スズキ ワゴンR 「1年ほど乗ってみて」のユーザーレビュー

1年ほど乗ってみて

2019.1.1

総評

　流石軽のテッパン車ですね。運転のしやすさ、乗り心地、使い勝手のどれを取ってもバランスが良いです。
　道具を載せたり人を乗せたり、趣味や仕事にと、軽自動車をオールマイティに使う人にオススメしたいです。

　しかし、ハイトールワゴンは他社からのライバルが多く、わざわざ『ワゴンR』を指名買いする理由が、少し弱く感じます。
　実際、このワゴンRと似たような性能である某M社の“イイ軽”ワゴンならば、年式の割に安く中古車が出回っています。
　また、確固たるこだわりや使用目的がしっかりと決まっているのであれば、商用車やSUVなどのジャンルを選ぶのがベストかもしれません。

満足している点

　この車の武器である、『快適な車内空間』ですね。
　大人を4人乗せてもゆとりがあり、助手席と後部座席を倒せばスノーボード等の長物も乗せられますし、段差を板で埋めてマットを敷くと車中泊も可能です。
　シンプルなエクステリア、インテリアデザインも満足です。車内の色味もネイビーやグレーを基調としたモダンな印象で、少し上質さも感じます。
　また、ステアリングやシフトノブの位置もちょうど良く、スイッチ類も扱いやすくて運転が楽チンです。

不満な点

　自分自身は心得ていましたが、ノンターボで4ATなので非力さが際立ちます。
　また、運転席側のAピラーが上手い具合に死角を作ってくれるので、右に曲がる時には毎度ドキドキします。そして左後部の下が完全な死角になるので、運転に慣れていてもヒヤヒヤします。自分は後付けでミラーを追加しました。
　それと、トランクスペースに荷物を固定するフック等は無いので、路面状況次第では荷物が暴れます。
　人によっては内装がチープに感じます。

デザイン

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走行性能

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　パワステは片手でクルクルと回せますが、程よい手応えが残ってるのは良いですね。
　また、搭載されるのはK6A型の自然吸気、排気量約660CCのエンジンですが、変速機は今日の軽に採用されているCVTではなく、4ATを搭載しているので違和感なく走れます。
　当然ですが峠や高速道路では非力さが際立ちます。マイペースな人にはピッタリです…。

乗り心地

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　思っていたよりも静粛性が高く、ラジオの音声や同乗者の会話が聞き取りやすいです。ロードノイズや高速走行時のエンジンの音が少し気になりますが、これ以上を軽自動車に求めるのは酷ですね。
　サスペンションは柔らかめですが、しっかりとした踏ん張りもあり、路面からの衝撃を和らげてくれます。
　足元も広く、シートもコシがあるので座りやすいですが、長距離はキツいかも…。

積載性

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　トールワゴンなのでリアシートを倒せばタイヤ4本程度はラクラク積めますし、助手席を倒せばスノーボードも乗せられます。段差を埋めれば大人一人が足を伸ばして寝る事も出来ます。
　トールワゴンらしい積載性はあり、コンソール周りの収納もそこそこありますね。
　しかしながらMH23Sは、リアシートを一番後退させるとシート背後のラゲッジスペースが狭くなります。『足を組んでゴルフバッグやスーツケースも積んで大人四人で小旅行！』は、このクルマでは厳しいかも…。

燃費

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　燃費計の表示では14km/Lとなっていました。
　郊外の峠道を走ってる割には良いのではないかと思います。

価格

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故障経験

　今の所特にありません。
　1度だけ、後輪付近のセンサーの不具合（？）でリコールの通達が来ました。