これは軽自動車じゃない!
昨今のガソリン高騰(と言っても急激に安くなりましたが)を受けて,燃費の悪化していた平成11年式のダイハツムーヴ(NA車)に替
2008.12.5
- 総評
- これは軽自動車じゃない!
昨今のガソリン高騰(と言っても急激に安くなりましたが)を受けて,燃費の悪化していた平成11年式のダイハツムーヴ(NA車)に替えて,購入しました。ディーラー展示車上がりの新古車でしたが,走行300キロで15万円安(プラス値引き10万円)と,なかなかお買い得でした。
ターボ車自体,今回初めて購入したのですが,軽く見ていた軽ターボの実力にかなりビックリしました。一昔前の軽のようにアイドリングのブルブル,ガラガラいう感じがありませんし,乗り心地がガチガチだとかドッカンターボでもありません。
パワー感では以前乗っていたノンターボのムーヴなど全く比較にならず,その前所有してた日産マーチもかないません。もう1台,1500ccの日産ティーダを現在所有していますが,60キロまでの加速力やトルク感ならセルボの方が1枚上だと思います。コンパクトカーというより,1800ccクラス並みのトルク感がありますね。初めての軽ターボですが,こんなにパワフルとは思いませんでした。
乗り心地はティーダに比較してかなり固く感じますが,柔らかいだけのティーダにはない,しっかりしたしなやかさがあり,それはそれでいい感じです。少なくとも軽の足回りって思えば,ビックリです。ただ高いスピード域で連続した路面の起伏を越えると,ピッチングがすぐに収まらず増幅していくような傾向があります。ダンパーが一発で揺れを抑えられないという感じですね。これはちょっと不安を感じる時があります。が,あくまで70~80キロ以上で連続した起伏を越えるような時だけです。
内装のデザインや質感もいい感じですが,ドアの内張りがすべてプラスティックなのはちょっと「?」な感じです。ここら辺は合皮とファブリックを上手に組み合わせて使っているティーダには遠く及びません。価格的にはあまり変わらない2台なので,どうしても比べてしまうところです。
総合的に,走りではティーダにもほとんどの点で勝っています。唯一劣ってるのはアイドリング時の音や振動と80キロ以上の速度域での加速力かな?でも3気筒の軽であることを考えると十分以上のパフォーマンスだと思います。
とにかく「軽」ってこんなに変わってるのと思わせてくれた1台です。
- 満足している点
- ・軽で3気筒だと思えば,アイドリングの振動や騒音はとても静かだと思う。
・軽でバイキセノンのディスチャージランプはまだまだ少数派で立派。ブルーの加飾も綺麗でオリジナリティあり。
・とにかく660ccとは思えないくらいパワー感がある。フル乗車でも普通に坂を登るのはNA車では考えられないポイント。
・CVTの効果かエンジンの回転数が総じて低めで静か。60キロなら2000回転程度。100キロでも3000回転は回らないのだから。
・スタイリングも日本車っぽくなくていい感じ。特にフロントマスクのデザインが凝ってる。購入時,ダイハツのソニカと比較したが,あちらはフロントマスクがあまりに安直で。
・フロントシートの固めの座り心地。ロングドライブも疲れない。
・特にエコなど気にせず,普通に走って燃費はリッター16キロ。前のムーヴはノンターボでリッター13キロだった。満足。
・サイドブレーキがレバー式なのは感心。フットブレーキ式より使いやすい。
・見た目の割りに,意外と後席も大人が座れる広さがある。
- 不満な点
- ・フロントウィンドウが寝ているせいか,ワイパーがウィンドウ上部をかなり拭き残す。見辛い。
・この価格で自発光式じゃないメーター類。30万円安いワゴンRが先代でも自発光式なのになぜ?
・ルームミラー付近からカタカタ音がする。ネットで調べるとそういう車が多いみたい。内装の建付けはやはり軽を感じる部分あり。
・本革ステアリングの握った感じ。とにかく固くてざらついた触感。ティーダのウレタンステアリングの方が握り心地もソフトでずっといい触感だと思う。
・なぜルームランプがフロントにひとつしかないのか。お陰で夜間は後席の足元は真っ暗。10年前のムーヴだってリアにもルームランプがあったのに。ついでにラゲッジルームのランプも無い ので,ラゲッジルームも真っ暗。これはかなり困ってる。
・フロントシートとは一転して妙に柔らかくコシの無い座り心地の後席。1時間も座ると腰が疲れて来る。フル乗車でのロングドライブに不向きなとこだけは,やっぱり軽か?後席の座り心地や形状はティーダとは比較にはならない。
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