スズキ セルボ 「SR/TX 比較試乗 最上級グレード「SR」の試乗車が入りましたので、試乗して参りました。以前「TX」のレポートをこちらに書いていますので、比較試乗と」のユーザーレビュー

SR/TX 比較試乗 最上級グレード「SR」の試乗車が入りましたので、試乗して参りました。以前「TX」のレポートをこちらに書いていますので、比較試乗と

2007.12.5

総評

SR/TX 比較試乗
最上級グレード「SR」の試乗車が入りましたので、試乗して参りました。以前「TX」のレポートをこちらに書いていますので、比較試乗という形で書かせていただきます。
新たに追加された「SR」はスズキ自慢の直噴ターボエンジンを搭載するモデルで、これにCVTを組み合わせています。直噴のターボにCVTは初だと宣伝しています。このCVTには7速マニュアルモードが装備されています。ターボ＋CVTという組み合わせはライバルのダイハツソニカを意識しているのでしょう。
相変わらずシートは大ぶりでホールド性も高く、軽のシートとは思えません。オプションの本革シートが装備されていたので、ちょっと小さな欧州車のような雰囲気もします。エンジンをかけて「TX」との差を感じるのが静粛性の高さと、ステアリングに伝わるアイドリング時のバイブレーションの少なさです。この点は「SR」の方がレベルが高いですね。
CVTはとてもスムーズで違和感も少なく、ゆとりのターボエンジンを効率よく走らせます。「TX」のMターボはとても自然なフィールでターボを感じさせませんが、この直噴ターボもMターボに対して、もう少し大きな排気量のエンジンという印象で、ドッカンターボといった刺激的なものはあまりありません。ジェントルで大人っぽいフィールは好感が持てます。動力性能の余裕は明らかにMターボよりもあり、このくらいの性能があれば、軽自動車でもなんら不足はないと思います。
郊外に出てアクセルを大きく踏み込むと気持ちの良い加速をしてくれます。ジェントルにも走れますが、パンチのある面も見せてくれます。一般道では3,000回転以上回すようなことはほとんどなく流れについていけますし、すぐにスピードに乗って低回転になるので燃費もけっこういいでしょう。乗り心地もそれほど悪くありません。ソニカはスポーツ志向でゴツゴツとした印象ですが、セルボはもう少し紳士的で適度にスポーティで適度にマイルド。乗り心地はセルボの方がいいと思います。
ただ、静粛性やNVHはソニカの方が勝っており、全体的な走りの質感はソニカがほんの少しいいのかな？という感じがします。また、ソニカは自発光メーターを採用しており、MOMO製の革巻ステアリングの質感が非常にいいです。セルボも「SR」には自発光メーターを装備して欲しいですね。

満足している点

・ 直噴ターボエンジンはジェントルな面と刺激的な面があってその時々で好みの走りを引き出せる
・ CVTはスムーズかつ静粛性の高さに貢献しており質感の高い走りができる
・ TXよりもノイズやバイブレーションが少なく上級感がある
・ Mターボよりも実用燃費は優れるようである

不満な点

これは、当然のことだが価格が135万円と割高でコンパクトカーでも上級グレードが買えそうな価格。ソニカの最上級グレードとほぼ同じ設定。見積もりを出すと156万円程度になってしまう。その反面、TXならば130万円台で収まる。市街地中心でたまの遠出ならTXでも十分上質で大きな不満はないから、軽自動車らしい支払い額で買えるTXがもっともおすすめになる。ただ、ある程度予算もあり、上級感のある1台を探していたり、上のクラスのクルマからの乗り換えならば、SRの質感の高い走りはそういったダウンサイジング派を納得させるものがあり、選ぶ価値があると思う。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験