スズキ セルボ のみんなの質問

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軽自動車でディーゼルが少ないのは何故なのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

コストが見合わないからです。

●コストアップ額
ディーゼルエンジン車の排ガス規制を通すためには,下記が必要です。

・コモンレール … 超高圧燃料噴射システム
・DPF … ディーゼル粉塵フィルタ
・酸化触媒 … HC(炭化水素)やCO(一酸化炭素)除去
・リーンNOx触媒 … 排出されるNOx(窒素酸化物)を触媒表面に吸着し,その後,燃料を濃くしたとき排出されるCOやHCで吸蔵したNOxを還元する
・ターボ・チャージャ
・インタークーラ

これらのコストアップ額は,50~100万円くらいになります。これでは,安価な軽自動車のプライスに見合いません。

●出力特性
現在のガソリン車と比較してみましょう。

ガソリン車(NA:自然吸気 ワゴンR)= 54馬力,63Nm/3500rpm
ガソリン車(ターボ・チャージャ セルボ)= 64馬力,103Nm/3500rpm
仮想 ディーゼル車(ターボ・チャージャ)= 64馬力,120Nm/1500rpm

つまり圧倒的な高出力+強力な低回転トルクになります。これはディーゼルエンジンでは,燃焼圧力が高く,ターボ・チャージャと組み合わせても,ノッキングが起きないので,どんどん過給できるわけです。ただ過給圧が高いということは,大型のタービンを使うことになり,低回転での過給ができなくなります。このためタービン径が35mm以下の小径タービンになるでしょう。それにしても,1.2L ガソリン車並みのトルクが1500rpmから発揮されるのですから,運転しやすくなることは当然です。

なおこのようなすぐれた性能をディーゼルエンジンがもつという事実はあまり知られておりません。欧州では,半数がディーゼル車のため,多くの方が優秀なことを知っています。このためディーゼル車は非力という誤解になったのでしょう。

●発熱量
このような大トルクが低回転域が出るということは,エンジン発熱量が大きいということになり,熱交換器の放熱量が問題になります。このため従来のような,車両前部の左側だけに熱交換器を配置するのでは無理になります。しかし車両の右側にはエンジンがフロントグリル近辺まで来ており,熱交換器を横方向に広げることができません。ここが熱交換器のレイアウト上,最大の課題になるでしょう。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2012.2.15 12:42

詳しい解説ありがとうございます。

その他の回答 (4件)

  • 軽自動車でディーゼルが少ないではなく、軽自動車の市販車にディーゼルエンジンはありません。

  • 660ですとディーゼルですとパワーがないからです
    ちなみに軽自動車でディーゼルは無いとおもいます

  • ↑ターボを使えば、今の馬力規制がある軽なら平気でガソリン並みの馬力は出せる。よって馬力の問題で存在しないわけではない


    逆に軽でディーゼルな車を教えてください

    オイラは知らない

    ディーゼルは圧縮比が高く、エンジンを頑丈に作らないといけないから小排気量化は難しい

    車用では昔シャレードのリッターディーゼルがあったくらいが最小な気が

  • 重量、加工技術、コストの割にパワーが足りなく、現実に合わないからです。

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