スズキ スペーシアギア 「ＭＫ３２スペーシアＴから乗り換え。」のユーザーレビュー

ＭＫ３２スペーシアＴから乗り換え。

2021.10.21

総評

燃費に関してはやや伸びる傾向にあり、今後乗り方次第で先代とさほど差が無いところまで伸ばせそうな期待がある。
走行性につては、向上した快適性が少々ダルくなったハンドリングを補って余りあるので、概ね納得はしています。
２型になってデュアルカメラになったセーフティサポートですが、実に地味によく働いてるようです。
ひとつ前のデュアルセンサーのカスタム乗ってる知人がいますが、それより明らかに警告鳴る頻度が少ないですし、夜間や強い雨でも殆どシステムを停止することがありません。
先代の時もいろいろ書きましたが、その時出てた不満や問題点(特にJATCOのＣＶＴ）を結構真面目に改善していて好感が持てます。
これも先代と同様の付き合い(走行253,000㎞)に届くといいですね。

半年後再評価
最近いくらか燃費が良くなり、仕事で市街地17～18km/L、高速も無風なら20～21km/L出ますね。
風はかなり影響します、追い風以外は向かいでも横風でも2～3km程度は簡単に落ちます。
クルーズ設定を85kmぐらいまで落とせば、影響は半減しますけどね。

満足している点

いろいろ変わったけど、乗るとすぐ慣れる。
先代から見てこれがあればと思った装備の大半が、標準で付いてる。
フロントスクリーンが立って背が高くなったのに、先代ほど横風に弱くないし風切り音も抑えられてる。
突き上げ感も軽減されてる。
全体的にしっかり感が増してて、メカノイズ・ロードノイズ共に低減されてる。
加速と言うかＣＶＴの反応が格段に良くなり、停止からの再発進あるいはＥＴＣゲートからの再加速等は劇的に改善された。

購入半年の再評価
冬場になってあらためて新しいCVTの良さを実感。
０℃を切る朝でも、暖まるまで油圧が怪しかったJATCO製とは違い、違和感がありません。
シートヒーターは立ち上がりが早くて助かりますね。

不満な点

まず先代に明確に劣るのは燃費で、調べたら先代のJATCO製ＣＶＴからアイシン製に代わってた。
副変速機付きの先代ほどワイドレシオではない。(現在やや伸びるようになった)
但し変速レスポンスは断然良くなっていて、始動直後のモタ付き感とか一切ない。
操舵力が軽く、７０～９５㎞/h付近の中立が先代より甘くなったため、首都高等ではレーン逸脱警告が結構鳴る。
舵角への応答性と正確さが先代ほどではなく、乗り心地が良くなった代償としてやや曖昧なステアフィールになった。(おかげで追い込もうという気も起きないが)
シートが座りやすく上体が動きやすい反面、やや平板で左右のサポート感も足りない感じ。(おかげで攻めようなどとも思わなくなったが)
その辺りは、子育て車な顔して内面偽ってた先代の方が明らかにおかしいとも思いますが。

毎年冬場になって思いますが、スズキの電装もそろそろ何とかして欲しい。
明らかにトヨタ車なんかと比べて、静電気アタックを受ける頻度が高いです。
MH22ワゴンR、MK32スペーシアと代を追うほど少し改善されては来てますが、ちょっとスズキは酷いと思いますね。

デザイン

4

匿名的でキャラ薄く、ＳＡの駐車場で自分のクルマ見失うほど押しが弱い先代スペーシアに比べると、まあよく目立ちますね。

走行性能

4

ハンドリングは先代よりマイルド＆万人向き。
パワーモードの加速は寧ろ要らないかな。

乗り心地

4

突き上げ感、震動等はかなり改善されてます。
硬めだけどいなしは効いてます。
ややヒョコヒョコしたピッチングが顔出す所があります。

16,000km超えて、かなりアタリが取れてきた感じはします。
ロールは大きく感じますが、先代より着座位置も高いしあくまでロール感だと思います。
クルマを曲げればロールしますし、ロールさせないとか寧ろ反逆行為ですね。
ジワリとロールさせるのも、内輪が浮くほどロールさせるのも、ドライバー次第ですからね。
一定領域超えて怖いと思わせることも重要だと思います。
先代はその辺、ちょっとおかしいと思えるほど安心して切り込めるような所がありましたね。
ギアは妥当というべきかな。

積載性

5

今の仕事にジャストフィットです。

燃費

3

先代は燃費の為に足ガチガチ、タイヤの指定圧も2.8㎏でガチ燃費仕様でしたから、ずいぶん現実的にはなりました。
全体で先代よりＬあたり2㎞程度悪いですが、現在も少しずつ伸びてるので今後差は殆ど無くなるかもしれません。

半年後評価
実質1km/L差ぐらいになってきました。
これ以上は伸びないかな。
市街地17～18km/L
高速20～21Km/L

価格

4

安全装備等を考えれば、価格には満足してます。

故障経験