最新VWゴルフとの意外な共通点?
偶然この9月にFMCを迎えたこの2台。外観は超キープ・コンセプト。目に見えない部分での大改革?こんな感じになりました
2012.9.7
- 総評
- 最新VWゴルフとの意外な共通点?
偶然この9月にFMCを迎えたこの2台。外観は超キープ・コンセプト。目に見えない部分での大改革?こんな感じになりましたね。誰が見てもゴルフ、誰が見てもワゴンRだと判る=そうしたMCしか許されない宿命を背負っているクルマと言ってもいいのかも知れません。生まれた国もサイズも全くことなったクルマなのに、目指した方向が同じ=徹底的なECO=というのがなんとも_。いま時代が求めているものがこの2社、2車かな?一致していたのでしょうか。
主題のワゴンRに話しを戻します。昨日が正式なプレス発表会ですが、店頭のショールームには既に展示済み。店長に「コレ新型なの?」と思わず確認してしまいました。それくらいにエクステリアは“ワゴンR”していました。このところのスズキは主力モデルに関しては、FMCでも外観の印象をガラッと変える手法は採らなくなりましたね。冒険しない。出来ないといったほうが正しいかもしれません。それは理解できるのですが。また横道にそれますがスイフトも旧・新の違いがチョット見判りませんよね。もうほんの少し変化をもたせたらセールス的にはプラスに作用したのではないでしょうか。新型に代替する理由付けになりますから・・・。
今回のワゴンRに関して、応対してくれた店長と短い時間話しをさせてもらったのですが、彼の話しももっぱら、今回新規採用のECO関連のトピックに終始しました。減速時に13㌔でアイドリング停止のモードに入るとか、サブ・バッテリーの搭載でアイドリング・ストップ時のエアコンだとかの機能の制約が少なくなっている。他車の場合、バッテリー保護の意味でエンジン停止時間が大変短いなどもある。それに比べてワゴンRは○○・・・。
逆に外観とかの話題には会話が向わない。今回は見た目=外観がイチバンのウリではないということなのでしょう。店には既にナンバー付の試乗車が用意されていたので、図々しく運転させてもらいました。事前に説明は聞いていたのですが、試乗後ワタシのECO運転度に対してのワゴンRが採点を。まさかクルマに採点されるとは夢にも思っていませんでした。燃費計だけでいいような気もしましたが。因みに点数は、79点。当落スレスレ?落第ですか?でも70㌔㌘の軽量化に成功したワゴンRだそうですが、助手席に同乗してくれた店長が、多分75㌔チョットでは?
- 満足している点
- ☆圧巻の低燃費。走行条件にもよるかと思いますがカタログ値の仮に7掛けとしても20㌔㍍/Lは走ることになりますからね_。
☆アルト・エコはガソリンタンク容量を20Lとかにして、カタログ数値を軽トップにしたかったようですが、ワゴンRに関しては、真正面から新技術、新発想で背高ワゴントップの数値を達成している。4WD車でもFFの1㌔落ち?そんな優秀な数値をたたき出している。評価できるのではないでしょうか。
☆保冷材?保冷剤?を利用してのエアコン・システム。多くのアイドリング・ストップ車ではエンジン停止中送風のみになってしまうようですが、ちゃんと冷機が届く。グッド・アイデアですよね。
☆価格の上昇は小幅?旧型との比較、まだしてませんが、ライバル他車に比べて割高感はないのでは_。
☆シャーシーも新設計だそうですね。旧型よりも50㍉ホイルベースが伸びているそうです。MRワゴンと共通とのことでした。
☆短所と表裏一体と言えるかも知れませんが、旧型と並べなければ、新型だと判りづらい。それイコール、おとなりさんから「アラ、またお買い替えになられたのぉ~!?」といわれなくて済むかも???
☆低燃費第一という方には最善の選択かも。このジャンルの軽自動車としては_。絶対的な大容量を求めるなら、スズキではパレット、ダイハツならタントがあるし、この数ヶ月軽の銘柄別トップを走るNボックスもありますものね。
☆おしゃべりしながらの試乗でしたから、記憶はあいまいですがアイドル・ストップの作動に関しての違和感はそれほど感じませんでした。もちろんエンジンの再始動したというのは感じ取れはしましたが_。
- 不満な点
- ★デザインがキープ・コンセプト過ぎて、代替意欲を削ぐ?
★インパネ回りの質感は身内の兄弟車?MRワゴンやパレットにちょい届かない印象が。MRワゴンのスマート・フォン張りのオーディオ?あの斬新さというかインパクトが強すぎるのかも_。
★特別仕様車で出せばいい話なのかも知れないが、シートの生地やカラーも地味目?女性ユーザーも多いだろうことを考えると、もう少し華があっても良いのでは_。
★いっときのデジタルカメラの高画素競争ではありませんが、軽でも小型車でも新型の発表ごとに低燃費イチバンが更新されていく、そんな予感も。
★低燃費とともに“所有するよろこび”も併せ持つクルマが求められるのではないでしょうか?
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