足を使い車と相談しながら走るそのスタイルが辛抱堪りません(^^;


軽量な車体改良に改良されたエンジンや電子制御の入ったアクセル等・・ソレらの恩恵で特に走行性能にも不満不足はありません。むしろソコが地味に凄いなぁ・・と思います。

燃費も予想を裏切らない。乗り出して2週間程度ですが実に高燃費。しかも、まだ伸びてる?

要するに・・思っていた通りの。。といいますか「コレは、いいじゃないか」と素直に言えるワゴンR「MT」としての総合性能に満足しています。
不満な点
ある程度承知して購入致しましたので。基本的には無いのですが・・一応思った事を数点上げてみます(^_^;)

まずはセンターメーター。コレは仕方ないとして・・。


そして「タコメーター」が無い。知ってましたが。マニュアルモードもないCVT車にはタコメーターを奢ってるという意味の無い仕様に理解出来ない💦

室内&外気温計が無い。今まであまり気にしていなかった点ですが・・実際に無いとコレが地味に気になります。
デザイン

3

この車がデビューした当時をよく覚えています。

「車が先か。免許が先か・・」

このCMを観た当初「コレはギャグで言っているのか」と本気で思っていました(笑)最低でもデザインとしては結構微妙だなぁ。。というのが当時の本音でしたね。
ですが随分と長~い間、そこいら中で見かけているうちに、随分見慣れたのもあるのでしょうが、このベースモデルがある意味一番ワゴンRらしい形だなと感じ、そう嫌いでもありません。内装はこういうデザインにした事で、以前までのと比較して随分広く感じますし、視認性もたしかに良いかも。ただし純粋に「インテリアデザイン」だけで物申せば「通知表」評価でいう「がんばりましょう」でしょうか。。ダメという訳ではないのですが・・(^^;
走行性能

4


49馬力にトルク5.9k 。この数十年間軽のNA車の数値「だけ」で見ると特に変わり映えしていない「非力」なエンジンに感じるかもしれませんが、やはし時代は進んでるなぁと。上手に制御され限られた能力も十全に引き出している感じで、とても扱い易いです。車重730㌔。車重の軽さも効いているおかげもあり、基本的に馬力・トルク共に不満はありません。でもコレはあくまで「軽のNA車」としての評価です。

この車には前後スタビライザーありません。ロールも大きめで前後左右が悪く言えば「バラバラ」に動いてるて所なのですが、逆に良く言えば路面の凹凸に順応して動いているとも言えますね。なので、でしょうかね。不思議と悪くないのです。ステア操作に対して車は素直に応答してくれます。ロールも大きめで足も柔らかいよなぁ。。と乗り出し当初は感じてましたが、もう慣れました。分かっていれば特に問題ありません。

MTはシフトストロークが長いタイプで、こういうのは自分も初めてでした。「タイム短縮」とかで考えるときっとアレなのでしょうが、逆にコレもまた好い感じです。ストリートには合ってるというか。。またMTそのモノも万人受けする扱い易いタイプで操作しやすいです。
乗り心地

3

まず・・この車は14インチのホイールとタイヤが標準なのです。ですが納車初乗りの段階で既に15インチへインチアップしてしまったので、ココでの評価は微妙かもしれません。

生で比較のしようが無いのですが、それほど悪化していない・・と思います。でも単純に14インチの方が乗り心地は良いのだろうなという想像はありますし、きっと良いはずです。

スタビライザーの無い仕様なので、代わりにアブソーバーの減衰力を強くしてソレをカバーしているだろうな?と思ってましたが。。実際はそうでもなく。乗り心地からくるソレは柔らかいものです。

静粛性や振動は・・ワゴンR・FAモデルの場合限定で多分値段相応かな?音や振動もソレ相応にあります。 最低でもマイルドハイブリッド車の方が静粛性は確実に高いはずです。
積載性

4

現行モデルはワゴンRの中では室内空間も最も広く、積載量も多く載せられるとの事です。



ですが「5人がゆったり乗る事が出来る」という前提で考慮すると、荷物は基本リアトランクスペース?になるかと思います。そういう点ではデミオ辺りと比較してしまうと、リアへの積載性は当然劣ります。

後席そのモノはデミオよりもずっと広く「人」がゆったりと乗れる仕様。その点は結構驚いた。

「人」ではなくて「荷物」を載せるという前提でしたら、シート等を倒す等すれば、ソレ相応のモノを載せる事は可能。ちなみに折り畳み自転車は後席を半分フラットにして載せてます。

あと「一体何をそんなに収納するつもりなのか」何処かよくわからない収納スペースやポケット等はあちこちにありますね。
燃費

5

新車乗り出して2週間あまり。走行距離は389㌔お車の平均燃費計は「18.7」でした。

コレを満タン法で試算してみたら・・
「20.47」と出ました。


ハイブリッドシステムはおろかアイドリングストップも無いただのガソリン車で、この数値は結構な驚き。まだ「慣らし」運転なので、それほどブン回してませんが、エコドライブのつもりではなくごく「普通」に走らせていてコレです。

しかも0,2ずつ平均燃費の方は「まだ」上昇中なのです。とても素晴らしいと思います。


価格

5


新車1,098,900円で10万円の値引き(モータープールに1台だけあった在庫車?)純正オプションはマットだけを購入しました。
故障経験

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