スズキ キザシ 「今後に期待 日本ではかつて「いつかはクラウン」という言葉がありました。現在ではクラウンは巷にあふれていて団塊の世代より下の年齢層では全く意味の無い言葉」のユーザーレビュー

今後に期待 日本ではかつて「いつかはクラウン」という言葉がありました。現在ではクラウンは巷にあふれていて団塊の世代より下の年齢層では全く意味の無い言葉

2009.12.23

総評

今後に期待
日本ではかつて「いつかはクラウン」という言葉がありました。現在ではクラウンは巷にあふれていて団塊の世代より下の年齢層では全く意味の無い言葉ですが、爆発的経済成長を遂げている国では同じような言葉が語られるものです。マルチ・スズキがシェア50％を占める印度では、「いつかはシティ（ホンダ）」という言葉が語られているそうです。シティに取って代わる意味で開発されたのがキザシだと考えれば納得の車です。デザインも装備の内容も悪くないのですが、「あえてキザシを買う」というインパクトには乏しいように思います。
ちなみにこのキザシ、北米では1.9万ドルからの販売です。（マニュアルモデル。日本と同様のFWD&CVTモデルでは2万ドル程度）想定為替レートはかなり保守的なのでしょうが、割安な感じがイマイチしません。スズキは良質な車を廉価で販売できるところに企業の存在意義があると私は思います。（安い車を作れないので高く売るしかできないのは他社にまかせておけばよい。）個人的には衝撃的な値付けを期待していたのですが･･･悪くは無い車ですが、Ｄセグメントセダンでこの価格ではトヨタ・マークＸの方に軍配が上がると思います。（ティアナ、カムリクラスならなんとか検討対象？）他のスズキ車にはない装備が採用されていて割高になっているのが原因でしょうから、スケールメリットが出てくれば価格は下がってくるはず。今後が期待。

満足している点

１）すっきりしたインパネ周り。スイッチ類が使い安く、視認性の高い配置がなされている。
２）個人的に、インパネ照明は赤色が好きなので、好み。
３）Ｄセグメントとしての車として十分な装備（パワーシートやエアバック、横滑り防止装置等）

不満な点

１）燃費がごく普通。（同クラス比較では良い方ではない。）
２）コンセプトカー時点では、えらくとんがったデザインだったが、市販モデルではごく普通のデザインになってしまったトコロ。
３）廉価ではない。ただ、北米では2万$前後から販売しているので、想定為替レートだけの問題かとも思う。他のスズキ車には使われていない装備が多く、部品単体が割高になっているのだろうから、数が出てくるとスケールメリットが出てきて価格は下がってくるはず。今後に期待。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験